ちょっと「贅沢」な列車旅
- 2018/05/10
- 01:30
「赴任旅」4日目。この日は小松市を離れ、富山県を
通過して新潟県を経由し、長野県を目指すという
大移動。

雄々しき姿を見せる白山も、これでお別れ。
ホテルの窓から、確と目に焼き付けます。

金沢までは、北陸本線の普通列車に乗車。
車両は521系
平成18(2006)年、北陸本線および湖西線の一部を交流電化から直流電化へと
切り替えたことに伴い登場しました。
最高速度は120kmで、瀬戸大橋線(本四備讃線)を走る
快速マリンライナー用223系5000番台に
似た外観、および関西地区用通勤電車・321系の車体構造に、
特急用車両681系・683系で培った技術を組み合わせています。
当初は保有数も少なく、運用も限定的でしたが、段階的に車両数と運用線区を拡大。
平成27(2015)年には北陸地区に長く残っていた急行型電車を
置き換え、北陸本線の普通列車は大部分が521系となりました。
同年には北陸新幹線金沢開業によって誕生した
第3セクター、IRいしかわ鉄道(石川県が運営)と
あいの風とやま鉄道(富山県による運営)へと一部車両が
ワンマン運転対応工事を施した上で譲渡され、
JR西日本を含めた3社で運用されています。
地元住民や学生等を載せた列車は30分ほどの所要時間で・・・

北陸一のターミナル、金沢駅に到着!
ここで乗り換えとお昼ごはんを済ませます。

金沢駅ビル内で営業中、今年で創業60年を迎える加賀白山そば
時間が限られている時に速く、そしてリーズナブルな価格で食べられる
立ち食いそば屋さん(テーブル席もあるよ!)

そば屋といっても、メニューはそばだけにあらず!
こちらは和風だしの効いた和風ラーメン
1分ほどで出てきます。
僅かな茹で時間も去ることながら、忙しく働く店員さんたちの
淀みと無駄の無い動きにも、驚嘆!
お昼ごはんを済ませ、新幹線ホームへ。
もうお分かりかと思いますが、この日の乗り継ぎ1回目、
次に利用するのは新幹線!

北陸新幹線の主力、東京~金沢間を多停車運転で結ぶ
はくたか
列車の愛称として古くは首都圏~上越地方を結んだ国鉄特急、
平成の世となってからは金沢~越後湯沢間を
新潟県の第3セクター・北越急行経由で結び、最高速度160km(北越急行区間のみ)の
俊足を生かして上越新幹線へのバイパス列車として
利用された、在来線特急の名称でしたが、平成27(2015)年の
北陸新幹線延伸によって廃止
北陸の鉄道網に一石を投じる新幹線の列車名として生まれ変わりました。

車両はE7系・W7系
北陸新幹線金沢開業に備え、相互に直通運転を行うJR東日本と
JR西日本の共同開発によって誕生しました。
東日本所有車がE7系、西日本所有車がW7系となります。
車内外に渡り両系列は仕様統一が図られており、
差異はほとんどありません。
見分けるポイントは
・運転席窓、および乗務員室扉に記載された編成記号(E7系が「F+数字」、
W7系の場合「W+数字」)
・車体側面下部の車両番号
・シンボルマーク下面のJRマークの色、および英語表記された社名
となります。こうして書き出してみると、意外とあるな。
技術的にはJR東日本のE2系や
E5系をベースに設計されており、先頭部の長さは
E2系と同一。各車両には振動を抑制する
装置が搭載されています。
車内設備では近年トレンドとなっている全席への可動式枕の設置や
電源コンセントの設置が行われている他、E5系同様
新幹線版ファーストクラスとも言えるグランクラスが
連結されています。

一部の車両には、形式名である「7」を鋭角に表現した
シンボルマークが描かれています。

「山籠もり」の前に、ちょっと贅沢。
今回は観光列車を除けば人生初、憧れの上級クラスである
グリーン車に乗車!

