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宗谷岬~「最北」の地に一歩を刻む~

今日の利尻島は、朝から荒れ模様。
容赦なく吹き付ける雨風に出掛けることもままならず、
寮の自室でだらだらとした時間を過ごしております。
(フェリーも飛行機も欠航となり、島外との連絡手段、ナシ!)

さて利尻~稚内間のフェリーから始まった稚内小旅行、
今回は序盤にしてこの旅最大の目的であった宗谷岬へ!
日本人が障壁無く到達し得る「最北端」の様子とその周囲、
またあまりにも有名な記念碑からの眺めをお届けします。
それでは参りましょう!
宗谷岬
フェリーターミナルから稚内の街に降り立った私。
まずは稚内駅方面へと歩き出します。

海を隔てて隣国・ロシアと接する「国境地帯」でもある稚内。
その特色が出ているのが、主要地点への方向を指し示す案内標識。
日本語をメインに下に英語が併記されているのは通常通りですが、
そのさらに下にはなんとロシア語が。

他の言語から未知の単語の羅列が何を指し示しているのかは分かるのですが、
日本語と英語を除けば何て書いてあるのか分からない
ついでに読み方も分からない(笑)

歩いて15分ほどで稚内駅界隈へ。(意外と遠い)
ここから目指す宗谷岬までは宗谷バス運行の路線バスも出ているのですが、
本数が限られている上に既に出発した後
そこで今回は・・・
宗谷岬2
街角の駐車場・「タイムズ」でお馴染み、パーク24株式会社傘下として
各地でレンタカーショップを展開中の
タイムズカーレンタル 稚内駅前店にて
人生初、単身でのレンタカー利用に挑戦!

今回は日付を跨いでの利用では無く、夕方頃には帰投予定である為
6時間までのプランとし、車種は1,500cc以下のコンパクトカー、
「C-1クラス」を選択。
ここで課される北海道での基本料金※5,292円に、万一事故を起こした際に
付与される「安心補償コース」を加えた7,452円をお支払い。

※この「基本料金」は選択するクラス(軽自動車、排気量によって区分されるコンパクトカー)によって
変動する他、夏季料金やハイシーズン料金が課される場合も有ります。
トヨタヴィッツ2
現金支払いの際に、「身分証」代わりとなる保険証を島に忘れてくるという
波乱(うっかり)もありつつ、、無事「足」をゲット!

今回相棒となるのはこちら、トヨタ・ヴィッツ
国内最大手の自動車メーカー・トヨタ自動車を代表するコンパクトカーの一車種で、
平成22(2010)年に登場し、マイナーチェンジを経ながら現在も生産が続けられている
3代目ヴィッツの、最初のマイナーチェンジ版(2014年登場)。

5ドアのハッチバック車で、全長およそ3,900mm、全幅16,95mm、
全高約1,500mm、ホイールベース(前後タイヤ間の距離)は2,510mm。
心臓部には1.3Lの直列4気筒ガソリンエンジンを搭載し、
最大95馬力、6,000回転を発生します。
宗谷岬3
リアビュー。
一日乗り回してみた感触としては、トヨタ車らしいなめらかな加速と
程よいブレーキの効きがいい感じ。
コンパクトカーならではの回頭性の良さも光る、乗りやすい車両でございました。
トヨタヴィッツ
車内。
最近はボタン一つでエンジン始動が出来たり、ハンドブレーキがペダルになっていたり、
タッチパネル式のモニターで速度計の他複数のメニューを選択出来たりと
自動化・デジタル化の進歩が著しいですが、この「3代目ヴィッツ・14年モデル」は
そこまでの領域には至っておらず、アナログ式の速度計、
手前に引くことで効くハンドブレーキ、キーはカギ穴差し込み式と
伝統的スタイルを引き継いでいます。

落ち着いた色調の内装と身体にフィットする座席、広々とした足下スペースがgood!

