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ボッケ遊歩道~「生ける森」の、只中へ~

近頃にわかに忙しくなり、投稿も滞りがち。
楽しみに記事をお待ち下さっている皆さんには申し訳ないことですが、
仕事や用事の合間を縫ってアップロードに励んで参りますので、
道東旅完結まで、今しばらくお付き合い下さいませ。

11.1 Friday
ボッケ遊歩道 1
道東旅5日目。
遊覧船、マリモ、アイヌ文化、温泉にカムイルミナと
目いっぱい楽しみ尽くした阿寒湖とも、この日でお別れ
湖畔の眺望独り占めも、あと少し。

ともあれ乗車予定の釧路駅前行きバスまではまだ時間があるため、
ちょっとお散歩。
ボッケ遊歩道 2
向かったのは「ホテル阿寒湖荘」からすぐの地点よりスタートする、
ボッケ遊歩道

一周1.5km、徒歩45分ほどで回ることの出来る散策路。
エゾマツトドマツといった針葉樹、ミズナラなどの広葉樹が
混ざり合った森を抜け、マリモも見られる展示・ガイド施設、
「阿寒湖畔エコミュージアムセンター」裏へと繋がっています。
ボッケ遊歩道 3
遊歩道の名称ともなっているボッケは、遊歩道奥、
阿寒湖畔近くから湧き出す泥火山

その周囲を巡る遊歩道沿いでは、活発な大地の活動を表すかのように、
盛んに湯気が噴出しています。
ボッケ遊歩道 4
少し歩くと、なにやら見覚えのある構造物が。
これ、実は・・・
カムイルミナ 4
前日に回った「カムイルミナ」で、スクリーンとして使われていたもの。
この遊歩道、そのまんま「カムイルミナ」のコースとして活用されており、
周囲の地形や人工物、地質などを生かした演出、放映がなされていたのです!
ボッケ遊歩道 5
どうやら「芝生広場」との境界線として設けられた、「門」だった様子。
ボッケ遊歩道 6
木立の中を進む。まだ黄葉の残る木もありますが、
確実に冬の色合いが深まりつつあるのを感じます。
ボッケ遊歩道 7

ボッケ遊歩道 8
道沿いに転がる、倒木たち。
ボッケ遊歩道 9
時折開けた視界からは・・・
ボッケ遊歩道 10
穏やかに揺れる阿寒湖の眺め。

あっちを見、こっちを見ながら歩いていると、なにやら微かな物音、
そして動物の気配。
樹上や地表近くによ~く目を凝らしてみると・・・
ボッケ遊歩道 11
エゾリスがいました!
北海道の平野部から亜高山帯に掛けて生息する、
ネズミ目リス科リス属キタリス種の亜種。(つまりリス)

体長は成獣で22-27cm、フサフサと柔らかそうな尾は16-20cm。
年間を通して活動し、季節によって朝~夕方に姿を見せる、
昼行性の動物。

可愛らしい見た目ながら何でも食べる雑食であり、
樹木の花や芽、葉、種子、果実、樹液の他、昆虫の幼虫や繭、さらには
セミの成体まで食べてしまうそう。
さらに毒キノコであるドクベニダケ
妊娠中のメスや幼獣は鳥の卵まで食用にするという、
驚きのグルメぶりを誇ります!
ボッケ遊歩道 12
そんなエゾリスくん(もしくはさん?)、今まさに食料探しの真っ最中!
盛んにあたりの地面を窺うと
ボッケ遊歩道 13
枯れ葉の下に頭を突っ込み・・・
ボッケ遊歩道 14
木の実をget!
この種の小動物は警戒心が強く、なかなか姿を見せてくれないのが常ですが、
人馴れしているのか、あるいは「旅の神様」が与えてくれた幸運か、
わずか数メートルほどの距離で、ありのままの姿
見せてくれました♪

その姿、一挙手一投足までもが・・・鬼かわいい
ボッケ遊歩道 15
エゾリス隊(2,3匹いました!)と別れ、雄阿寒岳を横目に進みます。
ここから奥へ進むにつれ、鼻を衝く臭気とともに所々湯気が上がり始めます。
やがて・・・
ボッケ遊歩道 17
遊歩道の目玉・ボッケに辿り着きました!
アイヌ語で「煮え立つ場所」を意味する沼のような泥地からは、
温泉街の「地獄」を思わせる湯気や臭気の他、
火山ガスを伴った高温のが噴出しています。
ボッケ遊歩道 19
方々で盛り上がり、破裂する
その温度は実に97℃にも達しており、
「ボッケ」やその周囲は常時地熱で温められるため、
冬でも雪が積もることはないという。

言うまでもなく泥地に転落すれば命は無いものと思われ、
周囲は柵で囲まれている他、立ち入りを禁ずる看板が立てられています。
ボッケ遊歩道 20
ボッケの周りに設置されたLEDライト。
昼間は沈黙を保っていますが、どう見てもカムイルミナの仕込み
(6番目のエリア・「警告」のものと思われます)
ボッケ遊歩道 21
生き物の痕跡は、他にも。
こちらはキツツキが昆虫を捕らえるために空けた穴。
ボッケ遊歩道 22
木の皮がめくれあがっているのは、エゾシカが冬期に食料としてかじった痕。
こういった形ですべての樹皮を剥がされた木は、
翌年には枯れてしまう運命にあるそう。
生きるもの有れば、枯れるもの有り。これも自然の摂理か。
ボッケ遊歩道 23
遊歩道の出口が見えて参りました。
この先は観光客で賑わう温泉街。なんだか「現世」へと戻って来たかのような
心地がいたします。

様々な角度で、様々な楽しみ方で堪能した、阿寒湖滞在。
豊かな森、深い山々の向こうに、人と動物たちの「楽園」がありました。
そこで見た美しき景色、出会った文化を胸に、次なる滞在地へと向かいます。

次回からは道東最大の都市、太平洋に面した港町・釧路市へ!
その第一弾としてお届けするのは、駅近の名物市場で楽しむ、海の幸!
そこの名物、お店を巡りながら好みのネタを載せて行く
「マイ海鮮丼」の製作過程と、数多の海産物や土産物、観光客や地元の人々で
賑わう市場の様子をお届けします。
それでは!
ボッケ遊歩道 24
温泉街のド真ん中に、エゾシカ出現!

参考:阿寒湖畔エコミュージアムセンター 公式ホームページ
    Wikipedia

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プロフィール

詞-Nori-

Author:詞-Nori-
旅行系ブロガー。
趣味は旅行、町歩き、食べ歩き、
鉄道等々。

目下地元・福岡県に戻り、
次なる行動に向けて準備中。