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長屋門でteaタイム!

気が付けば、これまでアップしてきた記事数が200回を突破(削除済み記事含む)
しておりました。
一昨年3月に当ブログを開設してから3年目。
これまでご覧になられた皆様にお礼申し上げるとともに、
これからもより見やすく、より分かりやすい記事となるべく
精進して参りますので、何卒よろしくお願いします。

さて、日帰り臼杵観光第4回。
臼杵市街地の山手に開かれた「二王座歴史の道」を
突き進んでいる訳ですが、今回はその続き。
「歴史の道」の特徴である切通しを見通せる好立地に建つ
寺院の跡、それから武家屋敷跡に設けられたカフェを廻ります。
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「甚吉坂」付近を抜け、「歴史の道」を象徴する部分、
切通しへと差し掛かりました。
このあたりで路地はもっとも狭くなり、片側には切り立った斜面、
もう片側にはわずかに開かれた土地に所狭しと建物が並びます。
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そんな最狭部に建っているのが、旧真光寺(きゅうしんこうじ)
享保元(1716)年、浄土真宗本願寺派・善正寺の塔頭(たっちゅう、支院)として
臼杵藩士の子・宗滴(そうてき)によって開基され、
以後切通しと合わせ臼杵の町並みを代表する景観として親しまれていました。

その後真光寺は別所に移転となり、残された寺跡は臼杵市の所有へ。
修復・整備を経て平成4(1992)年、町並み散策の休憩所として
再利用されることとなりました。
先ほどの画像に写っていた宿屋のような建物も、ここの敷地内。
斜面を背負った細長い土地に、張り付くようにして施設が建てられています。
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内部は江戸中期の建築様式そのままに保存・整備されています。
休憩所と言っても自販機があったり説明書があったりする訳でもなく、
むしろ殺風景とすら言えるかも。
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先ほどの画像で見えていた座敷と隣接して設けられた
中2階のような構造の部屋からは、ご覧の眺め!
細く伸びる切通しやその両脇に並ぶ家屋、寺院などの様子が
手に取るように分かります。
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階段を上がり、2階へ。
天井板を張らない屋根の下には、太い梁が剥き出し。
どっしりとした木材が縦横に張り巡らされています。
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2階の奥には、座敷も設けられています。
向こうに見えている縁側からも・・・
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こんな景色が!
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視線を転じれば、お向かいの屋敷に植わったも見えています。
青空に舞う花びらが、イイ感じ♪
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「旧真光寺」を出て、通りへと戻って参りました。
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見上げるような石段の上に構えているのは、旧片切家屋敷
臼杵藩随一の剣豪として内外にその名を知られ、
西南戦争にて勤王臼杵隊の一員として西郷軍と戦い
闘死を遂げた、片切八三郎(かたぎり はっさぶろう)の屋敷。

その息子・中根貞彦(なかね さだひこ)は、
三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)初代頭取・日本銀行(日銀)理事・高島屋顧問等を
歴任した実業家、また生まれる前に失った父(片切八三郎)、
3歳の頃に死別した母への想いを短歌に込めた歌人でもありました。

さらにこの石段、若き日の直良信夫(なおら のぶお)氏が
腰掛け勉学に励んだ場所であり、後に最愛の妻となる音(おと)夫人との
出会いの場
そんな臼杵の人物たちと縁を持つ数奇なお屋敷ですが、
内観は不可。残念。
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坂道を下って行くと、通りが広く、そして平坦になって参りました。
この辺りでも両側には寺院や武家屋敷跡が並びます。
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途中で見つけた素敵な雰囲気の洋風建築。
中は臼杵産のTシャツやバッグ、手芸品等を販売するショップ、
YUMEYA KAI~夢や魁~となっています。
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さらに進んだところで遭遇したのは、旧稲葉家長屋門
臼杵藩主稲葉家の分家が暮らした屋敷の跡。
臼杵藩ではこの長屋門は家老や藩の要職に就く家門にしか
建造を許されておらず、この屋敷の主が特別な扱いを受けていたことが分かります。

現在主屋は残されてはいませんが、長屋門部分が喫茶店・長屋門として
再利用されており、庭園を眺めながらのティータイムが楽しめます。
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長屋門の横には稲葉家土蔵も残存。
内部は休憩所として無料公開されています。
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かつて屋敷の住人にとっての「寛ぎの場」であったろう庭園
今は「長屋門」の一部として、訪れた人の目を潤しています。
向こうに見えているのは「八町大路」散策で訪れた「サーラ・デ・うすき」。
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折角なので日替わりケーキセットとコーヒーを注文。
メインは抹茶とチョコの層が交互に重なり二つの味が楽しめる、
抹茶ケーキ
それに濃厚チョコアイスクリームブルーベリー
ミントの葉を載せた生クリームが付いて来ます。

・・・コーヒーにシロップをまるっと入れてしまい、甘々になった。失敗。

石畳の通りに運動にピッタリ(?)な坂道、偉大な人物を生み出した屋敷や長屋、
絶景に風情あふれる建物と、いろんな魅力が詰まった
「二王座歴史の道」。
ゆっくり、のんびりと先人の気持ちになって歩いてみれば、
また違った景色が見えて来るかも知れません。
皆さんも臼杵を訪れた際は、ここを散策してみては
いかがでしょうか?
次回は街のシンボル・臼杵城へ!
精強を誇る島津軍を撃退した堅牢なる構えと、
まもなく見頃を終えるとのコラボレーションを納めます。

なお今日から私は一週間ほど赴任を兼ねた旅路へと出て参ります。
PCを持ち運ぶため道中でアップすることがあるかも知れませんし、
ないかも知れません(笑)
それでは!
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猫ちゃんズ、お食事中。

コメント

こんばんは。

回を重ねて200回ですか。
この数は自慢してもよい回数ですね。
内容も丁寧に書かれていて、読みごたえがあります。
それにしても、臼杵市の市街地は、歴史を感じさせる、見どころいっぱいの街ですね。
市街地は昔を感じさせる美しい街だと思いました。

No title

こんにちは!
コメントありがとうございます。
結局移動中にアクセスすること叶わず、お返事が
遅くなってしまいました。


お褒めに与り、光栄でございます。
これからも回を重ね、皆さんに日本の風景を
お伝えできればと思います。
臼杵の街は城下町の風情が色濃く残る場所も
多く、「歴史さんぽ」を楽しむことが出来ますよ。

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プロフィール

詞-Nori-

Author:詞-Nori-
旅行系ブロガー。
趣味は旅行、町歩き、食べ歩き、
鉄道等々。

目下地元・福岡県に戻り、
次なる行動に向けて準備中。