ガイドブックの絶景を目指して
- 2017/05/13
- 23:43
さて、既に読者の皆様に於いてはご承知の事とは思いますが、
私は今、長野県松本市は上高地にて
寮暮らしの身となっております。
4月中は厚い雪に阻まれ多くの散策路が通行止めを
余儀なくされていましたが、気温の上昇とともに雪解けも進み、
仕事の休みに合わせて今期初のハイキングに
打って出ることにしました。
上高地は標高1500m、
梓川の清流に沿って、南北に細長く平坦な高原地帯が
広がっています。
また、周囲を取り囲む北アルプスと共に
中部山岳国立公園に指定されており、
松本平とは山野を挟んで隔絶された自然、その自然のままの姿を見せる
動植物、人々を魅了する景観から、観光客や登山者に人気の観光地でも
あります。
国から特別名勝・特別天然記念物にも指定されています。

早速出発!
時刻は午前6時、辺りにはまだ薄暗さが残っています。

まだ雪の残ったところも。

こちらはウェストン碑
日本に登山を広めた功労者、ウォルター・ウェストン氏を
顕彰しています。
明治時代、まだ文明開化間もないころ、日本の地を踏んだ
宣教師は、日本の峰々に魅了され、多くの山を制覇。
その著書日本アルプスの登山と探検にて、ここ上高地も
世界に紹介されることとなりました。
今では、ここから梓川の流れ、六百山や霞沢岳といった山々を
見守っています。

ウェストン碑付近からの眺め。
写真中央付近、木立の中から見え隠れしているのは、
梓川に架かる穂高橋と田代橋

二つの橋の上からは、北アルプスの最高峰にして
上高地の象徴、穂高連峰が望めます。

そこここから湧き出す豊富な水が、大地を潤します。

上高地を代表する山の一つ焼岳
標高は2455m、時折噴煙をたなびかせる活火山でもあります。
登山も可能で、登山道も整備されています。

静かな水面に白雪が映えます。

反対側に目を向ければ、鏡のように映し出された焼岳が。
これは期待が持てるか?

この日の目的地・大正池
大正4(1915)年、焼岳の大噴火によって
梓川がせき止められ、このような
池が現出しました。
かつては水中に沈んだ立ち枯れの木々が幻想的な雰囲気を醸し出して
いましたが、今ではそれも廃れてしまい、近年では
土砂の堆積により、その面積は縮小傾向にあります。
ガイドブックに多用される、凪いだ水面に鏡の如く
穂高連峰を写した光景が
著名ですが、今日は風もあり、ご覧の通りブレブレ
しかし美しく冠雪した山体。雲一つない晴天の下でこの二点セットを
眺めるのも、乙な物。

風が無ければこんな感じ(雲が掛かっていますが)。

歩いて寮の近くへ戻ります。
木立の合間を縫って、穂高連峰が顔を覗かせます。

こちら上高地帝国ホテル
日本屈指の高級宿泊施設・帝国ホテルの一角を成し、
ここ上高地に於いてもトップクラスのグレードを
誇ります。
山小屋風の造りと赤屋根が特徴。

上高地バスターミナル付近まで戻ってきました。

これまたガイドブックでお馴染み、河童橋と穂高連峰のコラボ。
河童橋は梓川に架けられた吊り橋で、
これが五代目。
橋上からの眺めとも相まって上高地のシンボルとしても
知られています。
が、実はその名の由来は、はっきりしていません
この辺りの流れが「河童ヶ渕」と呼ばれていたから、とか、
橋の無かった時代、人々が荷物を頭に載せて運ぶ様子が
河童の様に見えた等、諸説あります。
しかし例え命名の経緯、橋の歴史が不明であろうとも、
訪れる人を惹き付け得る光景であることに
変わりは有りません。
時期により、気候により、異なる姿を見せてくれるのも、
この地の魅力なのです。
さて、今回の散歩はここまで。
次は、どこへ行こうか。

