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大津巡りagain 2 ~近江国一之宮・建部大社~

5月中という異例の速さで突入し、
1月を過ぎても脱出の気配が見られない、2021年の梅雨

近年毎年のように大きな被害をもたらす魔の季節ですが、
今年も先日静岡県熱海市で発生した土石流災害に続き、
西日本でも集中的・継続的な降雨による被害が
拡大しつつあります。

(私が住まう福岡県の片田舎でも、
今朝は轟音が鳴るほどのが降りました 汗)

該当地域にお住いの方、それ以外の地域にお住いの方も、
最新の気象情報に十分注意し、
万一の場合には命を最優先した行動が取れるよう、
準備と心構えを整えておきましょう。
瀬田の唐橋 22
晴れ間の中で迎えた、大津巡りinG・W

1350年を超える歴史を持つ「千古の名橋」・
瀬田の唐橋を渡り、歴史と名所の趣を堪能♪

このまま次のスポットへ向かいたいところですが、
その前にまずはお昼ごはん
一旦唐橋西岸へ戻りまして・・・
建部神社 1
瀬田川の畔に店を構える、カフェレストラン アドリアへ!

洋風の外観を持ち、明るい雰囲気の店内には
グループ向けのテーブル席、
1~2人用のカウンター席が並ぶ他、
屋外には少数ですが爽やかな川風を感じながら食事が楽しめる、
テラス席も用意されています。
(そっちで食べたかった! ><)

営業情報

営業時間
11:00~20:30(L.O.20:00)
定休日
月曜日・第3火曜日
アクセス
京阪石山坂本線 唐橋前駅から徒歩5分
唐橋西詰交差点から徒歩2分
予約・お問い合わせ
077-537-3355
建部神社 2
今回はコチラ、
オムライス モッツァレラカレーソース
をチョイス。

ミニサラダが付いて、お値段1,080円ナリ。
建部神社 3
ふんわり玉子が包むのは、程よい炒め加減でしっかり味が染み込んだ、
オレンジ色チキンライス

その上からスパイスの効いた香ばしいカレーソースと
まろやかなモッツァレラチーズがたっぷり掛けられ、
味に厚みと彩りをトッピング♪

食べ応えたっぷりの一品、頂きました♪
建部神社 4
食事の後は再び唐橋を渡り(3度目)、瀬田川東岸へ。

ところどころに昔日の面影を残す、東海道を歩く。
建部大社 5
東海道と分かれてしばらく進むと、行く手に立派な標柱見えて来ました。
ここは建部大社(たけべたいしゃ)

大津市域の神社と言えば「かるたの聖地」・
近江神宮が有名ですが、
滋賀県全域を守護する近江国一之宮は、
コチラの担当。

創建は太古の昔、景行天皇46(316)年。

祭神・日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の妃・
布多遅比売命(フタジヒメノミコト)が神勅を受け、
自身の子である稲依別王(イナヨリワケノミコト)と共に
神崎郡建部の郷(たけべのさと。現在の東近江市五箇荘付近)に
尊の神霊を祀ったのが始まり。

のち天武天皇の御代の白鳳4(675)年、
当時近江国府の所在地であった瀬田の地に神霊を遷し、
近江国一宮として奉斎。

奈良時代の天平勝宝7(755)年には時の帝・孝徳天皇の
詔(みことのり。天皇直々の命)により大和国(奈良県)一之宮・
大神神社(おおみわじんじゃ)より迎えた
大己貴命(オオナムチノミコト。大国主命とも)を
本殿に隣り合った権殿(ごんでん)に奉祀し、現在に至ります。
建部大社 6
建部大社の主祭神・日本武尊(ヤマトタケルノミコト)

皇統十二代・景行天皇(けいこうてんのう)の子・
小唯命(オウスノミコト)として生を享け、幼少より武勇に優れた尊は、
父帝の名を受けて九州・熊襲
(くまそ。現在の熊本県球磨地方および鹿児島県霧島地域)を治める豪族・
熊襲兄弟の討伐に出発。

