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和商市場~「オンリーワン」の味を求めて~

いよいよ終盤戦へと突入して参りました、「道東旅」。
今回からは舞台を内陸の阿寒湖から太平洋に面した都市・
釧路市とその周辺へと移しまして、
豊かな漁場で獲れた海産物や食文化、「世界レベル」の夕日、
市街地外に広がる大自然の風景をお届けします!
和商市場 1
阿寒湖と温泉街の玄関口・阿寒湖温泉バスターミナルから
阿寒バスで約2時間。
北海道らしい真っ直-ぐな道を突き進み・・・
和商市場 2
釧路市街地に到着!

北海道東部の太平洋岸、北緯42度58分10秒、
東経144度22分24秒に位置し、人口は道内第5位となる
およそ94,500世帯に、約168,000人。

1363.29k㎡もの市域の中には釧路湿原国立公園
阿寒摩周国立公園(の一部)の二つの国立公園が存在し、
大スケールの自然風景を楽しむための観光拠点として機能している他、
酪農を始めとする農業、豊かな森林資源を生かした林業、
国内有数の水揚げ量を誇る漁業と、国内の食料供給に
重大な役割を果たしています。

また市街地近郊では食品・製薬工場や製紙工場が操業。
これら豊かな資源や盛んな工業によって、道東地域の中核・拠点都市として
社会・経済・文化の中心を担う、道東最大の都市
そんな釧路市街で網走・阿寒湖に続いて2泊3日を過ごし、
この地の食文化や風景に触れて参ります。

到着早々まず向かったのは・・・
和商市場 3
釧路駅から徒歩5分。
大通りに面したアクセス抜群の場所に建つ、和商市場(わしょういちば)

戦後の貧しき時代、町を売り歩く行商人を相手に駅近くで
商いを始めた露天商たちにルーツを持ち、昭和29(1954)年に
「釧路駅前和商協同組合」、現「釧路和商協同組合」が発足。
昭和35(1961)年に艱難辛苦の末に屋根付きの店舗が完成、
昭和53(1979)年に店舗が新築され、現在に至ります。

命名の由来は協同組合のモットーである和して商うことと、
わっしょい、わっしょいという活気溢れる掛け声から。
「函館の朝市」、「札幌二条市場」と並ぶ北海道三大市場の一つと称され、
海産物だけでなく様々な釧路の産物、土産物などが揃う、釧路の台所
和商市場 4
市場内部。さすがに「わっしょい!」という掛け声は聞こえて来ませんが、
広い店舗内に海産物、塩干(えんかん、魚介類を塩に漬けてから干したもの。
塩辛や干物がそれに当たる)や青果、精肉、珍味、菓子、飲食店等を扱う
60の店舗が並びます。

この写真では分かりませんが、奥には多くの観光客や出張と思しきサラリーマン、
地元の人などで、大層な賑わい。
この「和商市場」の名物となっているのが、勝手丼(かってどん)
好きなサイズのご飯に好きなネタを乗っけて、
自分だけのオリジナル丼を作れるという素敵なシステム♪
和商市場 5
早速、私も「オリジナル丼」作りに着手!
まず見付けた総菜屋さんで、好みのサイズのご飯を購入!
お値段はサイズや店舗によって異なりますが、こちらのお店では
・極小(約100g)・・・110円
・小(約150g)・・・150円
・中(約200g)・・・200円
・大(約300g)・・・250円
・特大(約350g)・・・300円

酢飯の場合、これに50円増しとなります。
和商市場 6
今回は中サイズ(200g200円)を購入し、丼づくりスタート!
和商市場 7
まず近くの鮮魚店でイクラをゲット!上々の滑り出しです。
和商市場 8
ここからしばし市場内を徘徊。
実は全てのお店で「勝手丼」のネタ選びが出来る訳ではなく
勝手丼のネタを扱っていないお店も存在しているため、丼作りの際はご注意を!
和商市場 9
そんなこんなで辿り着いたのは店舗最奥部、
テーブルや椅子が並ぶ「中央パティオ」に面した、佐藤商店

