fc2ブログ

記事一覧

初詣2021 その1~古き集落・川守地区を歩く~

皆さま、お久しぶりです!

年度末に差し掛かった先月後半より
私の勤め先も(ただでさえ忙しくキツいのに)
忙しさが増しまして、
ために平日はもちろんお休みの日も
執筆・投稿の気力が湧かない状態が続いておりました。

今月に入ってからは忙しさは変わらない
(どころか仕事内容はよりキツくなった 汗)ものの、
「休日出勤ナシ」、「基本定時」と幾分ハードさが
緩和された感もあり、
ようやくの投稿再開でございます!

さて、超々いまさらではありますが、
幕を開けました2021年
その始まりを告げる行事として、
われわれ日本人に欠かせない行事・初詣

今年は今現在居住している
滋賀県竜王町(りゅうおうちょう)に在ります
由緒正しき古社へと参拝して参りました。

今回と次回の二回に分け、
そのお社の様子(次回)と、そこへのアクセス口となる
これまた歴史を感じる集落の様子を
お届けしたいと思います!

現在私が住まう滋賀県竜王町
滋賀県東南部、
湖東平野(ことうへいや)と呼ばれる開けた平地に位置し、
4,451世帯に11,000人あまりが暮らす小さな(ただし広い)町。

名前の由来は共に竜神を祀り竜王山と称される、
東の雪野山、西の鏡山という二つのお山から。

町の根幹となるのは、古より営まれて来た農業
44.55㎢の総面積のうち実に30%を占める
水田から産出されるブランド米・近江米(おうみまい)を始め、
ここが「発祥の地」とされる滋賀県が誇るブランド牛・
近江牛(おうみうし、もしくはおうみぎゅう)、
イチゴブドウサクランボといった果実
良質な米を活かした松瀬酒造の銘酒・松の司
(まつのつかさ)など、豊富な特産物を有しています。

また古より開けた地であるため、
「義経元服の地」とされる鏡神社
名の有る歌人に詠われて来た名刹の流れを汲む龍王寺
近隣33ヶ村の鎮守として壮麗な社を持つ
苗村神社(なむらじんじゃ)、
鏡山山中に清き川音を響かせる鳴谷の清流等、
竜王八景と称される名所旧跡が点在。

近年では町の東西を貫く名神高速道路を生かして
工業化にも取り組む、
歴史と伝統、進歩の調和する町。

2021.1.4 Monday

初詣 1
住まい最寄りのバス停から近江鉄道バスに揺られ、
川守バス停で下車。

降り立った川守地区(かわもりちく)は、
近江八幡市と竜王町を結ぶ主要路・
県道14号線(近江八幡竜王線)沿いに広がる小集落。

しかしながら周辺には奈良時代の高僧・
行基上人(ぎょうきしょうにん)開山、
和泉式部(いずみしきぶ)、柿本人麻呂(かきのもとの ひとまろ)、
藤原定家(ふじわらの ていか/さだいえ)ら
名だたる歌人と縁のある古刹・竜王寺(りゅうおうじ)、
そしてこれから向かう苗村神社(なむらじんじゃ)を始め
複数の寺社が点在する、
歴史を感じる集落でもあります。
初詣 2
バスを降りたところで早速遭遇したのは、
観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)を祀る
観音堂(かんのんどう)

世の人々の救いを求める声に応じて
姿を変じて現れるという救済の主を奉安したお堂は、
小さいながらも風格のある佇まい。
初詣 3
「観音堂」の隣に鎮座するのは、大神宮

由緒書きが外されていたため詳細は不明ながら、
名前からすると伊勢神宮の御祭神にして
八百万の神々の頂に立つ最高神・
天照大神(アマテラスオオカミ)を
お祀りした社でしょうか。
初詣 4
年初の参拝だったこともあり、
御神前には青竹や・・・
初詣 5
真っ赤南天で飾られた、
お正月飾りが!
初詣 8
大神宮の傍には、街道を照らす灯火具であり、
街道の道しるべともなった常夜燈(じょうやとう)

電気が発達した今も古色蒼然としながら佇むその姿は、
この集落の重ねた歴史を物語る「生き証人」。
初詣 6
そこかしこに集落としての歴史が垣間見られる、
川守地区。
その一方で「負の側面」が残されているのが、
この国威宣揚の碑(こくいせんようのひ)

詳細な説明こそ無いものの、
横須賀市ヴェルニー公園内に在った国威発揚の碑同様、
軍国主義下での「国威宣揚」と住民一同の「意気軒昂」を
目的として建てられたものと思われます。
初詣 7
石碑の裏手に建てられた、錆びれたポール。
かつてはここに高々と国旗(あるいは日章旗?)が
掲げられていたのでしょうか?

この「国威宣揚の碑」ですが、
碑文を削られた横須賀の「国威発揚の碑」と異なり
そのまま英霊万歳!(意訳)的な文句が
生々しく残されており、正直ちょっと引く
初詣 9
「苗村神社」方面へと向かう道。
まるで昭和のまま、時が止まったかのような光景。
初詣 10
この道沿いに佇む、小祠八幡神社(しょうしはちまんじんじゃ)は・・・
初詣 14
蒲生一帯を含む南近江を治めていた大名・
佐々木六角氏に仕えた武将・吉田氏が居城とした
川守城の跡。
初詣 15
現在城の跡地はほとんどが宅地と化してしまっていますが、
ここ「小祠八幡宮」境内に、わずかに土塁の一部が残ります。
初詣 11
境内奥に小さな祠が鎮座するのみの、小さなお社。
初詣 12
祠の脇を飾る、お正月飾り。
初詣 13
一見そこら中に在りそうな小さな社ですが、
実はここ、近代弓道発祥の地とされています。

代々弓馬の武道に長けていた、川守城主・吉田家。
その第十一代当主にして、
自らも室町幕府十二代将軍・足利義晴(あしかが よしはる)の
弓術指南役を務めるほどの
弓道の名手であった吉田重賢(よしだ しげかた)の
元を訪ねたのが、
「古流」と呼ばれた儀礼的な様式から、
戦乱の時代に即した実戦的な弓術を希求していた
日置弾正正次(へきだんじょうまさつぐ。「弾正」は官名)

この名人の下で嫡子・重政(しげまさ)とともに
日夜弓術修行に励んだ重賢は、
日置正次からの教えに自らの工夫を加え、
近代弓術の基となる日置吉田流
完成させました。

ここ川守城跡(小祠八幡宮)は、
日本を代表する武道が完成を見た、
まさに記念すべき場所
初詣 16

初詣 17
(意外な場所に在った)歴史スポットを訪れた後は、
のどかな風景を眺めながら・・・
初詣 18
苗村神社を目指します!

参考:滋賀県竜王町
    竜王町観光協会 公式ホームページ
    城郭探訪 yamaziro
    コトバンク

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

詞-Nori-

Author:詞-Nori-
旅行系ブロガー。
趣味は旅行、町歩き、食べ歩き、
鉄道等々。

目下地元・福岡県に戻り、
次なる行動に向けて準備中。