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ひたち小旅行3 ~旧型気動車とレトロ駅舎~

花咲くひたち海浜公園号 2-22
臨時快速「花咲くひたち海浜公園号」で、大宮からはるばる
ひたちなか市・勝田駅へとやって来た私。
ここからはひたちなか市と茨城交通の出資の下で運営される
第三セクター鉄道・ひたちなか海浜鉄道で、
この日の目的地となる港町・那珂湊(なかみなと)を目指します。
那珂湊駅 1
JRに隣り合って設置された小さなホームから発着する、
ひたちなか海浜鉄道

1番線で乗客たちを待っていたのは、キハ205
昭和40(1965)年に帝国車輛(現・総合車両製作所(J-TREK)にて
製造された元国鉄型気動車(ディーゼルカー)・
キハ20形の最終号機(522)。

国鉄分割民営化後はJR西日本へと継承され、
岡山県倉敷市を走る水島臨海鉄道を経て、
平成8(1996)年にひたちなか海浜鉄道に譲渡された、
歴戦の猛者

運用に当たってはワンマン化改造が施された他、
水島臨海鉄道時代には冷房化が為されており、
製造から半世紀が経過した令和の時代への対応も、完璧

那珂湊駅 2
平成10(1998)年には朱色肌色のいわゆる
国鉄標準気動車色へと回帰
(ただし原色と比べるとややオレンジがかっているらしい)

かつての所属元・水島臨海鉄道キハ205
現役を退いた今では、キハ20形現役最後の一両
となっています。
那珂湊駅 3
車内の様子。
普段は定期運用に就かず、今回のようなイベント時を中心に、
定期列車の増結車両として大事に扱われているキハ205

今や昭和のノスタルジックな雰囲気を感じられる希少な車両、
しかもキハ20形最後の生き残りとあって、
車内は鉄道ファンや「昭和の鉄旅」を味わいたい乗客たちで、
首都圏並みの大混雑(これでも少ない方かな?)

昔ながらの「対面式ボックスシート」が並ぶ車内では、
家族連れや年配の方、鉄道ファンといった人たちが、
思い思いの鉄路を楽しんでおりました。
那珂湊駅 4
天井に残る、「JNR(日本国有鉄道)」マーク入りの扇風機

JR糸魚川駅キハ52保存車JR北海道キハ54形車内でも
目にした光景ですが、
「冷房化」された今でもこうして国鉄の、ひいては昭和の雰囲気が
残されているのは、一鉄道ファンとしては喜ばしい限り♪

さて、本来であればじっくり沿線の様子など
お届けしたいところなのですが、
ご覧の通りの混雑ぶりなので、ざっとキハ205乗車の感想を。

乗車前と停車中に流れ込んで来るのは、
床下に1基搭載されたディーゼルエンジン・
DMH17C形(直列8気筒、機関出力180馬力)が奏でる
「カタカタカタ・・・」というアイドリング音

後年製造されたディーゼルエンジンの低く轟く「ゴゴゴゴゴゴ・・・」という
音とは異なる、独特な音色。

そして加速を開始すれば、一基搭載とは思えない
ド迫力の加速音が身体中を駆け巡る!
まるで魂まで震わせるかのような野太いサウンドに、
鳥肌が立ちましたよ、ええ。
(ここまで書いちゃうと、読者の皆さんに引かれそうだ・・・汗)

窓の外にはひたちなか市ののどかな田園風景
車内を渡る心地よい風、規則的に揺れる車体。
郷愁に浸る大人たちと、楽し気な子供たちの声・・・
都会の、新型の車両では味わえない、ここだけの鉄路。
那珂湊駅 5
短い総延長に、駅が点在しているひたちなか海浜鉄道
乗車時間10分あまりで、下車する駅に到着。

もっとキハ205のエンジンサウンドに浸っていたいところでしたが、
走り去る老兵の姿を見送る。
那珂湊駅 10
降り立ったのは、那珂湊駅(なかみなとえき)
旧那珂湊市の中心駅で、太平洋に面した港町への玄関口。
またひたちなか海浜鉄道にとっても重要な位置付けにある駅で、
構内には列車運行の拠点となる車両基地・湊機関区
駅舎に隣接して同鉄道の本社が置かれています。
那珂湊駅 9
ホームに立てられた駅名標は、
ひたちなか海浜鉄道オリジナルの、デザイン性溢れたもの。

モチーフとなっているのは、同駅構内に保存されている
「日本初のステンレス製気動車」・ケハ601と、
「駅ネコ」として親しまれていた黒ネコおさむくん
(昨年6月に逝去)
那珂湊駅 6
先述の通り、車両基地も兼ね備えている那珂湊駅
車庫と数本の側線が設けられた構内には・・・
那珂湊駅 7

那珂湊駅 8
他の鉄道事業者からの譲渡者や自社導入車など、
同鉄道の輸送・運行を担う車両たちが並んでいます!
那珂湊駅 10.5
那珂湊駅の開業は、百年以上前(!)の大正2(1913)年
湊鉄道としてのスタートでした。
その後戦時下の交通統合により、茨城交通へと移管。
平成20(2008)年のひたちなか海浜鉄道発足によって、
以後同鉄道の所有となっています。

開業以来の歴史を重ねる木造駅舎は関東の駅百選にも選出され、
映画「フラガール」を始め映画やドラマ、CMのロケ地としても
度々登場しているそう。
那珂湊駅 11
格子状の天井と白亜の壁が印象的な、駅舎内。
待合スペースには温もりある木製ベンチが並び、
那珂湊を紹介した各種パンフレットが置かれている他・・・
那珂湊駅 13
走る列車と沿線風景を切り取ったパネル、
那珂湊駅 14
地元の方が描かれたと思しき絵画等が飾られています。
那珂湊駅 15
駅舎内に飾られた、「関東の駅百選認定駅」の表札も、誇らしげ。
那珂湊駅 12
今どき珍しい、電照式の発車時刻表。
LEDで様々な表示が可能となった今日、
シンプルに発車時刻のみを記した掲示が、
より一層の「レトロ感」を醸し出す。
那珂湊駅 16
ひたちなか海浜鉄道では数少ない有人駅でもある
(ここと勝田駅のみ)、那珂湊駅

改札窓口の隣では、同鉄道や那珂湊のグッズ・お土産品の他、
千葉県・銚子電鉄の名物であるぬれせんべい
徒歩圏内に在るお隣・大洗町の水族館、
アクアワールド茨城県大洗水族館
前売り割引入場券(当日購入可)などが販売されています。
那珂湊駅 17
鉄道ファンならニヤリとするであろう、回送サラダ(300円)
食べ物の「海藻」と電車の「回送」を掛けた、
シャレの効いたネーミング。

私ですか?・・・もちろんこういうネタは大好きです!(笑)

ついに降り立った、ひたちなか市!
次回はゆっくりのんびり、那珂湊巡り!
港町に隠された(?)歴史スポット、
町と町を繋ぐ鋼鉄の赤橋をご紹介します。
それでは!
那珂湊駅 18
こんなところにも、昭和の香り。

参考:ひたちなか海浜鉄道 公式ホームページ
    wikipedia

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プロフィール

詞-Nori-

Author:詞-Nori-
旅行系ブロガー。
趣味は旅行、町歩き、食べ歩き、
鉄道等々。

目下地元・福岡県に戻り、
次なる行動に向けて準備中。