彦根城雪景5(終) ~西の丸三重櫓と、彦根みやげ!~
- 2021/03/07
- 02:49
※この記事は、昨年12月31日の記録をもとに作成しております。
情報・情景は最新のものとは限らないこと、予めご了承ください。
未だ多数のストックを抱え、足りない時間とハードワークで
溜まった疲労を嘆きながらPCと向かい合っております、
ac802tfkです。
さて、先月後半より綴って参りました、
「彦根城雪景編」も、今回が最終回
目玉となる国宝・彦根城天守は前回で
見終えてしまいましたが、
今回はお隣・西の丸へと足を向けまして、
城内に(天守の他に)5棟残る現存建築物の一つ・
西の丸三重櫓を
取り上げて参ります!

天守見学を終えて、やって来ました西の丸!
本丸西側に細長く伸びた郭で、
本丸裏手の防衛を担うとともに、
搦手(からめて。城・砦などの裏口)方向から攻め上って来た
敵軍を食い止める、重要な場所。
現在では三重櫓を除く建築物や構造物は失われ、
樹木が生い茂る広場と化しています。

天守を戴く本丸から一段低い位置に構えられている、
西の丸。
そこからは、天守と附櫓・多聞櫓を見上げる
こんな眺めが♪

天守からの眺めには及びませんが、
西の丸内からも琵琶湖と彦根市街が望めます!

こちらが西の丸のメインとなる、西の丸三重櫓
現存建築物の一つで、重要文化財
西の丸のさらに西北隅、「大堀切」を挟んで
出曲輪(でぐるわ)と呼ばれる郭と向かい合う位置に
建てられた櫓で、
三層建ての中心部分に、「くの字」のような形で
平屋建ての続櫓(つづきやぐら)を付設。
搦手から「出曲輪」へと攻め上って来た敵を迎え撃つとともに、
先ほどの写真からも分かる通り
琵琶湖を望める立地に在ることから、
城下や琵琶湖湖上を監視する
役目も帯びていました。
まだ豊臣大坂城が健在であった築城当初には、
彦根藩筆頭家老・木俣守勝(きまた もりかつ)が
この三重櫓に常駐し、
搦手と琵琶湖湖上の監視・警戒に当たったといいます。
また城内の多くの建築物同様この櫓も
他の城から移築された建物であることが判明しており、
一説には北近江を治めた戦国大名・
浅井長政(あざい ながまさ)の居城・
小谷城(おだにじょう)天守を移築したものとも
言われているそうですが、
「天秤櫓」同様嘉永6(1853)年の修理の際に
用材の8割近くが取り替えられており、
立証は不可能な状態となっています。

三重櫓内部。
内部の造りは天秤櫓と同様、
壁面は防火や防弾を目的として竹小舞(たけこまい)に
藁縄(わらなわ)を絡め、
荒壁、中塗り、白漆喰の順に塗り重ねた土壁
外面を柱を完全に塗り込めた大壁造り、
内面は柱を出した真壁造りとして、
外部に対しては壁の厚みを30cmとして
耐弾性を高めているのも共通する点。

城外より迫りくる敵勢との交戦を想定し、
城外側に開けられた格子窓。
格子木が菱形に整えられているのが
写真からもお分かり頂けるかと思いますが、
これは鉄砲・弓などでより広く敵陣を狙撃するための工夫。

要地に置かれているだけあり、
実戦的な造りとなっている西の丸三重櫓。
しっかり「鉄砲狭間」も開けられています。

どっしりとした桁(けた)と梁(はり)に支えられた、
三重櫓の天井部分。

こちらの階段から、二層目、そして三層目へ!

三重櫓最上層となる、三階部分。
城の「シンボル」である天守と異なり、
土壁剥き出しの、シンプルな造り。
広さもさほどのものではなく、
あくまで「防衛施設」としての運用に主眼が置かれていたことが
窺えます。

この三層目だけは四面に向けて窓が開かれており、
監視対象である彦根城下や琵琶湖の他・・・

城内側も見通すことが出来ます。

おっ!天守!