グリーン車車内。
座席は普通車よりも一列減の横4列配置。
座席や床面を青系でまとめ、壁面や間接照明に
落ち着いた色合いを採用することで、上級クラスらしい高級感を
演出しています。

座席の様子。横4列配置で生まれる横幅のゆとりの他にも前後幅が大きく取られ、
個人の占有スペースが大幅に増加。
それに合わせて前席背面に設けられたテーブルも広く、
パソコンや駅弁等を余裕で広げられる、観光・ビジネス双方の
需要に応えた設計が成されています。
側面には飲み物を固定するドリンクホルダーも完備。

グリーン車ならではの設備。
各席ごとに設けられたボタンを押すだけで・・・

座席が動くんです!
背面が倒れるのに合わせてレッグレスト(膝置き)が動き、
利用者にとって最適なポジションを確保!(逆の操作も可能)
後は頭の位置に合わせて枕(こちらは手動)を動かせば、
自分だけのシートポジションが作れます!

余裕の有る構造を生かした、内臓式の読書灯
こちらもボタン一つで点灯および消灯が可能で、仕事や
読書に打ち込む人の手元を照らしてくれます。

乗降デッキはブラックでまとめられています。
清潔感が保たれた洗面台との対比が鮮烈。
通路の奥はグランクラスへの入り口。扉の向こうは
高級な旅を求める一部の者達にのみ許された別世界

金沢発車後、都会の街並み越しに
白山連峰がお目見え。神々しい山並みもこれで見納め。

県境を越え、富山県へ。高岡市付近からは立山連峰が迫って来ます。



架線柱や防音壁越しに見える美景を前に、シャッターを押す手が止まりません!
時速200kmオーバーでの撮影会(笑)
山景色に夢中になっているうちに、あっという間に次の乗り継ぎ駅・
糸魚川(いといがわ)に到着!
50分ほどの時間が、あっという間に感じられました。
山側を避けるかもっと長距離で乗車すれば、もっとグリーン車の
感触を楽しめるでしょうか(笑)
次回は日本海側から内陸の長野県・松本へと至る景勝路線、大糸線に乗車!
エンジン轟くディーゼル車、明るい内装輝く特急列車を乗り継ぎます。
それでは!
通過して新潟県を経由し、長野県を目指すという
大移動。

雄々しき姿を見せる白山も、これでお別れ。
ホテルの窓から、確と目に焼き付けます。

金沢までは、北陸本線の普通列車に乗車。
車両は521系
平成18(2006)年、北陸本線および湖西線の一部を交流電化から直流電化へと
切り替えたことに伴い登場しました。
最高速度は120kmで、瀬戸大橋線(本四備讃線)を走る
快速マリンライナー用223系5000番台に
似た外観、および関西地区用通勤電車・321系の車体構造に、
特急用車両681系・683系で培った技術を組み合わせています。
当初は保有数も少なく、運用も限定的でしたが、段階的に車両数と運用線区を拡大。
平成27(2015)年には北陸地区に長く残っていた急行型電車を
置き換え、北陸本線の普通列車は大部分が521系となりました。
同年には北陸新幹線金沢開業によって誕生した
第3セクター、IRいしかわ鉄道(石川県が運営)と
あいの風とやま鉄道(富山県による運営)へと一部車両が
ワンマン運転対応工事を施した上で譲渡され、
JR西日本を含めた3社で運用されています。
地元住民や学生等を載せた列車は30分ほどの所要時間で・・・

北陸一のターミナル、金沢駅に到着!
ここで乗り換えとお昼ごはんを済ませます。

金沢駅ビル内で営業中、今年で創業60年を迎える加賀白山そば
時間が限られている時に速く、そしてリーズナブルな価格で食べられる
立ち食いそば屋さん(テーブル席もあるよ!)

そば屋といっても、メニューはそばだけにあらず!
こちらは和風だしの効いた和風ラーメン
1分ほどで出てきます。
僅かな茹で時間も去ることながら、忙しく働く店員さんたちの
淀みと無駄の無い動きにも、驚嘆!
お昼ごはんを済ませ、新幹線ホームへ。
もうお分かりかと思いますが、この日の乗り継ぎ1回目、
次に利用するのは新幹線!

