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利尻空港~離島の「空」を見つめて~

「内地」では梅雨の足音が近付きつつあることと思いますが、
「梅雨」が無いというここ北海道は利尻島では、穏やかな天候が続いています。

前回から利尻島「空の玄関口」・利尻空港を取り上げている訳ですが、
今回はその続き。
離島の小空港に飛来する旅客機の離発着の様子と、
ターミナルビル2階に入居する、「唯一の」飲食店をお届けします。

コンパクトにまとめられた1階部分を探索し、階段を上がって2階へ。
そこに広がっているのは・・・
飛行機観察18
空港名物、送迎デッキ!
旅立つ、あるいは帰って来た家族や友人の出迎えに、あるいは飛行機の観察や撮影に
欠かせない定番スポット!
これだけなら全国各地で見られる設備なのですが、ここ利尻空港を特徴付けているのが・・・
飛行機観察
この眺め!
眼前に空港施設のスポット(駐機場)、その奥に滑走路が広がり飛行機の着陸から
乗客の乗降、出発準備の様子まで見られるのはもちろんですが、
ここを優れた場所としているのは、さらに向こうに広がる利尻山の山稜。

「カメ男」たちにとっては機体だけでなく「機体+山」まで収め得る、
この上ない立地です。
デッキ付近には20倍までズーム可能な双眼望遠鏡も設置され、
飛行機好きでなくとも「山と飛行機」、双方を楽しめます。
飛行機観察2
13時50分頃、定刻(13:45)より少し遅れて新千歳空港よりこの日1便目、
全日空(ANA)4929便が到着!
毎年6月~9月、利尻島が観光シーズンを迎える時期に運航される臨時便

機材は米ボーイング社が半世紀以上に渡って改良しつつ生産を続ける
ベストセラー小型ジェット機・737シリーズの第2世代、
ボーイング737-500

1980年代から2000年に掛けて製造・販売され、初期型737からエンジン換装、
客室・コクピットの刷新といった改良が施されています。
現在は後継となるNG(ネクストジェネレーション)シリーズや
最新鋭のMAXシリーズ(度重なる事故で話題となっています)の導入で世界的に
退役が進んでおり、日本国内でも‐500型を保有するANA傘下の
ANAウィングス国内最後のオペレーター
飛行機観察3
利尻空港には主要空港で見られる平行誘導路(その名の通り滑走路と並行に造られ、
離陸機の駐機場から滑走路への移動、着陸機の滑走路からの脱出と
駐機場への移動に使われる)がありません

そのため減速して滑走路端へ至った機体はその場で向きを変え、
飛行機観察4
滑走路上をUターン。
飛行機観察5
利尻山を背に駐機場へ進入すると
飛行機観察6
ガイドラインに沿って半円状に向きを変え・・・
飛行機観察7
ターミナル正面で停止!
エンジンが切られ、降機準備が始まります。
飛行機観察8
1日1~2機程度しか捌くことの無い利尻空港。
ターミナルビルと機体を繋ぐ搭乗橋(ボーディングブリッジ)が無いため、
乗客たちはANA所有の自走式タラップから地上へと降り立ちます。
ようこそ、利尻島へ!
飛行機観察10
全日空機の到着を見届けたところで、お昼ごはん。
ターミナルビル2階にて営業中の唯一の飲食店、
喫茶店 RISHIRI(利尻)

メニューはドリンクやホットケーキ、ワッフル、トーストといったデザートメニューの他、
利尻名物・昆布を使った昆布ラーメン(塩ラーメン)、カレーライス、
各種軽食類をラインナップ。
6月10日以降は昆布と並ぶ名産品・ウニを使ったうに丼(値段は時価次第)が
加わります。

店舗の傍らでは利尻土産や利尻島および周辺地域を取り上げた書籍が販売され、
カウンター近くでは島を訪れた著名人のサイン(詳しく見なかったため誰のものかは分からず)が
見られます。
飛行機観察9
ここは是非うに丼を!と思ったのですが、まだウニ漁解禁前だったため
在庫なし

