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ハートランドフェリー~荒ぶる海を船越えて~

ようやく最近抱えていた問題に解決策が見つかり、ほっと一息。
しかし「侵食」が大分進行している為、該当記事の削除や
編集もやむなしか・・・
安堵と無念の入り混じった、何だか複雑な気分でございます。

さて、一月近くに亘ってまとめて来た道中も、ついに最終回
今回は稚内から最終目的地・利尻島を目指す船旅、そして
航海の果てに目にした絶景をお伝えします!
ハートランドフェリー1
朝6時前、前日見送った太陽が輝きだした頃。
一夜の宿たる「ホテル美雪」を出て、稚内港を目指します。
ハートランドフェリー2
空はキレイな晴天・・・しかし
「風の街」・稚内にはそんなものは関係なかった。
前回に続いて人さえも吹き飛ばさんばかりの猛烈な

荷物どころか身体さえ持っていかれそうな突風の連続に、
「船は出せるのか・・・」と、一抹の不安が過る。
ハートランドフェリー3
ともかく船が出るか否かだけでも確かめなければ意味がない。
稚内駅付近から風と闘うこと約20分。
利尻島への船が出航する稚内フェリーターミナルに辿り着きました。

ここから利尻島鴛泊港(おしどまりこう)と礼文島香深港(かふかこう)へ向けて
それぞれ一日数便のフェリーが運航されており、所要時間はそれぞれ
1時間40分、1時間55分といったところ。
各離島と北海道本島を行き来する旅客だけでなく、生活物資の輸送も担う離島の命綱
ハートランドフェリー4
自動券売機で自由席乗船券を購入し、2階の待合室へ。
岸壁では稚内~利尻島礼文島、江差~奥尻島の各航路を運航する船会社、
ハートランドフェリー所有、サイプリア宗谷が待機中。

平成20(2008)年に就航した、利尻・礼文航路では最新型の船。
全長95.70m、幅15m、総トン数3,555t。
乗用車55台、8tトラック21台を搭載可能で、19.6ノットの航海速力を発揮します。

外洋を長距離・長時間で結ぶ新日本海フェリーの「はまなす」とは用途・目的の違いから
サイズ・スペック共に比べるべくもありませんが、
設備は2時間にも届かない航海には十分なもの。
条件が良ければ心地良い航海が保証されることでしょう。

船名の「サイプリア」は、礼文島にのみ生息する植物・レブンアツモリソウ
学名である「サイプリペディウム」に、国や地域を表す「IA」を合わせた造語
「サイプリペディウム」の花言葉は「君を忘れない。」
なんか・・・縁起悪そう
ハートランドフェリー5
相変わらず海は荒れ模様。
この有様で定時運行・到着予定と言うのだから、恐れ入る。
さすがは北の船。強い。

出航予定時刻10分前、乗船が開始されました。
私も船体に接続された搭乗橋を通って、船内へ。
ハートランドフェリー9
客室部分は2層建て。2階が追加料金を払うことで利用できる指定席・1等席や
1室限定の特別室、他操船に欠かせない操舵室も2階部分に置かれています。

一方1階は2等室中心。一部にはバリアフリー席やマットレス・毛布で横になれる
1等和室が設置されています。
写真右手には案内所兼用の売店が在り、お菓子の他各種土産物がディスプレイされています。
左に見えている階段は、2階へ上がるためのもの。
ハートランドフェリー7

ハートランドフェリー6
今回はこちらの2等イス席を利用。
3席並びの座席が横3列の構成で並べられています。
ここは座席の指定は無く、窓際、中央席、好きな場所に陣取ることが出来ます。

リクライニングは効かないものの、短時間の航海では問題ない座り心地。
観光シーズンについては・・・お察しください
ハートランドフェリー8
後方には開放的な甲板ベンチ席が設けられていますが、
容赦なく波を被るであろうこの日、利用する人は皆無
穏やかな天候の日や、暖かな夏季に寛ぐにはちょうどいいかも知れない。
ハートランドフェリー10
6時55分、大きく汽笛をならした「サイプリア宗谷」は、いよいよ
利尻島への航路へと乗り出しました。
岸壁に係留された巡視船や「北防波堤ドーム」が、険路に踏み出す船を見送る。
ハートランドフェリー11
港を抜け、いよいよ防波堤の外へ。
途端に大きな波が押し寄せ、容赦なく船体を揺らします。
ハートランドフェリー12
徐々に遠ざかる稚内市街地。
ハートランドフェリー13
稚内市街地の後方に控える台地から突き出ているのは、ノシャップ岬
晴れやかな天気(ただし寒い)の中夕日を眺めた景勝地も、
荒波の果て。
ハートランドフェリー14
強風に負けじと立ち上がる稚内灯台が、頼もしい。
ハートランドフェリー16
陽光照り返す日本海
ハートランドフェリー15
時折猛烈な波と水しぶきが舷側を襲う。