厳重に守られた熊襲の館に叔母からもらった衣装で
女装して忍び込むという機転を利かせ、
見事熊襲兄弟の討伐に成功。

「西国一」と呼ばれる勇猛さを誇った熊襲兄弟を討ったことで、
強者の称号であるタケルの名をもらい、
以後ヤマトタケルと名乗ることとなりました。

西国征伐から戻るとすぐに東国討伐を命じられ、
再び旅路に出た日本武尊。

駿河国(するがのくに。静岡県中部)では
国造(くにのみやつこ。一国の管理を朝廷より委任された官職)の奸計を
神剣・草薙の剣※を振るうことで脱し、

房総へ渡る際に妃・弟橘姫(オトタチバナヒメ)が海神の怒りを鎮めるため自ら
入水するという悲劇にも見舞われたものの、
東国征伐にも成功します。

しかし東征からの帰途、伊吹山悪神が居ることを聞いた
ヤマトタケルは、
自らの武勇への自信から草薙の剣を持たずに
伊吹山へと出発。

山中で出会った大きな白猪を威嚇して山上を目指しますが
白猪は伊吹山の神そのものであり、
神の怒りに触れて雹(ひょう)を浴び、衰弱。

再び故国・大和国の地を踏むことは叶わず、
伊勢国・能褒野(のぼの。現在の三重県鈴鹿市および亀山市付近)にて
32歳の若さで亡くなりました。

※草薙の剣・・・くさなぎのつるぎ。天叢雲剣(アメノムラクモノツルギ)とも。
日本武尊の叔母・ヤマトヒメより渡された神剣で、
駿河国造の配下の兵に火攻めにされた際、
この剣で周囲の草を薙ぎ払って窮地を脱したことから
「草薙の剣」の名が付いた。
伊吹山へ向かう際、尾張国(おわりのくに。愛知県西部)で出会った
妃の一人・ミヤヅヒメに託され、ヤマトタケルの死後
皇統の証を示す゛三種の神器″の一つとされ、
のち熱田神宮の御神体として奉納された。

日本武尊は日本最古の英雄とも称され、
鎌倉幕府の開祖・源頼朝(みなもとの よりとも)は
平氏によって東国へ流される前の永暦元(1160)年と
平氏打倒を成し、京都へ上った建久元(1190)年の二度、
この建部大社に参詣しています。

日本武尊の御神徳は開運・出世・必勝・厄除け・災難除け。
併祀されている大己貴命は、縁結び・商売繫栄・家内安全・病気平癒・醸造。
建部大社 7
御神域への入口・一之鳥居。
建部大社 9
鳥居の先は、神燈建ち並ぶ参道となっています。
建部大社 10
舗装路の中ほどに建つ、二之鳥居。
ここから奥に見える神門までは松並木が参道を覆う
緑豊かな情景となり、
身体を包む空気も神域に相応しい厳かなものとなります。
建部大社 11

建部大社 12
神門へ向かう参道脇では、
御祭神・日本武尊の物語が、メチャクチャカッコイイ
イラストとともに紹介されています。

イラストを手掛けたのは、福岡県出身(同郷だ!)・京都府在住の
イラストレーター、添田一平(そえだ いっぺい)さん。
建部大社 13
神門の前にある手水舎で手と口を浄め
建部大社 14
立派な造りの神門を潜って、いよいよ神前へ!
建部大社 15
優雅に屋根を広げた拝殿で、ご参拝。

その手前に立つのは・・・
建部大社 16
御神木の三本杉

天平勝宝7(755)年、大神神社より大己貴命を奉祀された際、
一夜にして成長したとされている、
神聖なる古木。

別々に伸び行く幹が根元付近でまとまっている様は、
大国主(大己貴命の別名)が祀られている
島根県・出雲大社(いずもおおやしろ)の古代神殿を支えていた、
三本一束の柱・宇豆柱(うずばしら)を思わせる。
建部神社 27
拝殿の先からチラ見えしている社殿。

