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赤瓦の町を歩く

鳥取県中部の町・倉吉市(くらよしし)
人口約50,000人、面積は約272㎢
室町時代に打吹城(うつぶきじょう)の城下町として
誕生した町は、江戸時代には池田氏が置いた陣屋を取り巻く
武家屋敷街が発達。
その名残を留める打吹玉川の町並みは
白漆喰と板壁が美しい土蔵、赤い石州瓦を頂く商家が保存され、
市街中心部の主要な観光地となっています。
また周辺地域には関金温泉(せきがねおんせん)、三朝温泉(みささおんせん)、
はわい温泉、東郷温泉といった温泉街、
三徳山(みとくさん)やお隣・岡山県の蒜山高原(ひるぜんこうげん)といった
自然環境も広がる立地となっています。

今回はそんな倉吉観光の目玉・打吹玉川の白壁土蔵群
探訪!
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倉吉駅から歩いて打吹玉川地区へ。
駅周辺と元来の市街地を分かつ天神川
上流方向へ目を向けると、豊かな自然が広がります。
ん~、良い処だ!
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徒歩1時間ほど(意外と遠かったので、駅前からはバスのご利用を
推奨します)、目指す白壁土蔵の町並みに到達!
メインとなる見所は、赤い石州瓦の葺かれた商家の並ぶ
本町通りと、白壁土蔵が川面に美しい姿を映す
玉川沿いの2ヶ所。
これらをまとめ、毎度お馴染みの重要伝統的建造物群保存地区
指定されています。
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かつては玉川が町を区分する境界線となり、北側(写真右側)が
職人町、南側(写真左側、本町通り方向)が商人町として
仕切られていました。
商家は間口を狭く、奥行きを広く造られており、裏口に設けた木戸は
冬は閉ざすことで北風を防ぎ、夏は開放して風通しを良くする、という
工夫が凝らされているそうな。
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細い水路に沿って、下部を杉焼き板の縦板張り、上部を
白亜の漆喰(しっくい)で固めた土蔵が並びます。
各戸の入り口に接して石橋が架けられ、美観の形成に一役。
なかには土蔵を改装した店舗もあり、石橋を渡ってお買い物♪
なんてことも。
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まず入ったのはこちら、赤瓦一号館
現在打吹玉川地区では、一部の商家や土蔵を改装した上で
「赤瓦〇号館」としてナンバリングがされており、
観光の目玉として売り出し中。
大正2(1913)年築のこの建物は、かつては醤油醸造所であったもの。
写真に映る表側の建物は醤油の原料蔵として、
奥の部分は仕込蔵として使われており、それぞれ床面の高さや
屋根の構造が分けられています。
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建物の表側に当たる1階部分。屋内の柱を無くし西洋風の三角屋根が
荷重を支える空間は、お菓子や魚介類の加工食品、名産品等が
並んでいます。
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店舗入り口付近の棚にデデン!と居座っているのは、
鳥取県の名産、二十世紀梨!
今が旬の銘柄・王秋(おうしゅう)がスタンバイ!
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こちらが店舗の奥、2階部分。
1階部分とは対照的、柱と梁を組み合わせた格子状の構造に、
伝統的な日本家屋の趣が見えています。
なお2階部分は一段床面が高くなっているのですが、これは
床下に醤油を仕込む為の仕込桶が残されているため。
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こちらには倉吉絣を始めとする工芸品の他・・・
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ゲゲゲの〇太郎や・・・
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名探偵コ〇ンのグッズが勢揃い!
実は鳥取県は漫画家の大家たる故・水木しげる氏(境港市育ち)や
青山剛昌氏(北栄町出身)を育んだ地!
そのためまんが王国とっとりをキャッチフレーズに、
観光地を中心とした県内各所でこれらの漫画作品と
タイアップした商品が販売されています。
漫画好きの方、これらの作品のファンの方、
記念にお買い上げ!というのはいかがでしょう?

