新しい記事を上げるたびに、過去記事の画像が侵食されて行く・・・
そんなジレンマとの闘いが続いている、ac802ftkです。
まあ・・・
上げますけど!いよいよ旅も終盤、翌日に
利尻島上陸を控えての稚内散策は、
夕日の名所・ノシャップ岬へ!
晴天を利し、
宗谷海峡を望むサンセット、自然と天体の織り成す極上の「魔法」を目撃します。

ホテルでしばし休息を取り、日が傾いた頃を見計らって再出撃!
稚内駅前のバスターミナルから、ノシャップ行き
宗谷バスに乗り込みます。
市街地を抜ける事10分ほど、終点・ノシャップバス停で下車。
目的地へ向けて歩きます。

宗谷地方の特徴の一つは、海から吹き付ける烈風。
道端に立てられた町内会の旗も、常時はためいています。
これに道北の冷たい空気が加わると・・・
結構キツい
「岬」という単語から想像していたそれとは異なる、案外「普通」の住宅街を抜けて
岬の突端を目指します。

さて、やって参りました・・・
ノシャップ岬!「日本最北端」で知られる宗谷岬と対する位置で(宗谷岬が東側、ノシャップ岬が西側)
海へと突き出し、
日本海と
宗谷湾を区切る岬。
名前の由来はアイヌ語で
ノッ・シャム(もしくはノッ・サム)と言い、
「岬がアゴの様に突き出たところ」、「波の砕ける場所」、「岬の傍ら」等の意味が有るそう。
漁港に面した岬の一角は
恵山泊漁港公園(えざんどまりぎょこうこうえん)として
整備されており、雄大な
日本海や
利尻島・
礼文島といった島嶼を望む位置に、
ご覧の碑やイルカのモニュメントを設置、自然観察や記念撮影を楽しめます。
また周辺には天体観測や南極観測の資料を展示した
青少年科学館、
「幻の魚」と称されるイトウをはじめ、北方の海に住まう魚たちを取り扱う
ノシャップ寒流水族館も設けられ、海の眺めと合わせて楽しめます。
(訪問時は既に閉館時間後)

夕日を浴びて輝く、イルカのモニュメント。
タイミングが合えば身を捻ったイルカの中央付近に」、夕日が掛かった一枚が撮れます♪

荒波と烈風の先、海の上に浮かぶように立ち上がっているのは、
最終目的地・
利尻島のシンボル、
利尻山!(りしりざん、標高1,721m)
「利尻富士」の異名を取る海の名峰が、その美しい稜線を霞の向こうに浮き立たせています。
この他天気に恵まれれば
礼文島や
宗谷岬も見えるそうなのですが、
あいにくこの日は大気の状態が悪かったか、両者とも
確認できず
「恵山泊漁港公園」越しでも見えます。

周辺の散策スポットその2。
赤白の
ウ〇ーリーみたいな配色が特徴的な、
稚内灯台明治33(1900)年開設、現在地には昭和44(1969)年に移設されました。
高さは地上から灯台頂部まで約43m、水面から灯火までおよそ42m。
これは
北海道一、全国2番目の高さ(日本一は島根県の出雲日御碕灯台 いずもひのみさきとうだい)
内部には154段(!)の階段が設けられ、その頂部に取り付けられた灯火器からの光は、
18.0海里(約33km)の彼方まで届くという。
波濤と強風押し寄せる宗谷海峡の、「海の守護者」。

下から見上げると、やはりものすごい迫力!

やがて日が傾き、サンセット(夕暮れ刻)が始まりました。



徐々に落ち行く
太陽。




そしてついに・・・

水平線の向こうへと沈んでしまいました。

稚内灯台も既に稼働中。辺りが夜闇に包まれる頃にはその光が眩いものとなり、
暗黒の海を照らす「案内人」となることでしょう。

すっかり暗くなった頃、
稚内駅前に帰着。

晩ごはんを食べに向かったのは、
車屋・源氏(くるまや げんじ)
「たこしゃぶ」を始めとする稚内の郷土料理や、宗谷の海で獲れる
海産物を生かした日本料理店。
地元の人と店員さんが親し気な会話を交わす、アットホームなお店。
営業時間・・・11:00~14:00、17:00~22:00
定休日・・・不定休
※ランチ・ディナーでメニューの違いあり

まずは一杯。オエノンホールディングス傘下、旭川市で醸造を営む
北の誉酒造の一杯を、お燗で頂く。
冷えた身体に、適温に暖められたお酒が染み渡る~!

食事は宗谷の味覚をコンパクトにまとめた、
地物定食焼き魚(ホッケ)、刺身(サーモン、ボタンエビ、ホタテ貝柱)、イクラ丼、もずく酢、
小鉢、漬物、味噌汁が付いた定食メニュー。
脂の乗ったホッケ、食べ応えのあるホタテ、プリプリのボタンエビ、甘みを帯びたサーモン、
ご飯と一緒にホカホカ、プチプチを味わえるイクラと、
北海で食べる海の幸はやはり
絶品!離島上陸前の贅沢、味わい尽くしました♪
北の大地、海の傍で見る夕日。それはいつも目にするものとは異なる、
とても「特別な」体験に思えました。
次は「日本最北端」・宗谷岬で、北海に沈む太陽を拝みたいな。
次回はいよいよ
利尻島上陸!
激しい荒波と激烈な風が吹き付ける大海原へ、この旅3本目となるフェリーで
踏み出します!
果たして無事に辿り着けるのか!?
それでは!

仲良しカモメ、エサを食む
参照:稚内観光協会公式サイト
北海道Style
ヤマケイオンライン
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