さて、2泊3日の宮崎旅も、いよいよ
最終回高千穂町の高千穂バスセンターから延岡市
延岡駅までの、
路線バス車内からの眺めをお届けします。
高千穂町三田井地区に在る、
高千穂バスセンター高千穂と近隣地域や遠方を結ぶ交通の拠点からは、
延岡から自動車道やバイパスを通って高千穂を経由し、
久留米市・福岡市へと至る
高速バス、
同じく延岡から高千穂を抜けて熊本市へと向かう
特急バス、
(いずれも要予約)
隣町・五ヶ瀬町への
シャトルバス、
町内各地区とを結ぶ町営の
ふれあいバス等が
発着しています。(写真無し)
今回は宮崎交通による運行、
五ヶ瀬川沿いのいわゆる
旧道を
通って
延岡駅へ向かう路線バスを利用。

バスセンターを出発したバスは、高千穂町を抜けて行きます。

坂を越え、峡谷に架かる橋を渡ります。
こうして見ると、高千穂が山に囲まれ深い峡谷を抱いた盆地であることが
分かります。

斜面に広がる
棚田高千穂は傾斜を生かした
棚田の情景でも知られており、
町内に在る
栃又棚田(とちまたたなだ)や
尾戸の口棚田(おどのくちたなだ)は
日本の棚田百選にも選出されています。

やがてバスはどんどんと高度を下げ、峡谷の底へ。
日之影町(ひのかげちょう)付近からは、
山塊に囲まれた
五ヶ瀬川に沿って進みます。

旧
日之影温泉駅付近からは、車窓に
高千穂鉄道の遺構が出現。
ここから延岡市内まで、並行したり、交差したり、
ラジバ・・・ゴホン。

吾味駅跡付近に架かる
第3五ヶ瀬川橋梁国鉄高千穂線が日之影駅(後の
日之影温泉駅)まで
部分開業した昭和14(1939)年の完成。
中央部を鋼製の
トラス構造、両端を
ラーメン橋とした
複合構造の橋梁で、カーブを描きながら
五ヶ瀬川を渡る姿が美しい。

五ヶ瀬川の清流と冬の山ならではの控え目な
緑、
そこへ溶け込むような鉄道遺構が織り成す景色が、車窓を彩ります。

手前の川床も、
線路の跡レールや枕木こそ撤去されていますが、盛り上がった路盤の名残が、
ここに鉄道が通っていたことを雄弁に物語っています。

峡谷を抜け、平地へと出て来ました。
川幅も広がり、延岡市街はもうすぐ!

高千穂BTから約1時間30分、終点の
延岡駅に到着!
かつて
高千穂鉄道の列車が発着していたターミナル駅は、
今は
JR日豊本線(にっぽうほんせん)の列車のみが行き交う、
宮崎県北部の中心都市・延岡市の
玄関口(失礼ながら)予想していたよりも規模が大きく、かつ綺麗に整えられた駅施設は、
延岡市が平成24(2012)年に策定した
延岡駅周辺整備事業基本計画の下、
大規模リニューアルを実施。
駅舎の改修、各ホーム間を繋ぐ
跨線橋の設置、
東西自由通路の設置、
駅前交番の開設に加え、
待合スペースに各種イベントや活動に利用できるスペース、
書店、
ス〇ーバックスコーヒー等が併設された
延岡駅前複合施設 エンクロスが
昨年(2018年)4月にオープンしました。

複合施設内は動線が分かりやすく整理され、通路に沿って
店舗や施設が営業中。
列車への乗り換えを待つ間、私も
ス〇バで一休み♪

16時41分発、博多行きの特急
にちりんシーガイアが
1番線に入線して来ました。
783系ハイパーサルーンで、大分を目指します。
日向国に根付く太古の歴史と高千穂の自然、食文化を満喫した
3日間。
宮崎県を訪ねたのは1年の間に2度目となりましたが、
場所を変え、ルートを変えて存分に楽しむことが出来ました!
開拓も、面白きかな。
次は
高千穂鉄道の
廃線巡りもしてみたい!
その機会を心待ちにしつつ、日常へと戻ります。
次回は・・・未定(笑)
またお出掛けか旅に出ることが有りましたら、こちらで
アップして参りたいと思います。
それでは!