北陸新幹線の主力、東京~金沢間を多停車運転で結ぶ
はくたか
列車の愛称として古くは首都圏~上越地方を結んだ国鉄特急、
平成の世となってからは金沢~越後湯沢間を
新潟県の第3セクター・北越急行経由で結び、最高速度160km(北越急行区間のみ)の
俊足を生かして上越新幹線へのバイパス列車として
利用された、在来線特急の名称でしたが、平成27(2015)年の
北陸新幹線延伸によって廃止
北陸の鉄道網に一石を投じる新幹線の列車名として生まれ変わりました。

車両はE7系・W7系
北陸新幹線金沢開業に備え、相互に直通運転を行うJR東日本と
JR西日本の共同開発によって誕生しました。
東日本所有車がE7系、西日本所有車がW7系となります。
車内外に渡り両系列は仕様統一が図られており、
差異はほとんどありません。
見分けるポイントは
・運転席窓、および乗務員室扉に記載された編成記号(E7系が「F+数字」、
W7系の場合「W+数字」)
・車体側面下部の車両番号
・シンボルマーク下面のJRマークの色、および英語表記された社名
となります。こうして書き出してみると、意外とあるな。
技術的にはJR東日本のE2系や
E5系をベースに設計されており、先頭部の長さは
E2系と同一。各車両には振動を抑制する
装置が搭載されています。
車内設備では近年トレンドとなっている全席への可動式枕の設置や
電源コンセントの設置が行われている他、E5系同様
新幹線版ファーストクラスとも言えるグランクラスが
連結されています。

一部の車両には、形式名である「7」を鋭角に表現した
シンボルマークが描かれています。

「山籠もり」の前に、ちょっと贅沢。
今回は観光列車を除けば人生初、憧れの上級クラスである
グリーン車に乗車!

グリーン車車内。
座席は普通車よりも一列減の横4列配置。
座席や床面を青系でまとめ、壁面や間接照明に
落ち着いた色合いを採用することで、上級クラスらしい高級感を
演出しています。

座席の様子。横4列配置で生まれる横幅のゆとりの他にも前後幅が大きく取られ、
個人の占有スペースが大幅に増加。
それに合わせて前席背面に設けられたテーブルも広く、
パソコンや駅弁等を余裕で広げられる、観光・ビジネス双方の
需要に応えた設計が成されています。
側面には飲み物を固定するドリンクホルダーも完備。

グリーン車ならではの設備。
各席ごとに設けられたボタンを押すだけで・・・

座席が動くんです!
背面が倒れるのに合わせてレッグレスト(膝置き)が動き、
利用者にとって最適なポジションを確保!(逆の操作も可能)
後は頭の位置に合わせて枕(こちらは手動)を動かせば、
自分だけのシートポジションが作れます!

余裕の有る構造を生かした、内臓式の読書灯
こちらもボタン一つで点灯および消灯が可能で、仕事や
読書に打ち込む人の手元を照らしてくれます。

乗降デッキはブラックでまとめられています。
清潔感が保たれた洗面台との対比が鮮烈。
通路の奥はグランクラスへの入り口。扉の向こうは
高級な旅を求める一部の者達にのみ許された別世界

金沢発車後、都会の街並み越しに
白山連峰がお目見え。神々しい山並みもこれで見納め。

県境を越え、富山県へ。高岡市付近からは立山連峰が迫って来ます。



架線柱や防音壁越しに見える美景を前に、シャッターを押す手が止まりません!
時速200kmオーバーでの撮影会(笑)
山景色に夢中になっているうちに、あっという間に次の乗り継ぎ駅・
糸魚川(いといがわ)に到着!
50分ほどの時間が、あっという間に感じられました。
山側を避けるかもっと長距離で乗車すれば、もっとグリーン車の
感触を楽しめるでしょうか(笑)
次回は日本海側から内陸の長野県・松本へと至る景勝路線、大糸線に乗車!
エンジン轟くディーゼル車、明るい内装輝く特急列車を乗り継ぎます。
それでは!