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歴史スポット散策す

さて、長崎という街ですが、とにかく見所いっぱい!
大浦天主堂、グラバー園、オランダ坂、原爆史跡、
眼鏡橋etc・・・
ともかく1泊2日で廻るのは難しいので、
テーマを決めて行き先を絞ることとしました。
それは港町・長崎の歴史を巡る旅
今回は歴史の教科書でお馴染みのスポットと、
長崎とも縁深く、日本史上有数の人気を誇るあの人物に
関係した場所を訪れました。
それでは、参りましょう!
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ホテルに荷物を預け、まずやって来たのは長崎港
入り江状の奥まった地形に加え、周囲を山々に囲まれ
風の影響も受けにくい、天然の良港。
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長崎港は三菱重工長崎造船所が置かれており、
大型船舶の建造・修理・改造が行われています。
この日も巨大なガス運搬船や・・・
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海上自衛隊の護衛艦が停泊中!
桟橋から港を一周する遊覧船や軍艦島(端島)上陸ツアーに
出発するのも魅力的ですが、ここのお目当ては・・・
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港に面し、アメリカの港町を想起させるカラフル建物が並ぶ、
出島ワーフ
海鮮料理店や中華・洋食・イタリアンといったグルメから、
カフェ、アウトドアショップ、観光案内所まで選り取り見取りな
複合商業施設です。
この日はここでお昼ごはん。
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入店したのはこちら、海鮮市場 長崎港
地元で獲れた魚から定番メニューまで取り揃えたお店。
店内にはいけすも設けられており、水から揚がったばかりの
海の幸まで楽しめます。
私の席はいけすのすぐ傍で、ちょっと覗き込めば
フグが泳ぎ回る姿が見えました(笑)
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メインが来る前に一品。
今が旬のきびなご刺身
もちろん地物であり、その鮮度を表すが如くその身は
眩いばかりに輝いています!
骨まで噛み切れるほど柔らかく、あっさりとした味は・・・
なんかビールが欲しくなる(これから散策なので自重)
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こちらが定番、海鮮丼
マグロ・サーモン・イクラ・ウニ・タコ・イカと、
王道と言うべき具材がたっぷり載せられています。
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さて、この日の目的地へ。
中島川に面して広がる扇形の地形・・・
歴史の教科書でお馴染み、出島です!
寛永13(1636)年、長崎市内に雑居していたポルトガル人を
一か所に集め、キリスト教の布教を防ぐ目的で築かれました。
中島川河口に堆積した土砂の上から
さらに盛り土をする形で扇形の築島が形成され、
面積は約15000㎡。周囲は石垣や塀で囲まれ、
長崎の街への出入口を1ヶ所に限定された上、
人の出入りは厳重に監視・管理されていました。
寛永16(1639)年にポルトガル船の来航が禁止された後、
寛永18(1641)年に平戸からオランダ商館が移され、
安政6(1859)年に神奈川・長崎・箱館(現在の函館)が開港となるまでの
およそ200年間、西洋に対して開かれた唯一の門戸でありました。
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現在、出島への入り口は三ヶ所。
こちらの水門は貿易の際の
荷物の搬入と入国者の身体検査を行う場でした。
今で言う税関と入国審査場を兼ねた施設、といった所でしょうか。
なお、貿易時以外は固く閉ざされていたそう。
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水門の傍に、石垣が露出しています。
荷物の積み下ろしを行う「荷揚場」に面して築かれたこの石垣は、
3度に亘って築足しされ、時期によって
石材や石積みの技法が異なっています。
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入場料510円を払い、内部へ。
この写真で私が立っている辺りが、荷物の検査や
計量が行われた場所。
ここ出島は残念ながら江戸時代から現存する建物は無く、
建築物は明治の物を除いて全て復元となりますが、
こうして眺めてみると、何だかタイムスリップした気分。
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入ってすぐの所に建つ、一番船船頭部屋
1階は倉庫、2階はオランダ商館事務員の住居と、来航したオランダ船2隻の内、
1番船の船長が滞在する部屋となっていました。
※一般の船員に出島滞在は許されず、長崎入港中も船上での生活を
余儀なくされたそうな。
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オランダ商館事務員が暮らした部屋。
こちらは居間となっています。
壁に施された文様がおしゃれ!
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寝室。なかなか広い生活空間。家具や調度品は、バタヴィア(現・ジャカルタ)から持ち込むか、
長崎の職人に発注していたそうな。
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廊下を挟んで反対側は、一番船船長の部屋
こちらも居間と寝室で分けられています。
家具や調度品は、嘉永4(1851)年に来航したオランダ船船長、デ・コーニングの
日記を基に再現されています。
出島滞在中、船長には召使いが付けられ、
なかなか豪奢な暮らしだったようです。
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居間の一角に置かれた鳥かご。
ここ出島では、船長や商館員が持ち込んだペットの他、
家畜や江戸幕府に献上する珍しい動物が
飼われていたそう。
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通りに沿って建ち並ぶ土蔵群。
手前から一番蔵、二番蔵、三番蔵となっています。
かつてはこういった蔵が出島には多数有り、
砂糖や蘇木(染料に用いる木の枝)、個人商売用の
品といった貿易品が収められていたそうです。
現在は一番蔵は建造物の復元方法や
建物の基礎の展示、
二番蔵は日蘭貿易の仕組みや交易品の
解説・展示が行われています。
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三番蔵内部では、交易品が収められている様子が
再現されています。
袋は砂糖を詰める為の物。和洋の酒も取引されていました。
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オランダ商館長の住まい、そして商館事務所や来客の接待にも用いられた
カピタン部屋
カピタンとは日本人が用いた商館長に対する呼称で、
ポルトガル語が語源となっています。
町屋造りで統一された出島にあって、洋風・屋根付きの
外階段が特徴的。
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1階は商館長の食料や物品の倉庫となっていました。
復元された現在の建物では、1階が映像や展示で
出島の暮らしが体験できるスペース、2階が
商館長の生活を再現した部屋。
写真のビリヤード台は、当時の様子を再現したもの
係の方に申し出れば、実際にプレイすることも可能だとか。
興味の有る方、グループでお越しの方々は、
当時の暮らしに触れてみてはいかがでしょう?
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1階奥は体験ゾーン。
江戸時代の出島を描いた絵画(の複製)が貼り付けられた照明が
印象的な室内は、
出島の歴史や交易を解説したパネルや、商館員達の役職を
紹介した映像、出島で起きた出来事を現代の新聞のように
まとめた「出島新聞」といった展示が有る他、
当時用いられていた道具や遊戯を体験することも出来ます。

いささか半端なところではありますが、今回はここまで。
次回は商館長(カピタン)の居住空間や
出島への人の出入りを監視した建物、重要な交易品で
あった銅を扱った建物等を取り上げて行きます。
それでは!
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オランダ船の模型。
今のような動力の無い時代、船舶は専ら
人と自然の力で動いていました。
そんな中でのヨーロッパから東洋の島国への航海。
途方も無い事だったでしょう。


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プロフィール

詞-Nori-

Author:詞-Nori-
旅行系ブロガー。
趣味は旅行、町歩き、食べ歩き、
鉄道等々。

目下地元・福岡県に戻り、
次なる行動に向けて準備中。