城内主要建築物も一通り見終えて、
カメラの電池も怪しくなって来たのでここらで「下山」。
雪深い石段を下り・・・

彦根城を望む「ホテル 彦根キャッスルリゾート&スパ」に併設の
「彦根みやげ本陣」でお土産品をたんまりと買い込み

雪化粧した彦根駅から電車に乗って、
居住地へと戻ります!

「彦根みやげ本陣」で買い込んだ、お土産たち!

金運と幸運を呼び込むという、金箔入りの金の丑

職場で再会(!)した友人への土産として買った、
近江牛焼肉味のポテトチップス!

東近江市・池田町の喜多酒造(きたしゅぞう)で醸された、
喜楽長(きらくちょう)の特別純米酒
濃厚な香りと味わいに、
ベリーを思わせる酸味の効いたお酒♪

「年越し酒」として頂いた、湖南市の蔵元・北島酒造の
御代栄(みよさかえ)純米吟醸酒
近江米のしずく
「喜楽長」とは対照的な柔らかな香りと口当たりに、
名前通り米そのものの風味が感じられる一本。

滋賀県産野菜を用いた佃煮・湖国炊(ここくすい)シリーズから、
山椒しいたけ昆布味!

各種調味料に食欲をそそるピリ辛山椒、
風味と香りをプラスする昆布を加えた出汁に
漬け込まれた椎茸は、
たっぷりの旨味が詰め込まれ、お酒とも好相性!
半分残してごはんとも合わせてみましたが、
こちらもピッタリなマッチング!

彦根城中堀の目の前に店を構えるどら焼き虎てつ(こてつ)の
主力商品・ひこどら
ひこにゃんが焼き入れられたかわいらしい生地の中には・・・

ほんのりとした甘味が素敵な、粒あんがたっぷり!
ふわふわに焼き上げられた生地にははちみつが混ぜ込まれ、
ヤミツキになる仕上がりとなっていました♪
お知らせ
これまで「ac802tfk」としてFC2での活動を行って参りましたが、
並行して展開するツイッターとのイメージ統一のため、
次回記事より詞-Nori-へと
ユーザー名を変更することと致します!
従来のユーザー名にてアクセスされていた方は、
お間違えの無いようお願い致しますとともに、
皆さまにはこれからも当ブログをご愛読のほど、
よろしくお願い致します!
参照:各所解説パネル
Twitter:https://twitter.com/Nori86651955
インスタグラム:https://t.co/vjjvOaZqEn?amp=1
情報・情景は最新のものとは限らないこと、予めご了承ください。
未だ多数のストックを抱え、足りない時間とハードワークで
溜まった疲労を嘆きながらPCと向かい合っております、
ac802tfkです。
さて、先月後半より綴って参りました、
「彦根城雪景編」も、今回が最終回
目玉となる国宝・彦根城天守は前回で
見終えてしまいましたが、
今回はお隣・西の丸へと足を向けまして、
城内に(天守の他に)5棟残る現存建築物の一つ・
西の丸三重櫓を
取り上げて参ります!

天守見学を終えて、やって来ました西の丸!
本丸西側に細長く伸びた郭で、
本丸裏手の防衛を担うとともに、
搦手(からめて。城・砦などの裏口)方向から攻め上って来た
敵軍を食い止める、重要な場所。
現在では三重櫓を除く建築物や構造物は失われ、
樹木が生い茂る広場と化しています。

天守を戴く本丸から一段低い位置に構えられている、
西の丸。
そこからは、天守と附櫓・多聞櫓を見上げる
こんな眺めが♪

天守からの眺めには及びませんが、
西の丸内からも琵琶湖と彦根市街が望めます!

こちらが西の丸のメインとなる、西の丸三重櫓
現存建築物の一つで、重要文化財
西の丸のさらに西北隅、「大堀切」を挟んで
出曲輪(でぐるわ)と呼ばれる郭と向かい合う位置に
建てられた櫓で、
三層建ての中心部分に、「くの字」のような形で
平屋建ての続櫓(つづきやぐら)を付設。
搦手から「出曲輪」へと攻め上って来た敵を迎え撃つとともに、
先ほどの写真からも分かる通り
琵琶湖を望める立地に在ることから、
城下や琵琶湖湖上を監視する
役目も帯びていました。
まだ豊臣大坂城が健在であった築城当初には、
彦根藩筆頭家老・木俣守勝(きまた もりかつ)が
この三重櫓に常駐し、
搦手と琵琶湖湖上の監視・警戒に当たったといいます。
また城内の多くの建築物同様この櫓も
他の城から移築された建物であることが判明しており、
一説には北近江を治めた戦国大名・
浅井長政(あざい ながまさ)の居城・
小谷城(おだにじょう)天守を移築したものとも
言われているそうですが、
「天秤櫓」同様嘉永6(1853)年の修理の際に
用材の8割近くが取り替えられており、
立証は不可能な状態となっています。