左が日本武尊が祀られた本殿で、
右は大己貴命が祀られている権殿

二つの社殿の下には災害に備えて免振装置
組み込まれており、これは神社初の試みであるそう。
建部大社 17
社殿の前に建てられた門は、実に美しく、華やかな造り。
建部大社 18
驚くべき緻密さで彫り込まれた彫刻に、惚れ惚れ♪
(軒下に彫られた三つ葉葵紋(徳川家の家紋)にも、ご注目!)
建部大社 19
本殿を囲むように建てられた、摂・末社

本殿右側に四つ、左側に四つの計八社が祀られており、
左側(上座)に景行天皇(日本武尊の父)と皇后(生母)、
料理の神・七拳脛命(ナナツカハギノミコト)などが、
右側(下座)にはヤマトタケルの東征に付き従った家臣たちが
祀られています。
建部大社 20

建部大社 28
境内右手に設けられた、澄んだ水を湛えた

それを取り込んで造られた庭園は、
瀬田城址に在った膳所藩(ぜぜはん)家老の別邸・
臨江庵(りんこうあん)に在ったもので、

大正4(1915)年の御大典記念
(ごたいてんきねん。天皇陛下が高御座(たかみくら。玉座)にお登りになり、
天下に君臨なさることを中外にご宣示になる、一世一代のめでたいご盛儀)と
翌5(1916)年の建部大社創立千八百年祭の為に
移設・整備されました。
建部大社 22
のほとりに建つ鳥居。

これを潜り、先に見える石橋を渡ると、
縁結びの神として祀られている
大野神社に至ります。
建部大社 23
石橋の傍らに建つ大燈籠は、
庭園とともに臨江庵から移設されたもの。

百済(くだら。朝鮮半島南西部に存在していた国で、
大和朝廷の友好国であった)より先進的な土木技術を携えて渡来した
氏族・大友氏によって、
瀬田橋の安全を祈念して奉納されたと伝わります。

(天智天皇の嫡子・大友皇子や、のちの豊後国守護・
大友氏との関係を想像させる、興味深い姓ですな)
建部大社 24
こちらがえんむすびの社・大野神社。

御祭神の草野姫命(クサノヒメノミコト)は
建部大社が瀬田の地に遷って来る前より
この地で祀られていた地主神で、
「国生みの神」、伊邪那岐命 (イザナギノミコト)と
伊邪那美命(イザナミノミコト)の子。

山の神・大山祇命(オオヤマツミノカミ)の妃であり、
夫神との間に四対八柱の神を設けたそう。
(それ故の縁結びの神でしょうか?)

取り敢えず人との縁に恵まれることを祈念。
建部大社 26
草野姫命をお守りする狛犬さんも、咳エチケット中。

参考:建部大社
    添田一平 公式ホームページ
    食べログ
    Wikipedia

「大津巡りagain」編
第1回 ~千古の名所・瀬田の唐橋

今回の訪問場所

アクセス

自家用車
大阪方面から 名神高速瀬田西ICより約5分
名古屋方面から 同瀬田東ICより5分

公共交通機関
京阪石山坂本線 唐橋前駅下車 徒歩約15分
JR石山駅下車 徒歩約30分

もしくは近江鉄道バスJR石山駅南口バス停②番乗り場より
瀬田石山線(神領団地線)
瀬田駅ゆき・野郷原ゆきで建部大社前下車

または帝産バスJR石山駅南口バス停③番乗り場より
龍谷大学ゆき・牧口ゆきで建部大社前下車

お問い合わせ
〒520-2132 滋賀県大津市神領1-16-1
TEL:077-545-0038

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プロフィール

詞-Nori-

Author:詞-Nori-
旅行系ブロガー。
趣味は旅行、町歩き、食べ歩き、
鉄道等々。

目下地元・福岡県に戻り、
次なる行動に向けて準備中。