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幣舞橋~「世界の夕日」は釧路に在り!~

元号が「平成」から「令和」へと変わり、消費税「10%」への引き上げが家計を揺るがし、
台風や大雨といった自然災害が各地を襲い、ラグビー日本代表の活躍と躍進が
人々に勇気を与えた2019年も、残り僅か。
世の人皆が駆け回る「師走」を、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
(私は慌ただしい日々が少し落ち着き、ほっと一息、といったところでしょうか)

「日本の北」のさらに北、利尻島を発して東北海道を駆け巡った旅路から、
既に一月以上が経ちました。
すっかり那須の地にも馴染んだこの頃ですが、ブログの方は未だに
道東地域を彷徨っております(笑)

完結には年を跨ぐ可能性も出て参りましたが、
年末年始のテレビ番組をこたつで暖まりながら観る心持ちで、
のんびりご覧いただければ、と思います。

前回より道東一の都会・釧路市に足を踏み入れた訳ですが、
今回はその続き。
刻限が明るい昼から静かな夜へと移り変わるその刹那、
街を赤く染め上げる天体ショーを、
その鑑賞スポットとして知られる橋の上から眺めます。
和商市場 3
「和商市場」でお昼を楽しんだ後、釧路市内のホテル(ホテルWBF釧路)にチェックイン。
「その時」まで休息とカメラの充電に励み、15時30分過ぎに再出撃。
今記事の舞台となるのは・・・
幣舞橋 1
幣舞橋(ぬさまいばし)
遠く屈斜路湖を源流として釧路湿原を抜け、
釧路市街を貫く釧路川。その河口付近に架かるヨーロピアン調の橋梁。
明治22(1889)年、名古屋を拠点とする商事会社・「愛北物産」が
有料の橋・「愛北橋」として架橋したのが始まり。

落成当時は道内最長の木造橋として存在感を放っていましたが、
架橋から9年後に倒壊
その後官営橋として架け直されるものの、冬期の結氷や流氷、
流木や流水によって度々倒壊

そこで昭和3(1928)年、容易に破損し得ぬ永久橋として、
歩道と車道(片側2車線)を分離したヨーロピアン調の4代目橋が完成。
アーチを描く優美な姿と大理石によるオベリスクの装飾を施した造りが評価され、
札幌市の豊平橋、旭川市の旭橋と並び、北海道三大名橋
称されました。

そして昭和51(1972)年、4代目橋梁の老朽化と付近の混雑緩和を目的として、
現在の5代目橋梁が完成。
釧路市民も参加して設計が進められた「5代目幣舞橋」は、
アーチ状の意匠を継承。そして橋の重量を支える4つの石積みの親柱を残しつつ、
近代的な都市型橋梁として生まれ変わりました。

名称の由来はアイヌ語で「ヌサ・オ・マイ」、「幣のある場所」の意。
恐らくこの辺りに、アイヌコタンで目にした「ヌササン」のような、
アイヌ民族の祭祀場が在ったのでしょう。
幣舞橋 2
橋の袂には、かつて大晦日の恒例行事・白歌合戦への
連続出場でお馴染みとなっていた歌手・美川憲一さんの
11枚目のシングル、釧路の夜の歌碑が建立されています。

作詞・作曲宇佐英雄、井上忠也編曲の下昭和43(1968)年にリリースされ、
想い人への愛憎と悲しき女心の中に釧路の情景を詠い込んだこの曲は、
44.5万枚の売上を記録。
美川さんを白初出場へと押し上げることとなりました。
幣舞橋 3
川沿いの街並みとともに、風情を醸し出す幣舞橋。
その立役者は、橋の造形だけでは有りません。
橋の土台となる、4本の親柱。その延長線上には、
それぞれ趣を異にする4体の彫像が設置されています。

これらの作品群は四季の像と命名され、
釧路を代表する4人の彫刻家の手で釧路の四季を表現した連作。

その一体目、日差しをバックに確と大地(台座)を踏みしめるのは、
雪解けの季節とその間から芽生える生命力を表現した、
幣舞橋 4
束ねた髪を持ち上げ、若々しさに溢れたこの像は、
爽やかな風が吹き、北の大地が最も色付く季節を表した、
幣舞橋 5
遠くへ眼差しを据え、静かに佇むこの像は、
長く厳しい冬の訪れを見つめる
幣舞橋 6
4つめの像は、
容赦なく吹き付ける風、厚く降り積もる雪を耐え忍ぶかのような姿勢が、
印象的。
幣舞橋 7
ここを人気の「観光スポット」たらしめている要素が、もう一つ。
それがここ幣舞橋上から望む夕日

実はここ釧路市に沈む夕日は、フィリピン・マニラ湾
インドネシア・バリ島(もしくはオーストラリア・シドニー湾)と並ぶ
世界三大夕日と称されているのです!

世界中の海や港町を旅する船乗りたちから広まった、
釧路の美しき夕景。
空気が澄んで太平洋気候から来る晴天が続く秋~冬に掛けて、
その彩りは一層増し、より見応えのある角度で沈むのだそう。
幣舞橋 8
上流側の橋上から、パシャリ。
幣舞橋 10

幣舞橋 9

幣舞橋 11
場所を変えながら、パシャリ。
幣舞橋 12
「春」の像越しに、もう1枚。
先ほどと近いアングルながら、大分日が傾いているのが分かります。
幣舞橋 13
釧路駅から真っすぐ伸びるメインストリート・北大通(きたおおどおり)の
延長線上に位置する、幣舞橋。
普段慌ただしく人が行き交う歩道上も、この時ばかりは足を止め、
じっと見つめる人、カメラやスマートフォンを取り出す人と、
皆夕景に魅了されています。

やがて多数の見物人に見守られ・・・
幣舞橋 14
眩い残照を残しながら・・・
幣舞橋 15
釧路の夕日」は、遥か彼方へと消えて行きました。
幣舞橋 16
夕暮れのと夜のが混じり始めた頃に、撤退。

「世界三大夕日」と評される、釧路の夕日。
折からの好天にも恵まれ、ほぼ「ベストシーズン」に近い時期に
「天からの贈り物」を目に出来たことは、我が生涯の「記憶」として
残り続ける、そんな予感が致しました。

誰もが足を止め、眺めずにはいられない夕景。
大自然と語らい、人々の心が一つになる美しい瞬間。
あなたも「奇跡の時間」を感じに、釧路を訪れてみてはいかがでしょうか?

次回は道東屈指の自然の宝庫・釧路湿原を知るため、
釧路湿原展望台へ!
不思議な造形の展望施設で湿原の環境やそこに生きる
動植物を知り、釧路地域一帯を見下ろす大パノラマを楽しみます♪
それでは!

参考:釧路・阿寒湖観光公式サイト SUPER FANTASTIC Kushiro Lake Akan
    北海道ラボ
    Wikipedia

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プロフィール

詞-Nori-

Author:詞-Nori-
旅行系ブロガー。
趣味は旅行、町歩き、食べ歩き、
鉄道等々。

目下地元・福岡県に戻り、
次なる行動に向けて準備中。