fc2ブログ

記事一覧

神の住む島 4 ~竹生島詣・その3~

そろそろ競技も大詰めを迎えつつある、
東京オリンピック2020

以前も述べた通り私自身は構想当初より
大会開催の理念とビジョンに疑念を持って
これまでの日々を送って来た訳ですが
(「復興五輪」というスローガンとコロナ禍の中での
強硬開催という経緯には、いまでも疑問と反対の姿勢を崩してはいません)、

その中で唯一観戦しているのが、サッカー
(理由?好きだから!)

今大会、(メディアの間で)「史上最強」の呼び声高く、
確かなクオリティを持った完成度の高いチームで以て
4年に一度、それも母国開催となる大舞台へと乗り込んで来た、
サッカー日本代表

並み居る強敵を倒しながら勝ち進んだ昨日の準決勝でも、
優勝候補の一角に挙げられていた強豪・
スペイン相手に堂々たる戦いぶりを見せてくれた
サムライブルーでしたが、

「PK戦」も見えていた延長後半、一瞬のスキを突かれ失点
結果0-1の敗戦となり、惜しくも準決勝にて敗退、
3位決定戦へと回ることとなりました。

訪れたチャンスを確実にモノにする「決定力」という点で、
またしても「世界の壁」に阻まれてしまった日本代表ですが、
強豪相手(実質「2軍」のフランスは除外)に
一歩も引けを取らぬ戦いぶりを見せ、

間違いなく一歩前進したと言える
大会だったのではないでしょうか。

ともあれ彼らにはもうひと試合、
代表史上52(3?)年ぶりのメダルを賭けた
メキシコ代表との3位決定戦が残されています。

ここは是非とも2012年ロンドン五輪の雪辱
(準決勝でメキシコ代表(最終的に金メダル)に3-1、
3位決定戦韓国に2-0で敗れ、
メダル獲得ならず)を果たし、
気持ちよく大会を終えて欲しいところです!

(私は日本代表ではなく「サッカー」が好きなので、
決勝を見ま~す!
もっと他の国の試合も放送して~! ><)


さて、岡山県への「お引越し」のための中断を経ながら
書き綴って参った「神の住む島」編も、
今回で最終回

竹生島に鎮座する「二社一寺」の一つ・
宝厳寺の最高所近くに佇む本堂・弁財天堂と、
その周囲に点在している文化財たちを見物します!
竹生島 3-1
国宝・宝厳寺唐門と重文・観音堂および舟廊下、
そして国宝の本殿を有する都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ)を巡り、
港から山上へと続く参道・祈りの石段へと
戻って参りました。
竹生島 3-2
麓から頂上まで165段という階段地獄の様相を呈している、
「祈りの石段」。

戻って来たのはだいたい中間あたりなのですが、
それでも終点までは厳しい上りが続きます(汗)
竹生島 3-3
「ひいひい」言いつつ(笑)なんとか上り切ったところで
出迎えてくれたのが、宝厳寺の本堂に当たる
宝厳寺 弁財天堂

奈良時代、「日本仏教界のレジェンド」・
行基(ぎょうき)上人によって開基された、宝厳寺。
爾来千百数十年に亘って「竹生島信仰」の源として
大切に護り伝えられて来た御本尊の弁財天像でしたが、

明治新政となって公布された神仏分離令によって
それまで「弁天さま」の座所となっていた弁財天社が
「都久夫須麻神社」として分立されることが決まり、
「弁天さま」はそれまでの住み処を追い出されることに
なってしまいました。

そのため明治4(1871)年以降、「弁天さま」は宝厳寺の
塔頭(たっちゅう。大寺院の境内に建てられた末寺院。
禅寺では高僧の基所に建てられた塔、またその塔を守るための庵を指す)である
妙覚院(みょうかくいん)に仮住まいすることとなりましたが、
60年以上もの間正式な住まいが無い状態が続きます。

そこで昭和12(1937)年、弁財天社(現在の都久夫須麻神社本殿)を
追われて以来久方ぶりの住まいとなる、弁財天堂の建造に着手。

日中戦争開戦による国内および国際情勢の変化もあって
工事が中断されるという苦難の道のりとなりましたが、
滋賀県出身の実業家・滝富太郎(たき とみたろう)の
全面的な支援や広く篤志を募った甲斐もあって、
戦時中の昭和17(1942)年に弁天堂は無事完成

「弁天さま」は実に71年ぶり
正式な住まいに移されることとなりました。
(よかったよかった~!)
竹生島 3-6
島内の各文化財と異なり、昭和期の建築である弁財天堂。
その経歴もあって「国宝」や「重要文化財」のような
箔は付いてはいないものの、
仏教寺院の建築様式に則った壮大な構えと優美な造りは、
千古の古刹の本堂に相応しいもの。

堂内に安置されている御本尊の弁財天像は、
奈良時代に天照大御神(アマテラスオオミカミ)の信託を受けた
聖武天皇の命により、
行基上人によって開眼されたもの。
竹生島は当時都が置かれた各都市と同じ畿内(近畿)に在るため、
信ぴょう性はありそう)

竹生島の弁財天は神奈川県・江ノ島(江島神社)、
広島県・宮島(厳島神社)と並ぶ
日本三大(もしくは五大)弁財天の一つで、
その中でも竹生島のソレは最古のものとされており、
特別に「大」の一字を冠して大弁財天と称されています。

