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湯の街の空に花が咲く

休みが少ないことを嘆き、思うままに出掛けられないことを
悲しむうちに、気付けば桜の季節がやって参りました
2ヶ月あまりの長崎暮らしも3月末日を以てお仕舞いとなり、
郷里・福岡県へと帰る刻。
そこで言うまでもなく真っすぐ帰るのは面白くないので、
今回は雲仙市の温泉街・小浜温泉(おばまおんせん)と、
県都・長崎市を探訪致しました。
その初回は、肉体労働の連続で疲れた身体を癒してくれる、
湯治場の様子をレポートします!
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4月1日、最寄りのバス停から島鉄バスに乗り込み、
この日の投宿地へ。
途中通り掛かる雲仙温泉では、地獄の煙がお出迎え。
この光景もしばらく見納めか。
※今回の旅はエイプリルフールでは有りません
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島原市側から山を越える事2度、
やって参りました、小浜温泉(おばまおんせん)
島原温泉・雲仙温泉と並び、島原半島を代表する温泉地の一つ。
その歴史は古く、奈良時代に大和朝廷の命によって編纂された
諸国の記録(肥前風土記、ひぜんふどき)に登場するほど。
時代は下って大正12(1923)年から昭和13(1938)年にかけて
近隣に道路や鉄道(1938年に廃止)が整備され、温泉街は
大いに賑わったそう。
海辺の風光明媚な温泉街や夕陽の絶景は文人にも愛され、
俳人・斎藤茂吉(さいとうもきち)や種田山頭火
(たねださんとうか)も、この地の情景を句に詠み込んでいます。
ちなみに響きは似ていますが、某合衆国の前大統領とは
一切関係ありません
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こちらが今回宿泊した浜観ホテル(はまかんホテル)
元は明治22(1889)年創業の「一角楼」の流れを汲む宿・
小浜観光ホテル。
平成26(2014)年に現名称に改称し、湯治客を
変わらずに迎え入れています。
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なかなか規模は大きく、客室棟やロビー・フロント・飲食店から成る本館と、
右手に見える温泉館によって構成されています。
特筆すべきはその立地。
温泉街のほぼ中央に位置し、正面に橘湾を、
左右の眼下に温泉街を見下ろす絶好のロケーション!
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玄関横からは、温泉地らしく湯気が噴き出しています。
手をかざしてみると、やっぱり熱い!
実際はかなりの高温となるので、良い子は真似しないように!
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ホテルの「顔」とも言えるロビーは、広くて開放的。
奥には子供が遊べるスペースが、左手にはゲームコーナーや
卓球台が設置されています。
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宿泊客には無料でドリンクと温泉卵の
サービス付き!
宿泊料金はリーズナブルながらも、こうしたサービスは嬉しい!
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今回泊まったシングルルームは、シンプルな造り。
必要最低限の設備は整っていますが、バスルームは無し。
この辺りが廉価な価格設定の所以なのでしょうか。
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浜観ホテル自慢の設備の一つ、屋上!
2015年より宿泊客ならば自由に出入り可能となって、
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橘湾(たちばなわん)や・・・
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温泉街を見渡すことが出来ます。
大気が温み始めたこの季節、朝晩は多少冷えますが
吹き渡る風が心地よい。
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18時台がちょうど日の入り時。
真っ赤に燃え立つ太陽が、西の彼方へと沈んで行きます。
ちなみに対岸は長崎地方に当たります。
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日没を見届けてから1時間、再び屋上へとやって来ました。
実はこの日、あるイベントが催されるのです。それは・・・
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花火大会!
この日は街を上げて温泉の恵みに感謝する、小浜温泉湯まつり
催行され、昼間はパレードやステージイベントが開かれたそう。
そんな祭りのフィナーレを飾るのが、夜空を彩る花火大会、という訳。
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さまざまな色、形、大きさの花火たちが、轟音とともに
温泉街の空を染め上げて行きます。
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人々の目を惹き付けるのは大輪咲き誇る大きな花火ですが、
その隣では規模の小さな(もちろん家庭用とは比べ物にならないサイズですが)物も
頑張っています!
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午後9時過ぎ、終了予定時刻を続いても打ち上げは続いていましたが、
一際華やかな演出の下、終盤へ!
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打ち上げ終了後、海辺や宿から見物した人々の間から
暖かな拍手が上がっていました。
最高のショータイムを演出して下さった花火師の方々に
感謝!
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花火大会を見届け、遅ればせながらの夕(?)食。
ホテル1階に入居する飲食店の一つ、居酒屋 吉兆(きっちょう)
酒類やツマミを取り揃えているのはもちろん、家族連れの多い
観光ホテルという立地を反映してか、しっかりとした食堂メニューも
備えたお店。
宿泊プランに含まれる、2000円分の食事券を携えての入店
(2000円を越えるとその分は別払いとなります)。
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小浜温泉名物・小浜ちゃんぽん
そもそもちゃんぽん発祥の地となったのは長崎の中華街ですが、
そこから船でやって来た料理人によって根付いた、と言われています。
ここ小浜のちゃんぽんも、他分に漏れず豚肉・かまぼこ・海老・
数種の野菜等、具だくさん。
そこに柔らかい太麺と、豚骨・鶏ガラから出汁を取ったスープが
絡み、ハーモニーを奏でます。
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調子に乗って(?)追加オーダー。
この日のおススメ、あじ焼きと日本酒の熱燗。

さて、最後に待望の温泉ですが、例によって文章でのご紹介。
泉質はナトリウム(塩化物泉)
ここ小浜温泉はお湯の放熱量日本一と言われており、
源泉の温度はなんと105℃。そのまま浸かったら死ぬ。
その為か、適温まで下げられた浴槽も、熱めに感じます。
大浴場には露天風呂こそ無いものの、大きな窓から景色を眺められる
展望風呂やうたせ湯、そしてぬるいお湯で長風呂を楽しめる
浴槽も完備。
慣れてくると温泉特有のぬめりと、微かな硫黄の匂いが
感じられます。
ナトリウム泉は神経痛・筋肉痛・リウマチ・冷え性・切り傷・
やけど・慢性皮膚病等に効果が有るそう。
温泉は手軽な薬ですね
じっくり浸かっていると、2か月分の疲れも溶けて行きそう。
入浴後には、これまたサービスのアイスバーで、一息。
いや~、満足満足

さて、温泉にグルメ、花火
遅めの到着だったにも関わらず満喫しきりの一日でしたが、
実は花火大会に関しては全くの偶然
事前情報は知りませんでした。
旅路の幸運に感謝ですね!
次回は西九州きっての都市であり、今や外国人観光客も
多数訪れる観光都市・長崎市へ。
港町の歴史に触れ、あの偉人ゆかりの地を訪ねて歩きます。
それでは!

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プロフィール

詞-Nori-

Author:詞-Nori-
旅行系ブロガー。
趣味は旅行、町歩き、食べ歩き、
鉄道等々。

目下地元・福岡県に戻り、
次なる行動に向けて準備中。