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ひたち小旅行1 ~花咲くひたち海浜公園号・車両編~

さて、皆さまお待たせ致しました・・・
今回より今月11日、12日の2日間の日程で行って参りました、
茨城県ひたちなか市への小旅行の模様を
レポートして行きたいと思います!

その初回といたしまして、往路で利用しました
臨時快速、「花咲くひたち海浜公園号」の、
車両内外の様子をお伝えいたします!
それでは、どうぞ~!

10.11 Sunday
「旅プラン」の破綻も頭をよぎった「自然界からの刺客」・
台風14号も直撃を免れ、
無事茨城行きに「goサイン」が出た日曜日。
花咲くひたち海浜公園号 1
旅の始まりは、ココ大宮駅から!

明治18(1885)年開業と古い歴史を持ち、
JR東日本(東北・北海道新幹線上越新幹線秋田新幹線山形新幹線北陸新幹線
京浜東北・根岸線宇都宮線高崎線埼京・川越線)、
東武鉄道(アーバンパークライン)、
埼玉新都市交通(ニューシャトル)が乗り入れる、
埼玉県を代表する一大ターミナル駅!

1日の平均乗車人員およそ38万1,000人
(もちろん埼玉県No.1!
ついでに首都圏でも都内各駅に割り込む上位)というメガステーションであり、
構内ではJR各線、在来線⇔新幹線、
JR東武鉄道ニューシャトルといった各路線・鉄道会社間での
乗り継ぎ客が絶えず行き来している他、
ルミネ大宮店を始めとする商業施設、店舗等が入居し、
それら店舗への買い物客も入り交じり、
年中イベント状態のような活況を呈しています。

また周囲には商店街や大型商業施設、
オフィス街が広がり、氷川神社や鉄道博物館、大宮公園といった
観光スポットへの玄関口ともなっており、
利用目的はまさしく十人十色!
花咲くひたち海浜公園号 2
とはいえ日曜の早朝となれば、さすがのビッグステーションも
ご覧のような落ち着き具合。
普段そこら中に居るスーツ姿の通勤客も、
カバンをぶら下げた学生たちの姿もありません。

そんな「静かな」大宮駅から出発するのが・・・
花咲くひたち海浜公園号 3
臨時快速花咲くひたち海浜公園号

近年「インスタ映えるスポット」として注目度上昇中の
観光スポット、国営ひたち海浜公園で見頃へと向かう
コキアの紅葉に合わせ、
同公園へのアクセス列車として10月10日(土)・11日(日)の2日間限定で
運転された、臨時列車

各日一往復が運転され、大宮駅から武蔵野線に入って
同線の主要駅に停車。
北小金駅付近から常磐線に入り、
国営ひたち海浜公園」へのアクセス路線である
ひたちなか海浜鉄道との乗り換え駅・勝田駅との間を
乗り換えなしで結ぶ、便利な列車!

今回はこの「花咲くひたち海浜公園号」に乗って、
茨城県中部の町・ひたちなか市を目指します!

停車駅・・・南浦和・東川口・南越谷(みなみこしがや)・
吉川美南(よしかわみなみ)・水戸・勝田(終点)。
花咲くひたち海浜公園号 4
午前8時過ぎ、これから乗車する車両が、
ゆっくり大宮駅7番ホームへと入線して参りました!
花咲くひたち海浜公園号 5
こちらが「花咲くひたち海浜公園号」に充当される、
E653系1000番台

平成9(1997)年、常磐特急フレッシュひたち」用
としてデビューした、交直両用特急電車
デザインを担当したのは、90年代~2000年代に掛けて
JR東日本の車両デザインを手掛けた工業デザイングループ・
GKインダストリアルデザイン

当初は国鉄型車両・485系からのイメージの転換を図り、
沿線の水戸・偕楽園をイメージした
スカーレットブロッサム
福島県いわき市の塩屋崎から見える大海原
モチーフとしたブルーオーシャン
ひたち海浜公園に咲く水仙をイメージしたイエロージョンキル
霞ケ浦などの湖沼をイメージしたグリーンレイク
「日本三大瀑布」・袋田の滝紅葉
意識したオレンジパーシモンといった編成ごとに
異なる塗色で、
列車名通りの「フレッシュな」イメージを抱かせる装いとしました。

技術的には当時の最新技術を採り入れつつ、
取手駅以北の交流区間に対応した「交直両用」仕様、
将来的な他線区への転用を意識した50Hz/60Hz両対応という
ハイスペックを備え、
また同時期に登場した交流用E751系
直流用E257系のベースとなるなど、
JR東日本の特急車両の発展に於いて、
非常に重要な意味を持つ系列となっています。

列車ごとの利用状況や時間帯ごとの需要に合わせ、
7両の基本編成+4両の増結編成という構成で、
分割・併合に対応したのも特徴の一つ。

そんなE653系に転機が訪れたのは、
平成23(2011)年のこと。

常磐特急の刷新と車種統一を
目的とした後継車・E657系が登場し、
E653系と先輩・651系(「スーパーひたち」用)の
置き換えを開始。

順次置き換えと車種統一が進められ、
平成25(2013)年にはE653系
花形である常磐特急の運用を退くこととなりました。
花咲くひたち海浜公園号 5.4
当初いわき~仙台間に新設されるはずだった特急列車の計画も
「東日本大震災」で流れ、
活躍の場を失うかに見えたE653系
そこへ浮上したのが新潟・庄内・秋田地区への転用

