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湖北旅4 ~北国街道・木之本宿 その3~

木之本宿 4-4


木之本宿 4-1
滋賀県長浜市郊外に広がる、
北国街道の宿場町・木之本宿(きのもとしゅく)散策。
木之本観光のメインとなる「木之本地蔵院」への
お参りを済ませ、街道筋へと戻ります。
木之本宿 4-2
「木之本地蔵院」を出てスグのところで見付けたのは、
札の辻跡

札の辻とはこの解説板にある通り、
藩(木之本宿の場合は彦根藩)が
宿場町や近隣地域に住まう住民たちに
禁止・通知する事項を知らせるため、
町や村の目抜きに制札を立てた場所。
(現代で例えると、都会の交差点などに設置された
大型ビジョンのようなものでしょうか)
木之本宿 4-3
こちらの立派な家屋は、
旧本陣 竹内五左衛門家

江戸時代、参勤交代などに際し、
大名家の藩主が滞在した、宿場町の中心
に当たる商家。

邸内には大名などが宿泊した記録が残され、
徳川将軍家第11代・徳川家斉(とくがわ いえなり)の息女・
溶姫(やすひめ/ようひめ)とその一行が
木之本宿に投宿した際には、
寝具など三千人分
近隣の村からかき集めたのだとか。
(ここを仕切っていた竹内家の人々や
宿場町の住人たち、近隣の村人等は
さぞ大変だったことでしょう)
木之本宿 4-4
母屋の軒下にぶら下げられた、たくさんの看板。

玄関上に掲げられたものには
「百毒下し」と書かれていますが、
現在この商家の所有主・竹内家は
隣接地にて漢方薬を扱う本陣薬局
営んでおり、
同家第二十一代竹内五左衛門(たけうち ござえもん)の時に、
参勤交代の廃止と明治維新を受けて、
薬舗を開業。

現当主の曽祖父に当たる二十二代五左衛門
(「五左衛門」の名は代々の襲名だったと思われる)は
明治26(1893)年に明治政府より
日本薬剤師第一号
免許を交付された経歴を有しています。(スゴ!)
木之本宿 4-5
風に揺れる看板は同店で取り扱っていた薬剤を
宣伝するもので、
商品名や製造元、薬効、販売主である「竹内」の姓や、
歴代当主の名乗りである「五左衛門」の名が記されています。
木之本宿 4-6
散策続行。
かつて旅籠を営んでいた商家は・・・
木之本宿 4-7
手作り雑貨のお店に変身。
木之本宿 4-13
和様の商家が建ち並ぶ宿場町の中、
「異色」とも言える洋風建築が一軒。

ここはきのもと交遊館という、
木之本の伝統文化の継承とまちづくりの拠点として
活用されている、文化施設。

元は昭和10(1935)年に湖北銀行木之本支店
として建設されたRC(鉄筋コンクリート)造の建物で、
遡れば木之本宿に運ばれて来た物資の積み替え、
車馬の乗り継ぎなどの拠点となっていた、
問屋(といや)
木之本宿 4-14
イオニア式(古代ギリシアの建築様式)に則った柱が
神殿の如く並ぶ、建物前面。

建物は昭和17(1942)年の合併で
滋賀銀行木之本支店となり、
昭和60(1985)年まで営業。
玄関上にはその名残りの看板が残されています。

なお施設自体は一般公開はされていないようで、
滞在中いずれの日も施錠されていました。
残念。
木之本宿 4-9
さて、ちょっと遅め(この時13時半過ぎ)ですが、お昼ごはん。
立ち寄ったのはコチラ、お食事 お酒処 みちくさ

古民家風(というか恐らく古民家)の造りで
昼は定食、夜は居酒屋メニューという、
二つの顔を持つお店。

営業情報

営業時間

11:00~14:30
16:30~21:00
※日曜営業

定休日
火曜日・水曜日
(予約のみ営業)

お問い合わせ・予約
電話 0749-50-2622
携帯 090-7341-4141

この素朴なお店で頼んだのが・・・
木之本宿 4-10
長浜地域の名物・焼き鯖そうめん
メインにした、焼き鯖そうめん定食

ごはんと味噌汁、山菜の天ぷら、小鉢2品が付いて、
お値段1,440円ナリ。
木之本宿 4-11
郷土料理・焼き鯖そうめんは、
近江の伝統の味である焼き鯖をドドンと
トッピング!

その下には出汁をたっぷり吸い込んだそうめんが
控えており、
鯖の身と合わせてスルスルと頂けます♪
木之本宿 4-12
そしてもう一つ良品だったのが、
こちらの山菜の天ぷら

パリパリ食感のほどよい揚げ加減に
絶妙な塩加減が効いていて、
ごはんがススム!

郷土の味、おいしく頂きました♪
木之本宿 4-15
宿場町を、さらに奥へ!
木之本宿 4-16
宿場町の突き当り近くで見付けたのは、
大幸(ダイコウ)醤油店

創業はペリー来航の1年前、嘉永5(1853)年。
以来150年、ここ木之本宿で
醤油を醸し続けて来た、老舗店。
木之本宿 4-17
これまた趣深い店内では
木之本宿 4-18
主力となる多様な味わいの醤油の他・・・
木之本宿 4-19
お食事に欠かせない醤油さし、
味付けに必須の塩、お酢、
地元のケーキ店(ファンタジア大利)や菓子舗(角屋)と
コラボレーションしたお菓子などを手広く販売。
木之本宿 4-20
店舗の一角には、醤油の仕込みに使う杉樽
ドドンと鎮座しています。
(ここで購入したモノについては、改めて!)
木之本宿 4-21
さて、宿場町の突き当りまでやって参りました。
ここで写真の商家、その真ん中にご注目!
木之本宿 4-22
こちらの標柱は、
彦根・鳥居本(とりいもと)で中山道と合流し、
京都へ連絡していた北国街道と、
その短絡路として中山道伊勢街道関ケ原にて行合う
北国脇往還(ほっこくわきおうかん)の
分岐点であることを示すもの。

その表面には、みぎ 京いせみち
ひだり 江戸なごやみち
と記されています。
木之本宿 4-23
標柱前の分岐点は、こんな感じ。

通常の交差点ではなくクランク状に曲げられているのは
鍵曲がり(かいまがり)と言って、
路地を敢えて曲げ、見通しを悪くすることで、
軍勢(この場合、北国街道を管理したであろう
彦根藩井伊家の仮想敵である、西国大名)の
速やかな侵攻を妨げるためのもの。
木之本宿 4-25
北国街道側。
この先長浜・米原を経て、京の都へと至ります。
木之本宿 4-24
北国脇往還側。
この道の先に、「天下分け目の合戦場」・関ケ原
賤ケ岳 3
この日(4/11)の散策は、これにてオシマイ!
次回からは歴史の舞台となった重要な場所、
賤ケ岳(しずがたけ)を目指し、
レッツ・ハイキング!

参考:漢方の本陣薬局
    きのもと交遊館
    お食事 お酒処 みちくさ
    大幸醤油店 公式ホームページ
    Wikipedia

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プロフィール

詞-Nori-

Author:詞-Nori-
旅行系ブロガー。
趣味は旅行、町歩き、食べ歩き、
鉄道等々。

目下地元・福岡県に戻り、
次なる行動に向けて準備中。