ちなみに今回は訪問しておりませんが、境港市、北栄町(ほくえいちょう)ともに各作品や
作者に関連した観光施設が整えられており、作品の世界観に
触れることが出来るとか。
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赤瓦一号館を後に、歩く。
玉川周辺にはこんな素敵なカフェ(赤瓦五号館「久楽」)や・・・
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お寺(大蓮寺)門前の情緒ある通りも!
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赤いのぼりと看板、整然と並ぶ灯篭が眩しい小さな通りは、
弁天参道、またの名を大蓮寺小路
この奥に並び立つ大蓮寺(だいれんじ)と
銭洗弁財天(ぜにあらいべんざいてん)の寺社から
名を取った通りは、その奥ゆかしい景観からパンフレットイチオシの
撮影ポイント!
この路地を潜って玉川沿いから本町通りへと抜けて行きます。
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ここでちょっと寄り道。本町通りの中心から反対側へ進んだ
所に在る造り酒屋、高田酒造
酒造りは明治8(1875)からという老舗。それ以前は
木綿や醤油の販売を手掛けていたそうで、
天保14(1843)年築の主屋を中心に増築された建物が
残ります。
商家の造りをよく残す建物内では、主力となる銘酒・
此君(しくん)の販売の他、
週末限定で手打ちそばや高田酒造のお酒を楽しめる
ひわだ屋を併設しています。
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こちらが此君 純米大吟醸
その夜のホテルにて、赤瓦一号館でつまみとして購入した昆布入りとろ煮まぐろと共に
頂きました!
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打吹公園通りと本町通りの交差点、インパクト大の店名に
吸い寄せられて入ったのは、
あまりにも良いタピオカ飲料販売 ペトリス
本場・台湾仕込みのタピオカ飲料が楽しめるお店。
+¥100でタピオカ増量可。
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ここで目を引いたのは、お店の窓際やテーブルに
所狭しと並べられたフィギュアの数々。
ジャンルは特に問わずに搔き集められています(笑)
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やや薄着で出て来てしまったので、ホットチョコレートタピオカを注文。
マシュマロの乗ったチョコレートドリンクの下からは・・
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濃厚チョコレートソースと、
弾力たっぷりのタピオカが登場!
カップの中をかき混ぜ、ふわふわマシュマロも絡めれば、よりおいしく
頂けます♪
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本町通りをぶらぶら。
白壁土蔵が映えた玉川沿いと異なり、赤瓦を戴く商家の主屋が並び、
また違った趣。
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こちらの桑田醤油醸造所赤瓦六号館)では、
本業の醤油の他に醤油を用いたデザートを販売!
こちらの醤油ゼリーを頂いたのですが、「醤油」というワードから
連想する塩辛さは無く、中に入れられた小豆と相まって
食べやすく、ほんのりとした甘さに仕上がっておりました。

ちなみにこの建物、明治40(1907)年に皇太子であった
大正天皇による行啓が行われた際、日露戦争の英雄・
東郷平八郎(とうごう へいはちろう)海軍大将の
寝所となったそうな。(知らなかった・・・)
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軒下に腕木、屋根に赤い石州瓦を頂く建物が続きます。
屋根瓦の赤茶色は、耐寒性を高めるべく
釉薬(陶磁器の表面をガラス質にコーティングし、
液体や気体が染み込むのを防ぐ薬品)が塗られているため。

ようやく始まりました、町歩き!
しかし、町並みを楽しみながら歩いた・・・つもりなのですが、
倉吉駅前から目的地まで思いのほか時間を食った所為か、
やや流し気味なのが悔やまれる・・・(泣)

気を取り直しまして、次回は新たな創作の可能性を模索する
試みと、倉吉の伝統工芸、新旧の物づくりに触れて
参ります。
それでは!
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あまりにも良かったです(笑)

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プロフィール

詞-Nori-

Author:詞-Nori-
旅行系ブロガー。
趣味は旅行、町歩き、食べ歩き、
鉄道等々。

目下地元・福岡県に戻り、
次なる行動に向けて準備中。