店頭にはカニや鮭、その他道内産の海産物が並ぶほか、
小さく切り分けられた魚やエビ、カニ、貝などの刺身が売り出される、
勝手丼のためのお店
和商市場 10
「勝手丼作り」には定番のお店らしく、著名人のサインが誇らし気に飾られています。
和商市場 11
お店の半分ほどを占める、勝手丼コーナー
100円~500円ほどの価格帯で、多様なネタが並びます!
正直全部ほしくなるほどの豪華なラインナップですが、
自分の空腹具合やご飯のサイズと相談しながら、「これだ!」というネタを
チョイスして行きます。
和商市場 12
そして出来上がったのが、こちら!
世界に一つだけ、ac802tfkの創りしオリジナル丼!
その中身は・・・
・ニシン
・鮭児(ケイジ)
・ボタンエビ
・八角(ハッカク)
・カレイ
・イクラ
これにお店の人からサービスされた白身魚を載せ、7品から成る丼が爆誕!
豊穣の海で育まれただけあって、どのネタもたっぷりの脂と旨味を内包!
特に小ぶりな見た目に反してしっかり脂の乗ったニシン
ロシア・アムール川を故郷とし、「1万匹に1匹」しか獲れないと言われる幻の鮭
溢れんばかりの甘みとたっぷりの脂が閉じ込められた
鮭児(ケイジ)は、食べているこちらがとろけそうな美味しさでした♪
和商市場 13
そしてもう一点、お店の人に薦められて購入&焼いていただいた、
アトランティックサーモン
香ばしい匂いと脂が染み出す、パリッパリの表面に箸を入れて行くと・・・
和商市場 14
柔らかく仕上げられ、たっぷりの旨味を閉じ込めた身が登場!
口に入れると程よい塩気と鮭が持つ甘味、口を潤す脂がいっぺんに押し寄せる!
なんだか・・・ご飯とお酒が欲しい
和商市場 15
食事を楽しんだ後は、実家に送る「お土産」選び。
「中央パティオ」の周りを見渡してみると、大振りな鮭や・・・
和商市場 16
購買意欲を誘う真っ赤カニ軍団がスタンバイ!
鮮魚店のお母さんの「押せ押せ」なノリに乗せられるまま、
2店舗でタラバガニ、計6,000円ほどを購入。
和商市場 17
遥か九州への発送手続きを待つ間に、購入した鮭をご主人が捌く様子を鑑賞。
分厚い皮と鱗に守られた鮭の身。
まず表面を覆っていた鱗が削り取られ、横から包丁が入れられます。
和商市場 18
慣れた手付きで捌かれた鮭は、たちまち三枚卸しに!
和商市場 19
さらに切り身の状態まで刻まれ、その上から豪快に塩が振り掛けられます。
この間わずか数分
まさに「職人技」と言い得る、無駄のないスピーディな動きに魅了されました。
和商市場 20
無事発送を終え、お土産屋さん巡り。
店頭には釧路の誇るお酒やお菓子がズラリ!
う~ん、見ているだけでヨダレが・・・(笑)
和商市場 21
その夜に早速頂きました!
釧路市の造り酒屋・福司酒造が醸した銘酒・福司(ふくつかさ)の
本稀(ほんき)

酒米に北海道産米を使用し、アルコール度数は14度。
飲み口は実に端麗で、酒というよりは水を飲んでいるかのような
とてもあっさりとした味わい。
「和商市場」で購入したマグロをつまみに、一杯!

釧路と北海道の海から上がった獲れたて海産物と、
誰でも簡単に「オリジナル丼」が作れる、和商市場。
昔懐かしい「台所」には、たくさんの「おいしい」がありました。
皆さんも自分だけの「一杯」を求めて、
道東へ足を運んでみてはいかがでしょう?

次回は釧路名物、港湾部に架かる幣舞橋(ぬさまいばし)で、夕日鑑賞!
世界三大夕日と称され道行く人も立ち止まる夕景を、
たっぷりの写真と文でお伝えします。
それでは!
和商市場 22

和商市場 23
豊かな海産物に恵まれた、釧路市。
海とともに発展して来た街を象徴するように、道のあちこちに鮭の姿。

参考:北海道釧路市
    釧路和商市場 ホームページ
    食を楽しくするフード&グルメブログメディア FOODe(フーディ)

コメント

こんばんは。

阿寒湖から釧路へ、ですか。
和商市場、幣舞橋……。
いずれも懐かしいですね。
私は、ここ釧路を起点にして、あちこちへ行きます。
とくになにもないですが、根室半島へも行きました。
天気がよければ、北方領土をみることができます。
市内では、ロシア人も、東南アジアからの実習生も見かけます。
「端」へ来ただけで、いつも郷愁を感じています。
次の転出先からの記事も期待しています。

こんばんは

コメントありがとうございます。

釧路は人や車が盛んに行き交う「都会」といった
印象ですが、「昭和」の名残り漂う和商市場や
旅情を掻き立てられる「幣舞橋」など、
印象的な情景が味わえる街でした。

稚内もそうでしたが、「国境」迫る地域には、
どことなく「外国情緒」のようなものが感じられますね。
「道東旅」の完結には年を跨ぎそうですが、
ご期待に応えられるよう、頑張ります。

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プロフィール

詞-Nori-

Author:詞-Nori-
旅行系ブロガー。
趣味は旅行、町歩き、食べ歩き、
鉄道等々。

目下地元・福岡県に戻り、
次なる行動に向けて準備中。