出来れば宗谷岬までの風景もお届けしたいところだったのですが、
運転に集中するため文章での表現となりますこと、
何卒ご容赦ください。

「タイムズカーレンタル」の従業員さんに見送られ、いざ出発!
稚内駅前を起点として旭川へと至る,、国道40号線を進む。
道沿いには市場を主体とした複合施設、副港市場(ふくこういちば)も所在。
ここの駐車場に立ち寄り、カーナビに目的地・「宗谷岬」を入力!

宗谷本線のガード下を潜り向きを変えてしばらく、
「潮見4丁目交差点」で左折し、「宗谷ヒストリーロード」こと国道238号線に進入。
ここから先、宗谷岬までの27kmをひたすら道なりに走る。

稚内市街地を抜けると、北海道らしい広々とした大地。
時折店舗や住居、集落が点在する他は原野が続きます。
途中宗谷地域の「空の玄関口」・稚内空港や道立宗谷ふれあい公園といった
スポットをかすめ、左手には宗谷湾の海景色。

そんな景色の中、ひたすら伸びる直線道路を走る。
広い道、広い風景の中では自車がなんだかゆっくり走っているかの様。

やがて右手に海辺から一段高い丘陵地帯が現れ、、集落の間を縫うように
連続するカーブを抜けて行くと、前方に「宗谷岬」の標識を発見!
ここは素直に観光スポット真横の駐車場に停めても良いのですが、
混雑していた場合を考慮し、右手の坂道を上った先に在る「宗谷岬公園」の
駐車場を利用する。

車を降り、坂を下り、いよいよやって来ました・・・
宗谷岬4
宗谷岬!
北緯45度31分22秒、東経141度56分11秒。
我ら日本人が自由に往来可能な最北の地

ここから宗谷海峡を挟んで43km先は異国・ロシア領サハリン(樺太)の南端・
クリリオン岬(日本名・西能登呂岬)となります。
人生で一度は訪れたいと願っていた憧れの地に立っている・・・
実に感無量
宗谷岬5
この「最果て」の証明となるのが、日本最北端の地の碑
極めて特徴的かつ印象的な三角錐のデザインは「北極星の一稜」を表現。
円形の台座は、、北の大地に刻まれた戦いと悲劇の歴史から「平和と協調」を願い、
頂部の直下に置かれた「N」形の装飾は、、そのまま「北」を表しています。

実はこの石碑、「日本最北端の地の碑」としては3代目(ヴィッツと同じ!)
初代は現在地から3kmほど離れた場所に昭和36(1961)年に建立。
その後昭和43(1968)年に現在地付近に、三角錐の形状に宗谷地域原産の
めのうを埋め込んだ2代目が建てられました。

昭和63(1988)年には「観光地化」も企図し、付近に埋め立て地を造成した上で移設
後年私たちが目にすることの出来る石碑へと建て直され、現在に至ります。
・・・ちなみに、実は日本が実効支配する「最北端」はここでは無く
宗谷岬沖1kmの海上に浮かぶ無人島・弁天島がそれに当たるそう。

日本が領土であることを「主張している」場所も含めると、
「北方領土」の択捉島が最北端に該当します。
(頑張れ、日本政府!)
宗谷岬6
「最北端の地の碑」裏からの眺め。正面はサハリン(樺太)との間を隔てる宗谷海峡
宗谷岬7

宗谷岬8

この宗谷岬、晴れた日にはサハリンが遠望出来るとの事でしたが、
この日はあいにくの曇り空。
これでは見えないだろう、と思いきや・・・
宗谷岬9
見えてる
43kmの距離、海原と波濤の遥か先に、確かに陸地の影が見えています。
目視出来るこの距離の向こうは、もう異国・・・

まだ見ぬ天地への憧れと、樺太の大地や日本人の心に刻まれた、、戦争と悲劇の記憶・・・
さまざまな思いが去来します。
2つの陸地の間を行き交うのはロシア側の漁船か、あるいは警備艇か。
どことなく緊張感漂う光景が、ここが「国境」であることを再認識させます。
宗谷岬10
「日本最北端の地の碑」近くに建てられている、間宮林蔵(まみや りんぞう)像。
江戸幕府からの命を受けて樺太を探索し、「間宮海峡」を発見したことで
樺太が島であることを確認するという、地理史に名を遺す偉業を
成し遂げた林蔵。