三重櫓内部。
内部の造りは天秤櫓と同様、
壁面は防火や防弾を目的として竹小舞(たけこまい)に
藁縄(わらなわ)を絡め、
荒壁、中塗り、白漆喰の順に塗り重ねた土壁
外面を柱を完全に塗り込めた大壁造り、
内面は柱を出した真壁造りとして、
外部に対しては壁の厚みを30cmとして
耐弾性を高めているのも共通する点。

城外より迫りくる敵勢との交戦を想定し、
城外側に開けられた格子窓。
格子木が菱形に整えられているのが
写真からもお分かり頂けるかと思いますが、
これは鉄砲・弓などでより広く敵陣を狙撃するための工夫。

要地に置かれているだけあり、
実戦的な造りとなっている西の丸三重櫓。
しっかり「鉄砲狭間」も開けられています。

どっしりとした桁(けた)と梁(はり)に支えられた、
三重櫓の天井部分。

こちらの階段から、二層目、そして三層目へ!

三重櫓最上層となる、三階部分。
城の「シンボル」である天守と異なり、
土壁剥き出しの、シンプルな造り。
広さもさほどのものではなく、
あくまで「防衛施設」としての運用に主眼が置かれていたことが
窺えます。

この三層目だけは四面に向けて窓が開かれており、
監視対象である彦根城下や琵琶湖の他・・・

城内側も見通すことが出来ます。

おっ!天守!

城内主要建築物も一通り見終えて、
カメラの電池も怪しくなって来たのでここらで「下山」。
雪深い石段を下り・・・

彦根城を望む「ホテル 彦根キャッスルリゾート&スパ」に併設の
「彦根みやげ本陣」でお土産品をたんまりと買い込み

雪化粧した彦根駅から電車に乗って、
居住地へと戻ります!

「彦根みやげ本陣」で買い込んだ、お土産たち!

金運と幸運を呼び込むという、金箔入りの金の丑

職場で再会(!)した友人への土産として買った、
近江牛焼肉味のポテトチップス!

東近江市・池田町の喜多酒造(きたしゅぞう)で醸された、
喜楽長(きらくちょう)の特別純米酒
濃厚な香りと味わいに、
ベリーを思わせる酸味の効いたお酒♪

「年越し酒」として頂いた、湖南市の蔵元・北島酒造の
御代栄(みよさかえ)純米吟醸酒
近江米のしずく
「喜楽長」とは対照的な柔らかな香りと口当たりに、
名前通り米そのものの風味が感じられる一本。

滋賀県産野菜を用いた佃煮・湖国炊(ここくすい)シリーズから、
山椒しいたけ昆布味!

各種調味料に食欲をそそるピリ辛山椒、
風味と香りをプラスする昆布を加えた出汁に
漬け込まれた椎茸は、
たっぷりの旨味が詰め込まれ、お酒とも好相性!
半分残してごはんとも合わせてみましたが、
こちらもピッタリなマッチング!

彦根城中堀の目の前に店を構えるどら焼き虎てつ(こてつ)の
主力商品・ひこどら
ひこにゃんが焼き入れられたかわいらしい生地の中には・・・

ほんのりとした甘味が素敵な、粒あんがたっぷり!
ふわふわに焼き上げられた生地にははちみつが混ぜ込まれ、
ヤミツキになる仕上がりとなっていました♪
お知らせ
これまで「ac802tfk」としてFC2での活動を行って参りましたが、
並行して展開するツイッターとのイメージ統一のため、
次回記事より詞-Nori-へと
ユーザー名を変更することと致します!
従来のユーザー名にてアクセスされていた方は、
お間違えの無いようお願い致しますとともに、
皆さまにはこれからも当ブログをご愛読のほど、
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