fc2ブログ

記事一覧

古き町には旨い酒!

皆さま、お久しゅうございます。
去る12日・13日の二日間、私は連休を頂き
岐阜県飛騨市の一角を成す歴史有る町・飛騨古川へと
赴いて参りました。
今回からしばらくは、風趣漂う町で味わったグルメ、町並み、
文化を取り上げて行きたいと思います。
IMG_6339.png
1日目の早朝、上高地を出立。
気まぐれな空は、今にも雨を降らしそうな様相。
7時30分発、飛騨方面への始発のバスで仮住まいを離れます。

平湯温泉経由で乗り換えを挟み、バスに揺られること約2時間・・・
JR高山駅に隣接する高山濃飛バスセンターに到着!
IMG_6344.png
昨年10月以来となる、高山駅
一昨年に建て替えられた駅舎はまだピカピカ!
前回訪れた際には整備中であった駅前広場やロータリー、
観光案内所も出来上がり、古く窮屈であった「地方の駅」から
国内外の観光客を迎え入れる「観光地の玄関口」としての
姿へと変貌を遂げつつある様子。
IMG_6347.png
駅舎2階、改札口の外は駅構内を飛び越え、街の東西を繋ぐ自由通路となっています。
愛称は匠通り
壁面には飛騨産のヒノキ材が用いられ、通路いっぱいに木の香りがふわふわ。
なんだかの中に居るような気分。
IMG_6350.png
「匠通り」の通路に沿って、春・秋の2度に渡って開催される高山祭に関する
展示が行われています。
祭り屋台の構造を解説した模型やかつて使用されていた屋台の部材、
大工道具が各所に置かれ、絶え間なく伝承される祭りの文化や
匠の技を教えてくれる空間となっています。
IMG_6356.png
ここから高山市のお隣・飛騨市までは列車での移動。
高山⇔飛騨古川間をシャトル運用で結ぶ普通列車。
充当されているのはキハ25形気動車
平成23(2011)年、普通用気動車の標準型車両を企図して登場。
JR東海管内の非電化区間各線で広く運用することを想定し、
1両に付き2基のエンジンを搭載するキハ85形特急車両や
「快速みえ」用キハ75形に対し、各車1基ずつの
搭載に留まっています。
また(新幹線に全力投球する)JR東海らしく、デザインや
車体構造は313系電車とほぼ共通
外観の一部やパンタグラフ(集電装置)の有無、轟くエンジン音を除けば
判別は容易では有りません。

内部は横に伸びたロングシートとなっており、地方路線での
通勤・通学利用を考慮した設計。
ホームとの段差に備え、ドア付近にはステップが備えられています。
環境に配慮した設計故か、エンジン搭載数の関係か、
乗ってみた印象としては「静か」。
ハイブリッド等の技術を用いない、通常の気動車とは思えぬ静粛性に感嘆致しました。
ただ鉄道好きの私としては、ちょっと物足りない
IMG_6360.png
高山駅から15分ほど。列車の終点であり、旅の目的地でもある
飛騨古川駅へ。
飛騨市の中心駅として特急列車の停車駅となっている他、
古川市街に近く、観光の玄関口ともなっています。
IMG_6361.png
駅舎内では、飛騨地方が誇るブランド牛・飛騨牛をPRするマスコットキャラクター、
ひだくろがお出迎え。
飛騨の伝統工芸品・さるぼぼと牛をミックスさせたような
ルックスが、可愛らしい!

さあ、いざ町歩きへ!という段で、到着早々梅雨の雨に遭遇。
しばし時間を取られてしまいました。
IMG_6366.png
そんな訳で退避先となった喫茶店を出たのは、お昼時。
散策前に空いた腹を満たすべくやって来た食事処、とと家。
山国・飛騨に在りながら、「採れたて、産地直送」の海産物を売りとするお店。
もちろんメニューは海鮮ものだけでなく、飛騨の郷土料理や
飛騨牛を使った料理もラインナップ。
IMG_6364.png
こちら、ブランド牛を惜しげも無く手捏ね肉として活用した、
飛騨牛ハンバーグ定食
焦げ目が付き、ジューシーに焼き上げられた表面から箸を入れれば、
香ばしい匂いとたっぷり脂分を含んだ肉汁が溢れ出ます。
IMG_6372.png
食事を済ませ、まずやって来たのは壱之町通り
碁盤の目状に整備された古川の町、そこに4カ所残る
古い町並みを留める通りの一つ。
路地の両側には出窓や出格子、「雲」と呼ばれる軒下の腕肘木が
施された町屋や白壁が美しい土蔵等、飛騨の「匠」の技が
光る建造物が大切に保存されています。