また堂内には明治~昭和の激動の時代に
仏教画を手掛け、法隆寺金堂の壁画模写事業にも携わった画人・
荒井寛方(あらい かんぽう)の手による
「諸天神の図」・「飛天の図」が描かれており、
壮麗な雰囲気の堂内に彩りと風格を添えています♪
(残念ながら堂内は撮影禁止

竹生島 3-4
さて、ここで本堂周辺にもご注目。
こちらに在ります五重石塔
一見するとごくありふれた寺院の石塔のようにも思えますが、
実はコレ、重要文化財指定を受けた逸品。

台石の形状や笠石の反り具合から鎌倉時代の作と
推測されている貴重な物で、
全国で七つ在る重要文化財に指定された
五重石塔のうちの一つ。

石材には比叡山より採掘された小松石
火成岩より採取される安山岩。すなわち火山活動によって
流出した溶岩冷却されて出来たもの)が用いられ、

過去豪雨によって発生した土砂崩れによって失われた
相輪(そうりん。石塔上部の、輪っか状になった部分)下部を除いて、
築造当時からの石材がそのまま残されています。
竹生島 3-5
台石直上、石塔の初重部分には、
四方に仏の姿が彫り込まれています。
竹生島 3-5.5
弁財天堂の前には、燃え盛る炎をまとった
不動明王像
竹生島 3-7
こちらの石段を上って、さらに上へ!
竹生島 3-8
石段の先には、鮮やかな色彩と均整の取れた姿が美しい、
宝厳寺 三重塔
竹生島 3-9
宝厳寺の堂塔としては最も新しいと思われる、
平成12(2000)年築造の仏塔。

宝厳寺には元々三重塔が建てられており、
鎌倉時代末期や室町時代後期の絵図によってその存在が
確認されていますが、
江戸時代に入ってから何らかの理由により廃絶

以来約350年に亘って仏塔のない状態が続きましたが、
竹生島の宮大工を務めていた家系に残されていた設計図を基に、
6年の歳月を掛けて再建されました。

スグ隣には重要文化財に指定されている鎌倉時代の仏像・
絹本釈迦三尊像(けんぽんしゃかさんぞんぞう)が収蔵された
「宝物殿」が在るのですが、
訪問時は残念ながらのため入れず。
竹生島 3-10
三重塔付近は、宝厳寺でも最高所に当たる場所。

木立の間からは、青く輝く琵琶湖の眺め!
(遠くに見えているのは、゛近江富士″こと三上山でしょうか?)
竹生島 3-11
「一社一寺巡り」を終え、船の時間までこちらの
野坂みやげ店にてひと休み。
竹生島 3-12
頂いたのはこちら、
弁財天大判焼き竹生島コーヒー
セットメニュー!
竹生島 3-13
竹生島コーヒー竹生島が属する
長浜市の代表的観光スポット・黒壁スクエア近くに店を構える、
珈琲院ロマン亭監修の一杯。

仄かに香り漂うブレンドコーヒーは、
ドリップされたコーヒー豆の旨味を感じさせながらも
苦みは少なめ、むしろ優しい甘味がじわりと広がる
飲みやすい一品。

モチモチした食感に抹茶の上品な味わいが楽しめる、
きなこ餅のサービス付き♪
竹生島 3-14
一方「弁天さま」の名を冠した大判焼きは、
モッチリ、ホクホクした生地の中に・・・
竹生島 3-15
甘~い餡がたっぷり!

アップダウンに富んだ、竹生島
その島内を歩いた後の糖分補給と
「ホッと一息」には、
ピッタリの組み合わせでございました♪
竹生島 3-16
午後2時が過ぎ、そろそろ船の到着時刻。
船着き場と琵琶湖を眺めていると・・・
竹生島 3-17
今津港からやって来た、「べんてん」号が到着!
竹生島 3-18
スムーズに乗客を入れかえた「べんてん」は、
長いウェーキ(航跡)を引きながら竹生島を離脱!
出発地とは反対側の、長浜港を目指します。
竹生島 3-19
次第に遠ざかる島影。
次にここを訪れるのは、いつのことになるのでしょうか・・・
竹生島 3-20

竹生島 3-21
長浜市に戻ってから、
長浜城跡に広がる豊公園(ほうこうえん)を散歩し・・・
竹生島 3-22
涼波寄せる琵琶湖を眺めてから、帰路へ。

半年間の滋賀県滞在と県内散策は、これにておしまい
数日の間に荷物を整え、次なる旅路、
そして新天地へと向かいます。

ありがとう、滋賀県!また会う日まで!

参考:宝厳寺 公式ホームページ
    アネモメトリ -風の手帖-
    食べログ
    コトバンク

「神の住む島」編
第1回~琵琶湖横断・快足クルーズ!~

第2回~竹生島詣・その1~

第3回~竹生島詣・その2~

宝厳寺

拝観料(都久夫須麻神社と共通)
大人(中学生以上) 500円
小人(小学生) 300円
※団体割引アリ

アクセス
琵琶湖汽船 
長浜港から 約30分
今津港から 約25分
オーミマリン
彦根港から 約45分

お問い合わせ
宗教法人 宝厳寺
TEL
0749-63-4410
FAX
0749-65-2658

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

詞-Nori-

Author:詞-Nori-
旅行系ブロガー。
趣味は旅行、町歩き、食べ歩き、
鉄道等々。

目下地元・福岡県に戻り、
次なる行動に向けて準備中。