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宗谷丘陵~大自然は偉大なり!~

1泊2日で行って来た稚内旅から今日で10日。
しかし、未だ1日目も終わっていないという現実。
・・・まあ私の遅筆ぶりは置いておくとして、今日も書き進めて参ります。

宗谷岬近辺で時を送る内に時間は昼をとうに回り、徐々に陽も傾き始めました。
10時台に借りたレンタカーも、そろそろ返却時間を意識しなければならない
時分ということで、稚内市街へ戻ることに。
もちろんただ真っ直ぐ帰ってしまうのも面白くないので、
別ルートで出発!

「ゲストハウス・アルメリア」から宗谷岬公園駐車場へ戻り、
来た時とは反対方向へ発進!
「アルメリア」の横を通り過ぎるとすぐに見えてくるのが・・・
宗谷丘陵6
宗谷丘陵
海沿いから上った高台の先、どこまでも続いているかのような広大な丘陵地帯。
波打つように高所と低所が交互に組み合わさっています。
この地形が形成されたのは今から遥か昔のおよそ1万~2万年前、氷河期のこと。

全地球規模で寒冷な気候が続いた時代に土壌に含まれた水分の凍結と融解が繰り返され、
岩石の破壊や土壌の移動で山地の谷が埋められて尾根が丸みを帯びる、
周氷河地形という地形が氷河周辺に出来上がりました。

ここ宗谷丘陵もその一種で、同様の地形は北海道各地や中部地方の山岳地帯にも
認められるそうですが、この場所を特別たらしめているのが
地形が丸見えであるということ。
明治時代に起こった山火事によって、付近の樹木が焼失
その後宗谷地方特有の強風や冷涼な気候のために樹木の回復が進まず、
現在に至るまで雑草が茂るに止まっています。

丘陵内には歩いて回ることの出来る宗谷丘陵フットパスコース
設定されています。
日本最北とされるフットパスコースの目玉は、
ショートコース内に造られた白い道

ホタテの貝殻が敷き詰められた白亜の道は、空の青丘の緑といった
周囲の情景と合わせ、インスタ映えするスポットとして
人気上昇中。(時間の都合により、今回はパス)

フットパスコースの通行可能期間:6月上旬~11月中旬
ロングコース:約11km、所要約4時間
ショートコース:約5km、所要約2時間
宗谷丘陵7
遥か遠くまで見渡せる丘陵地。
時折裂け目のように谷間が走っていますが、この地形が出来上がるまで
1万年もの歳月を要したことを考えると、
自然のスケールの大きさと、それに比べると一瞬に等しい人の生の儚さに
思い至ります。
宗谷丘陵
大自然のド真ん中に似合わぬ整備された道を走らせていると、
道端に黒い軍団を発見。
宗谷丘陵2
開けた草地でのんびり草を食んでいるのは、宗谷黒牛
そう、前回頂いたステーキの「原型」である。

ここ宗谷丘陵では広大な土地を生かして約1500haもの敷地で
約3000頭に及ぶ宗谷黒牛が放牧されており、
乳牛とともに稚内や宗谷地域の「食」を支えています。(本州等の遠方にも出荷されています)
耳からぶら下げているのは、それぞれの個体を管理・識別するためのタグ
宗谷丘陵3
めっちゃこっち見てる。エサが欲しいか?それとも仲間を食われた恨みか?
宗谷丘陵4
草をほおばる牛氏。たっぷり栄養を摂って肥え太った彼らは、
やがて誰かの胃袋に収まることでしょう。
これも食物連鎖の檻の中。合掌。
宗谷丘陵5
丘陵各所には、宗谷黒牛を飼育・管理する宗谷岬牧場の施設が
散在しています。
宗谷丘陵8
真っ直ぐ伸びて「ズバッ」と曲がる道が、北海道らしい。
その道端にも、牛の群れ。
宗谷丘陵9
もう一つ、宗谷丘陵を語る上で欠かせない情景と言えるのが・・・
宗谷丘陵10
風車
宗谷地域が名うての「強風地域」であることは既出の通りですが、
その風を利用してエネルギー源としているのがウインドファーム

日本最大級と称される風力発電所では57基の風車が稼働し、
57000kwもの電力量を発生しています。
これは風力発電所としては国内最大だそうで、
ここだけで稚内市の年間電力消費量の約6割が賄えるそう。
宗谷丘陵11
丘のうねりを埋めるように、風車が並んでいます。
宗谷丘陵13
途中に設けられた「駐車帯」からも、この眺め。
宗谷丘陵12
曲がりくねった谷筋の向こうに、宗谷海峡
私の後に数台の車両が停車し、皆思い思いに景色を楽しんでおりました。

この後エゾシカに通せんぼされるというハプニングもありつつ、
無事稚内市街へ戻った私。
ヴィッツも返却完了し、「宗谷岬」巡りはこれにて終了。
翌日は稚内市内を歩きます。

「日本最北端」という甘美なる響きに惹かれて足を運んだ宗谷岬
海を隔てて異国と向かい合う土地には、特殊な立地ならではな歴史と
大自然が生み出した情景がありました。
この「特別な」場所を踏み得た幸運に、感謝でございます。

次回からは旅程2日目、稚内市内を歩きます。
稚内漁港最盛期を現出した立役者が築いた邸宅と見所たくさんの市場を、
それぞれ2回ずつ、都合4回に分けてお届けします。
それでは!

夕焼け前、早々に駅から徒歩5分ほどの距離に在る
「ホテルおかべ潮彩亭」にチェックインした私。
館内の天然温泉への期待に胸膨らませながら部屋へ入ると・・・
ホテルおかべ潮彩亭
まさかのツインルーム独り占め
ホテルおかべ潮彩亭2

ホテルおかべ潮彩亭3
角部屋なので眺めも良し!
ホテルおかべ潮彩亭4
「北防波堤ドーム」も見えたりする。

参照:LINEトラベルjp
    コトバンク

コメント

こんばんは。

氷河期の地形を確認できるのはすごいですね。
風力発電などの再生可能エネルギーの進展もみものです。
宗谷岬、宗谷海峡、宗谷丘陵……。
日本最北端であるこの地は魅力あふれる場所ですね。
多くの人に、一度は訪れて欲しいですね。

No title

こんばんは!

丘陵からの景色も北海道の雄大さを表しているようで心に残りそうです(/・ω・)/

牛もこれだけの数がいると少し怖く感じてしまいますね(;^ω^)

シングルルーム、独り占め…羨ましい(笑)

ホテルのお部屋から見える景色がいいと少しお得な気分になりますよね~

こんにちは

yamashiro94さん
コメントありがとうございます。
北海道らしい遮るもの無い広い大地に、
自然の神秘と不思議を感じる地形・・・
圧倒される光景でした。

環境破壊の恐れの無いクリーンエネルギー・・・
全国的・世界的に普及が進めば良いのですが。

「最北端の地」で目にする景色は、一度は
体験すべきものだと思いますね。

No title

deikai20さん
こんにちは!コメントありがとうございます。

宗谷丘陵の眺めは、写真で見る以上の迫力と
発見がありました。
牛たちはとってものんびりしていました。
後々食べられる運命なのでしょうが・・・(・-・)

普段より広くスペースを使えて、思う存分
寛げました(^-^)

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プロフィール

詞-Nori-

Author:詞-Nori-
旅行系ブロガー。
趣味は旅行、町歩き、食べ歩き、
鉄道等々。

目下地元・福岡県に戻り、
次なる行動に向けて準備中。