その姿を写したブロンズ像は、彫刻家・峯孝(みね たかし)氏の作。
測量道具を携え決意とともに海の向こうを見つめる姿は、
北方探索という使命に燃え、異郷を目指す志を表しています。

ここ宗谷岬から3kmほど稚内方面へ進んだ場所には、、間宮林蔵が北方探検へと
旅立った場所が間宮林蔵渡樺出航の地として
残されているのですが、施設としては小さな駐車場と記念碑が建つのみ。
お世辞にも目立っているとは言い難く、訪れる人は稀だとか。
(私も立ち寄りたいところだったのですが、帰路は異なるルートを
辿ったため、往路で通り過ぎたのみ)
宗谷岬11
「日本最北端の地の碑」近くで営業中、最北観光(株)が運営する
土産処・柏屋

最も「最北端の地の碑」に近いこのお店こそ、日本最北端のお店
店内ではお菓子やキーホルダー等の雑貨、衣類といった
「宗谷岬」グッズが販売されている他、北海道各地の土産物もラインナップ。
左手の小屋ではたこ、いか、ほたて、つぶ貝といった海産物が販売されています。

なお店内は撮影禁止となっておりますので、要注意。
営業時間・・・4月~11月 8:00~18:00
        12月~3月 9:00~16:00
定休日・・・夏期無休、冬期不定休
宗谷岬12
「最北端の店」で入手したのが、こちらの日本最北端到着証明
レジにて100円と証明書購入の意を伝えることで発行される、
「最北端の地の碑」の写真と日付入りの証明書。
リーズナブルなお値段で、一生ものの記念品が手に入る(?)

「日本最北端の地」・宗谷岬には、他にも「最北端」の名を冠したスポットがいっぱい!
宗谷岬13
食事処(食堂 最北端)や
宗谷岬14
宿泊施設(最北の宿 ひらやま)
宗谷岬15
ガソリンスタンド(安田石油店)に・・・
宗谷岬16
灯台(宗谷岬灯台)まで!
この他周辺にはまだまだ「最北端」が隠れているそうなので、
皆さん宗谷岬をお訪ねの際には、来訪記念に探してみてはいかがでしょう?

ついにやって来ました、「宗谷岬」!
初めて目にした記念碑は人によっては「ガッカリ」する方もおられるかも
知れませんが、そこからの海原と異国の眺め、
またここぞとばかりに「最北端」をアピールする周辺の店舗と、
ここでしか味わえない情緒は一見の価値あり!

「日本最北端の地」は、今日も人々の憧れの中で来る人を
待ちわびています。
次回は「日本最北端の地の碑」から丘の上に上ってスグの
「宗谷岬公園」へ。

花鮮やかな公園は、鎮魂と平和を願う場所でもありました。
宗谷地域の歴史も物語る公共広場を歩き、
その後は「宗谷グルメ」に舌鼓♪
それでは!
宗谷岬17
林蔵先生の視線は、「最北端」のさらに先へ・・・

参照:一般社団法人 稚内観光協会公式サイト
    宗谷岬公園内説明書き
タイムズカーレンタル ホームページ
    Wikipedia

コメント

おはようございます。

懐かしい場所の写真をたくさん見ることができました。
ありがとうございます。
宗谷岬もまた行ってみたい場所ですね。
間宮林蔵、樺太、ロシアなどなど、歴史・地理・政治と興味深い場所が満載の土地ですね。

こんばんは

コメントありがとうございます。
旅の追憶のお役に立てたようで、何よりです。
実際に「最果て」の地を踏みしめた感激は、
言葉で言い表せないものがありました。
「国境地帯」故の歴史と変遷が、宗谷海峡にも
積み重なっているようです。

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プロフィール

詞-Nori-

Author:詞-Nori-
旅行系ブロガー。
趣味は旅行、町歩き、食べ歩き、
鉄道等々。

目下地元・福岡県に戻り、
次なる行動に向けて準備中。