ここで改めて古川町の成り立ちに付いてご説明。
ここ古川が発達するきっかけとなったのは、戦国時代末。
天下統一を目指す羽柴秀吉(はしば ひでよし、
のち豊臣に改名)の命を受けて飛騨国へ侵攻した金森長近(かなもり ながちか)は、
土着の武将たちを破り、あるいは降伏させて飛騨一国を平定。
そのまま秀吉より領地とすることを認められます。
その後関ヶ原の戦いを経て、金森氏による藩政が開始されました。
古川の地には長近の養子・可重(ありしげ、よししげとも)が
入り、居城として増島城を築くとともに
城下町を整備しました。
その後一国一城令により増島城は廃城となってしまいますが、
周辺を取り巻く町は残され、金森氏の転封後は
飛騨国内の町や村とともに江戸幕府の天領(直轄領)となり、
江戸や京都の気風を取り入れた独自の文化が育まれることとなりました。
IMG_6378.png
壱之町の一角、立派な店構えの建物は、
銘酒・蓬莱(ほうらい)でその名を国内外に轟かせる、渡辺酒造店
元は「荒城屋」と称し両替商や生糸の売買を行う商家でしたが、明治3(1870)年に
商いで京都を訪れた5代目久右衛門が旅先で口にした
酒の旨さに感激し、酒造りを開始。
謡曲の一節から「蓬莱」と名付けられた酒は、蔵元たちの努力と
修練の甲斐あって、飛騨を代表する銘柄として全国区のお酒と
なりました。
IMG_6388.png
色とりどり、様々な製法で醸されたお酒が並ぶ店内。
試飲させて頂くことも可能で、杜氏さんの説明を聞きつつ、
好みの品種を選ぶことが出来ます。
ここの特徴は、ユーモラスな宣伝や製品のネーミング。
IMG_6380.png
まるで映画のポスターの様ですが、これも広告です
IMG_6381.png
こちらは大ヒットを飛ばしたあのアニメーション映画
劇中に登場した、「口噛み酒」をイメージしたお酒。
パッケージや商品名もそれを思わせる作りとなっています。
舞台の一つとなった「聖地」だからこそ採れる戦略。
IMG_6383.png
国内外の鑑評会で数々の賞を受賞している「蓬莱」、
今年ついに50冠を達成したそうな!
日本を代表する銘柄として、その勢いは止まる事を知りません!
IMG_6382.png
商品とともに棚に飾られた、トロフィーの数々。
その味は日本の翼の一つ、ANAにも認められ、
純米吟醸酒が国際線ファーストクラスに採用・搭載されているそう。
IMG_6385.png
店舗横には、渡辺酒造店の商家、あるいは酒造として重ねて来た歴史を感じさせる
お部屋も。
ここで営まれて来た生活の息吹を感じさせます。
IMG_6561.png
夜に宿で開けた吟醸酒・伝統辛口
さっぱり爽やかな口当たりは、酒単体で味わうもよし、
好みのつまみや料理と合わせるもよし!
IMG_6562.png
この伝統辛口も、モンドセレクションにて金賞
受賞したお酒(他受賞歴あり)。
その事を示す表示が誇らし気。

伝統と実績に彩られた蔵元と、味わい深い銘酒に酔いしれた一時。
次回は城下町、天領の町をじっくり探訪。
飛騨古川の冬の風物詩と関わり有る3つのお寺と、
清流に面した町並みを歩きます。
それでは!

コメント

No title

こんにちは!

飛騨ですか、私も去年か一昨年に行きました(*´ω`*)

駅舎も豪華というか中々様になってて、羨ましいです(笑)

鉄板のハンバーグも熱々で美味しそうですね~

君の名は。だけではなく、岐阜県は結構アニメの聖地になっているみたいですね(゜_゜)

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

詞-Nori-

Author:詞-Nori-
旅行系ブロガー。
趣味は旅行、町歩き、食べ歩き、
鉄道等々。

目下地元・福岡県に戻り、
次なる行動に向けて準備中。