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祭りの空気に触れたくて

またしてもちょろちょろ更新となっていた飛騨紀行も、これが最終回。
今回は奇祭・古川祭を分かりやすく
解説・展示する観光施設を訪れます。
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跨線橋の上から映画のワンシーン「ぽい」構図での撮影に挑んだ後、
お昼ごはんを食べに入ったのは、壱之町通りに面した味処 古川
土産物スペースを併設し、お買い物と食事が楽しめるお店。
古川のお店らしく、ここも「あの映画」をプッシュ中(笑)
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で、注文したのはこちらの飛騨牛カレー
じっくり煮込まれコクとまろやかさの付いたカレールー。
その上に、ゴロリと大きな飛騨牛の肉が乗っています!
そして、味の秘密がもう一つ。ルーと共に牛肉を煮込んだためか、
染み出したブランド牛肉の風味が内包されているのです!
具として載せるに留まらぬ、有効かつ贅沢な活用法。
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食事の後は、近くの土産物店で飛騨牛串をペロリ!
ビールの付いたセットと迷いましたが、散策のため我慢、我慢。
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旅の最後に訪れたのは飛騨古川まつり会館
ユネスコ無形文化遺産と国の
重要無形民俗文化財に登録・指定され、
400年以上の歴史を持つと言われる伝統ある祭礼・古川祭を、
映像と実物の屋台や祭り衣装の展示で解説した施設。
館内では祭りの期間を除いて町内に9台有る
祭屋台の内、常時3台の屋台が展示されており、
それぞれに施された職人の技巧や鮮やかにして艶やかな装飾、
迫力とサイズ感を体感することが出来ます。
入館料は大人一人¥500なり。
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館内は半地下式。展示室に入ってまず出迎えてくれるのは、
祭りの衣装と奉納される獅子舞のセット一式。
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祭礼に際し、御神体を安置して運ぶ輿・大神輿(おおみこし)
明治5(1872)年新造、氣多若宮神社の紋(神紋という)である
三つ蔓葵(みつつるあおい)を屋根に戴き目にも鮮やかな神輿には、
朱に塗られた玉垣・鳥居・勾欄(こうらん)・丸柱が施され、
神前には鏡(八稜鏡)を掲げています。
それらを金色の金具が取り囲み、華やかな見た目を
作り上げているのです。
神輿、と言えば下部に通された棒を男衆が担ぐというイメージが有るかと
思いますが、この大神輿には車輪が取り付けられ、
綱を牽くことで移動するそうです。

ここで20分おきに放映される4Kシアターのご紹介。
展示室の一角に設けられたシアターホールでは、ハイビジョン4Kという
高画質かつ美しい映像を通して、祭りの熱気と祭りに懸ける町の人々の
情熱、躍動感溢れる大太鼓と付太鼓の攻防と華やかにして厳かな祭屋台の
曳行といった一連の行事を(ダイジェストながら)目にすることで、
祭りの一端に触れることが出来ます。ああ、実物が見たい
館内では他にも製作中の祭屋台に乗ったり、からくり人形を動かしたりといった
実演体験も実施中!
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ここからは展示中の祭屋台をご紹介。
先ほども述べましたが、ここ飛騨古川まつり会館では祭りの期間を除き、
常時3台の屋台を定期的に入れ替えながらも展示中。
その為来訪者はほぼ一年中
間近で匠の技を鑑賞することが可能となっています。

想像上の瑞鳥・鳳凰が描かれた見送りが見事な
こちらの屋台は鳳凰台(ほうおうだい)
明治時代に一度廃されましたが、大正11(1922)年に改築を経て復活
以来100年近く、バリバリの現役です!
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こちらの屋台は三光台(さんこうだい)
名称の由来は日(太陽)・月・星の三つの光から。
創健年代は祭礼の舞台・氣多若宮社の如く不明
江戸時代の文久2(1862)年に2人の匠によって現在の形が出来上がり、
「三光台」の名を冠することとなりました。
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屋根の裏に彫り込まれた「月」と「星」。
この反対側には「日」も描かれ、名前通り「三光」の体を成しています。
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展示屋台三台目は青龍台
元は高山・山王祭(春の高山祭)の黄鶴台(こうかくだい)を譲り受け
改名したもの。昭和初期の2度の改修を経て使われ続けています。
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青龍台の台座に取り付けられた車輪は、外御所車四輪という形式。
屋台の外側に施された、京風の華美な台輪が特色。
をふんだんに用いた金具や獅子と牡丹の彫刻も見所。
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欄間と屋根の妻側に彫り込まれた彩豊かな牡丹と
柱に巻き付いた昇り龍・降り龍が美しい中段~上段。

屋台鑑賞を楽しみ、屋外へ。
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まつり会館の前に広がるまつり広場
古川祭の際にはメイン会場となる重要スポット。
その一角、玉垣に囲まれた社殿風の建物に収められているのが・・・
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古川祭の主役の一つ、国の重要無形文化財指定を
受けている起し太鼓
祭り初日の夜、葵の紋が施された画面奥の太鼓の上に二人の若衆が
背中合わせに跨り、「国家安泰」「五穀豊穣」の祈りと共に打ち鳴らす。
その太鼓を乗せた櫓を数百人の人々が担ぎ、守護し、
付け太鼓と呼ばれる町ごとに用意された
十二の小太鼓を持つ男たちが、「起し太鼓」に近づかんと押しつ押されつの
攻防を繰り返す。
「奇祭」と呼ばれる古川祭を象徴する神事、と言えるのではないでしょうか。

普段はこうして展示されており、体験料を投じることで、
起し太鼓を叩くことも可能。
皆さんも「太鼓打ち」になった気分で、ひと叩きしてみてはいかがでしょうか?
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古川町を発つ前に、白壁土蔵群を再訪。やっぱりいい場所だぁ~
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二日間の飛騨古川巡りもお終い。
飛騨古川駅からキハ25形普通列車に乗り、
来た道を引き返します。
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高山濃飛バスセンターから帰りのバスに乗り、
高山市を流れる宮川を横断。
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山を踏み越え・・・
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上高地へと戻って参りました!

短くも充実した二日間。歴史と風情溢れる街路、ブランド牛、おいしいお酒、
地元の人たちのおもてなしに、とっぷりと浸ることが出来ました。
またこの町に戻り来る日を楽しみに、山での暮らしへと戻ることと
致しましょう。
次回はまたしても小旅行。今度は長野県内、名湯と名高き千曲市の
戸倉上山田温泉とその周辺を探訪致します。
それでは!
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まつり会館内の土産物店。ここにもやっぱり君の名〇。グッズが!

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プロフィール

詞-Nori-

Author:詞-Nori-
旅行系ブロガー。
趣味は旅行、町歩き、食べ歩き、
鉄道等々。

目下地元・福岡県に戻り、
次なる行動に向けて準備中。