なので通常メニューの五目チャーハンを注文。
コンソメスープとサラダが付いて900円ナリ。

お昼も済ませ、飛行機観察再開。
着いたばかりの737ですが、30分ほどで新千歳へと折り返すANA4930便
運用へと入ります。
飛行機観察12
利尻を離れる乗客たちの搭乗が完了すると、タラップが離脱。
続いて地上職員の手でランディングギア(降着装置)を固定していた車止めが外されると、
準備完了!
飛行機観察13
エンジンをスタートし、機体各部のチェックを済ませた737は
自力で移動を開始。
飛行機観察14
駐機場から滑走路へと入ると向きを変え・・・
飛行機観察15
加速を開始!
飛行機観察16
V1(離陸決心速度)を超えた機体は向かい風と揚力を味方に付け、
ふわりと浮き上がると・・・
飛行機観察17
北東方面へと去って行きました。
飛行機観察19
15時ころ、この日2便目となる日本航空(JAL)2885便
札幌近郊・丘珠空港(おかだまくうこう)より飛来!
(音が静かだったので、不意打ちを食らった 笑)

先ほどの全日空4929・4930便と異なり、こちらは通年運航される定期便
機材はJALグループ傘下・北海道エアシステム(HAC)が保有・運航する
サーブ340

1983年に登場したスウェーデン製の機体で、近距離路線での運用に適した
ターボプロップ機(プロペラ機)
横1+2列の空間に搭乗乗客数33~37人という小さな旅客機で、
北海道エアシステムでは平成10(1998)年の運航開始当初より
札幌都市圏と道内各地や離島を結ぶ路線に運用しています。

いまだ後継機導入の具体的な話は聞かないものの、運用中の機体はいずれも
機齢20年超。
先ほどの737-500同様、この先長くないかも知れない。
飛行機観察21
機体と航空会社が異なると言っても、到着後の流れは同じ。
滑走路端で反転した機体は
飛行機観察22
駐機場へと進入し
飛行機観察23

飛行機観察24
グルっと回って・・・
飛行機観察25
所定の位置に停止しました。
飛行機観察26
「サーブ340」は、設備の整っていない小規模空港での運用を想定した機体。
そのため機体にタラップが内蔵されており、
引き出されたステップから乗客は地上へと降り立ちます。
飛行機観察27
JAL機の到着を見てから、空港の外へ。
海の向こうの礼文島を眺めながら、1時間の帰路に就く。

大小さまざまな機体が頻繁に行き来する大空港とは異なる、
離島の風景。
しかしながら周囲の自然と小空港ならではな光景は、
これまで見慣れて来たそれとは違う、別の魅力に溢れていました。
今回は雲が漂う中での観察となりましたが、
次はより好天下での眺めを楽しみたいものです。

次回は未定・・・ですが!
近々連休を頂けることとなりましたので、久々に北海道本島にでも渡り、
「日本最北端の地」(ああ、なんとロマンに満ちた響きか・・・!)、宗谷岬にでも
行ってみようか、と思案中です。
果たして私の予定は如何に・・・?
それでは!
飛行機観察30
利尻山(雲隠れ中)とサーブ340

参照:イカロス出版「航空旅行Vol.29」
    FlyTeam(フライチーム)
    Wikipedia

コメント

こんばんは。

空港のデッキから見た利尻山は絶景ですね。
若い頃に礼文島から見た利尻山は、私のあこがれの山です。
なんといっても海に浮かぶように見えるのがすごいです。

空港ははやりローカル感がありますね。
小さくてもなぜか温かさを感じます。

No title

こんばんは!

利尻島って梅雨がないんですね~羨ましいというと語弊があるかもしれませんが、同じ日本でもそういう地域があるのですね(゜_゜)

チャーハンも少しピラフみたいな感じで美味しそうですね(*´ω`)

飛行機かっこいいですね、久しぶりに空の旅に出たくなりました(笑)

宗谷岬、是非是非楽しんできてください!

こんばんは

yamashiro94さん
コメントありがとうございます。
海上や周辺地域から見る利尻山は、格別の
存在感が有りますね。
船乗りたちの目印になったというのも納得です。

僅かな折り返し時間でもどこかのんびりとした
雰囲気が漂っているように思えるのは、
離島ならではでしょうか。

No title

deikai20さん
こんばんは。コメントありがとうございます!
はっきり「梅雨」と呼べるほどの崩れ方はしない
そうなのですが、全く影響ない、という訳でも
無さそうで・・・最近は曇りがちな空模様が
続いております(笑)

軽食の定番、チャーハンは安定の美味しさでした
(^-^)
行って参りましたよ~、宗谷岬!
またアップして参ります。

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プロフィール

詞-Nori-

Author:詞-Nori-
旅行系ブロガー。
趣味は旅行、町歩き、食べ歩き、
鉄道等々。

目下地元・福岡県に戻り、
次なる行動に向けて準備中。