大正池ホテルにて。
焼岳と大正池を見ながらのモーニングコーヒー!
私は今、長野県松本市は上高地にて
寮暮らしの身となっております。
4月中は厚い雪に阻まれ多くの散策路が通行止めを
余儀なくされていましたが、気温の上昇とともに雪解けも進み、
仕事の休みに合わせて今期初のハイキングに
打って出ることにしました。
上高地は標高1500m、
梓川の清流に沿って、南北に細長く平坦な高原地帯が
広がっています。
また、周囲を取り囲む北アルプスと共に
中部山岳国立公園に指定されており、
松本平とは山野を挟んで隔絶された自然、その自然のままの姿を見せる
動植物、人々を魅了する景観から、観光客や登山者に人気の観光地でも
あります。
国から特別名勝・特別天然記念物にも指定されています。

早速出発!
時刻は午前6時、辺りにはまだ薄暗さが残っています。

まだ雪の残ったところも。

こちらはウェストン碑
日本に登山を広めた功労者、ウォルター・ウェストン氏を
顕彰しています。
明治時代、まだ文明開化間もないころ、日本の地を踏んだ
宣教師は、日本の峰々に魅了され、多くの山を制覇。
その著書日本アルプスの登山と探検にて、ここ上高地も
世界に紹介されることとなりました。
今では、ここから梓川の流れ、六百山や霞沢岳といった山々を
見守っています。

ウェストン碑付近からの眺め。
写真中央付近、木立の中から見え隠れしているのは、
梓川に架かる穂高橋と田代橋

二つの橋の上からは、北アルプスの最高峰にして
上高地の象徴、穂高連峰が望めます。

そこここから湧き出す豊富な水が、大地を潤します。

上高地を代表する山の一つ焼岳
標高は2455m、時折噴煙をたなびかせる活火山でもあります。
登山も可能で、登山道も整備されています。

静かな水面に白雪が映えます。

反対側に目を向ければ、鏡のように映し出された焼岳が。
これは期待が持てるか?

この日の目的地・大正池
大正4(1915)年、焼岳の大噴火によって
梓川がせき止められ、このような
池が現出しました。
かつては水中に沈んだ立ち枯れの木々が幻想的な雰囲気を醸し出して
いましたが、今ではそれも廃れてしまい、近年では
土砂の堆積により、その面積は縮小傾向にあります。
ガイドブックに多用される、凪いだ水面に鏡の如く
穂高連峰を写した光景が
著名ですが、今日は風もあり、ご覧の通りブレブレ
しかし美しく冠雪した山体。雲一つない晴天の下でこの二点セットを
眺めるのも、乙な物。

風が無ければこんな感じ(雲が掛かっていますが)。

歩いて寮の近くへ戻ります。
木立の合間を縫って、穂高連峰が顔を覗かせます。

こちら上高地帝国ホテル
日本屈指の高級宿泊施設・帝国ホテルの一角を成し、
ここ上高地に於いてもトップクラスのグレードを
誇ります。
山小屋風の造りと赤屋根が特徴。

上高地バスターミナル付近まで戻ってきました。

これまたガイドブックでお馴染み、河童橋と穂高連峰のコラボ。
河童橋は梓川に架けられた吊り橋で、
これが五代目。
橋上からの眺めとも相まって上高地のシンボルとしても
知られています。
が、実はその名の由来は、はっきりしていません
この辺りの流れが「河童ヶ渕」と呼ばれていたから、とか、
橋の無かった時代、人々が荷物を頭に載せて運ぶ様子が
河童の様に見えた等、諸説あります。
しかし例え命名の経緯、橋の歴史が不明であろうとも、
訪れる人を惹き付け得る光景であることに
変わりは有りません。
時期により、気候により、異なる姿を見せてくれるのも、
この地の魅力なのです。
さて、今回の散歩はここまで。
次は、どこへ行こうか。

大正池ホテルにて。
焼岳と大正池を見ながらのモーニングコーヒー!