新潟~酒田・秋田間を結ぶ特急「いなほ」には
長年運用を担っていた国鉄型車・485系が充当されていましたが、
製造から歳月を経た車両には老朽化が目立つようになっていました。

この「いなほ」への転用に備え、
運用線区に合わせて耐寒耐雪構造を強化。
またスカート(排障器)の換装やスノープラウ(雪かき)の装着、
客室暖房の強化等、各種改造が行われました。

番台区分は0番台→1000番台へ変化し、
常磐特急時代には無かった
グリーン車の設定といった改造を施した上で、
常磐特急時代同様、485系を置き換えて行きました。
花咲くひたち海浜公園号 5.5
こうして常磐線とは無縁の存在になったかと思われた
同系列ですが、
ひたち」系統からの引退から5年が経過した平成30(2018)年、
いなほ」用1000番台のうち1本(U108編成)を
国鉄特急色に塗色変更の上、転属させることが発表され、
5年ぶりの里帰りが実現することとなりました。

同年の内に転属作業は迅速に行われ、
臨時列車等の運用をこなす波動用車両として
K70編成と編成番号を改めた上で、再出発。
同じく「波動用」として残っていた651系0番台1本を
置き換えました。

現在では前任の651系の役割を引き継ぎ、
各種イベント列車や今回のような臨時列車としての運用で、
首都圏を中心に往年の「国鉄車」を思わせる姿を目にすることが出来ます!
花咲くひたち海浜公園号 6
今回「花咲くひたち海浜公園号」は、「快速列車」としての運転。
特急車両でありながら乗車券+快速料金で利用できる、
乗りトク列車となっています。

LED式の行先表示機も、「快速」表示。
花咲くひたち海浜公園号 7

花咲くひたち海浜公園号 8
それでは車内へ参りましょう!
鉄道車両の「エントランス」となる乗降デッキは、
特急車両らしく高級感の漂う木目調

落ち着いた色彩の中でも、ドアのがアクセントとなっています。
花咲くひたち海浜公園号 9
通路に面して設けられた、洗面台

こちらもシックな色彩際立つダークグレーに、
白い洗面器が浮かび上がります。
蛇口は人の身体に反応して給水する、自動式。
花咲くひたち海浜公園号 10
普通車車内。
座席は在来線特急車両としては一般的な、横2+2配列。
シンプルな室内設計や座席配列は、
常磐特急時代から変化はありません。
花咲くひたち海浜公園号 11
普通車座席。
シートピッチ(前後間隔)は常磐特急の前任
485系と同様の910mmとして、
常磐線の高い通勤需要に備えて座席定員を確保。

一方で座席のスリム化やヒーター取り付け方式の変更等で、
特急用車両としてはやや狭い座席間隔を、
感じさせない工夫が施されています。

シート本体は常磐特急時代のままですが、
いなほ」転用に合わせて新潟県小千谷市(おぢやし)名産の
麻織物・小千谷ちぢみをモチーフとした
モケットに変更されています。
花咲くひたち海浜公園号 12
座席背面には、大型のテーブルとパンフレット類を仕舞うための
網がセッティングされています。

良く見ると背面部分が曲線を描くように
デザインされていますが、これも限られたスペースを「狭く」
感じさせないための工夫。

実際座ってみると、これらデザイン側の努力もあって
「狭さ」を感じることはなかったものの、
座席自体のクッション性はやや「硬め」な印象。

通勤利用も多い(当初の)運用線区の特性から
長時間乗車はあまり考慮されていなかったのかも知れませんが、
デラックスロマンスカー」のふかふか座席を体験した後だけに、
ちょっと気になる・・・か?
花咲くひたち海浜公園号 13
肘置き部分に設けられたボタン類。
左が背もたれ部分を倒す「リクライニングボタン」、
一方右側に取り付けられているのが、腰を落ち着ける
座面部分の着座位置を自在にコントロール出来る、
座面スライド機構のボタン。

90年代後半~2000年代前半のJR東日本特急車(新幹線含む)に
標準装備されたこの機構、
リクライニング機能と併用することで、
理想の着席ポジションを探ることが可能となっています♪
(平成21(2009)年登場の成田エクスプレスE259系以降、
この機構は廃止されてしまいました。何故だ!?)
花咲くひたち海浜公園号 14
デッキと客室を区切る仕切り扉は、全面ガラス製。
仕切り壁上部の鏡と合わせて空間を広く見せる
ための工夫ですが、
誤って乗客が激突することの無いよう、形式名が大書されています。
花咲くひたち海浜公園号 15
8時16分、定刻通りに大宮駅を出発した
「花咲くひたち海浜公園号」は、遠く勝田駅を目指す鉄路へと
踏み出しました!

いよいよ始まりました、「ひたち旅」!
次回は大宮からぐるっと回ってひたちなか市・勝田駅へと向かう、
「花咲くひたち海浜公園号」の車窓の様子と、
この列車の利用客を対象としたサービスの模様をお伝えします。
それでは!

参考:イカロス出版「JR特急列車年鑑2019」
    座席探訪(データはフレッシュひたち時代のもの)
    Wikipedia

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プロフィール

詞-Nori-

Author:詞-Nori-
旅行系ブロガー。
趣味は旅行、町歩き、食べ歩き、
鉄道等々。

目下地元・福岡県に戻り、
次なる行動に向けて準備中。