出発から1時間を過ぎ、徐々に波が弱まってきました。
風も収まり、陸地が近付きつつあるのを感じます。そして・・・
利尻島上陸1
8時30分頃、船の左舷前方より、島のシンボル・利尻山(りしりざん)が近付いて来ました!
標高1,721m、「日本百名山」にも選ばれた名峰で、海上に突き出るように佇立する
美しい姿から利尻富士とも呼ばれています。

「利尻」の名はアイヌ語の「リシリイ」から付けられており、高い島山の意。
古くから航海や漁場の目印とされ信仰された霊峰は、明治23(1890)年に
修験者・天野磯次郎による登山道開削以来登山者たちのメッカとなっています。

また海に囲まれ、島の中央に聳え立つ特殊な環境は独自の生態系を生み、
「リシリヒナゲシ」、「リシリオウギ」、「ボタンキンバイ」といった植物は島固有
ものだそう。
山の中腹にはチシマザクラが群生しており、そちらは北海道天然記念物
指定されています。
利尻島上陸2
海の上、遮るもの無い位置からこうして名峰を拝めるのも、船旅ならでは。
利尻島上陸3
8時35分、鴛泊港着。
搭乗橋を渡り、ついに利尻島上陸!
利尻島上陸4
ここまで波を越え、風を切って進んで来た「サイプリア宗谷」は、
折り返し9時5分発の便で稚内へと戻ります。
利尻島上陸5
ついにやって来ました、利尻島!
北海道本島・稚内市から約52km、周囲52.8km。
車で2時間、自転車4時間ほどで一周できる離島。
島内は「利尻町」と「利尻富士町」から成り、両自治体合わせた人口は4,478人。

利尻山とその周辺で見られる豊かな自然、
島を取り巻く日本海から獲れる「利尻昆布」や「ウニ」といった海産物を誇る、
観光と漁業の島
ここがこの先半年ほど、私の「棲み処」となります。
この島や周囲の島・町を巡るのが、今から楽しみ!
(もちろん仕事も頑張ります!)

とうとう到達しました、北の離島・利尻島
ここを拠点に今後は島内の名所やお隣の礼文島、もしくは稚内市の
スポットをご紹介したく思います。
次回は未定ですが、お天気次第で鴛泊(おしどまり)地区の散策、
もしくは「逆さ利尻富士」が見られるという姫沼
出掛けたいと思います。
それでは!

参照:ハートランドフェリー 公式サイト
    利尻町役場
    利尻富士町役場
    阪急交通社 ホームページ
    利尻島観光ポータルサイト「りしぷら」
  

コメント

No title

こんばんは!

お~豪華客船ですね!

船内はこんな風になっているとは…ホテルみたいですね(*´ω`)

1度船に乗ってみたいな~と考えているのですが、このお写真で少し船乗りの気分を味わいました(笑)

景色も電車や飛行機とは一味違うでしょうね(^ω^)

利尻島の記事、楽しみにしております、私も久しぶりにドライブというか遊びに行ってきたのでまたお願いします<m(__)m>

No title

こんばんは!

お~豪華客船ですね!

船内はこんな風になっているとは…ホテルみたいですね(*´ω`)

1度船に乗ってみたいな~と考えているのですが、このお写真で少し船乗りの気分を味わいました(笑)

景色も電車や飛行機とは一味違うでしょうね(^ω^)

利尻島の記事、楽しみにしております、私も久しぶりにドライブというか遊びに行ってきたのでまたお願いします<m(__)m>

こんばんは。

いよいよ利尻島へ……。
5月だからでしょう、まだ山に雪が残っていますね。
いつ見ても感動的な山です。
私も鴛泊港近くの宿で泊まりました。

No title

deikai20さん
こんにちは!コメントありがとうございます。
稚内⇔利尻航路は短距離故規模としてはそれほど
大きくは無いのですが、エントランス付近は
しっかり装飾が施された造りになっていましたよ
(^-^)
海から見る陸地の景色は、列車等では味わえない
独特なものがありますね。

久々のアクセスついでに、deikai20さんの記事も
訪問させて頂きます(__)

こんにちは

yamashiro94さん
コメントありがとうございます。
この返信コメントを書かせていただいている17日地点では
大分融雪も進んできておりますが、それでも
整った山容はとても魅力あるものに思えます。

鴛泊港の近く・・・もしや・・・?

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プロフィール

詞-Nori-

Author:詞-Nori-
旅行系ブロガー。
趣味は旅行、町歩き、食べ歩き、
鉄道等々。

目下地元・福岡県に戻り、
次なる行動に向けて準備中。