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芸術に触れ、書物を見つける

いよいよ梅雨も終わりが近づき、
ここ長野県・松本地域でも、太陽が覗けば
アイスが食べたくなる日和が続きます。
今日は仕事が休みの為、松本市内(通称:下界)へ。
もちろん最初に着いたのは松本駅
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今日の目当ては・・・
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JR東日本所有のジョイフルトレイン、
リゾートやまどり
ベースとなったのは国鉄型特急車・485系
国鉄特急車の標準的なデザインと、交流・直流両対応の
性能でかつては全国各地を活躍の場としていましたが、
老朽化と後継車両の登場で、通常の営業車両は全廃。
いまではこうした改造車のみが残存しています。

リゾートやまどりは国鉄時代に登場した
お座敷列車、「やまなみ」「せせらぎ」からの再改造を経て、
平成23(2011)年にデビュー。
主に埼玉県・大宮駅から群馬県の長野原草津口駅を結ぶ
臨時快速として運用されていますが、団体専用列車として、
普段営業運転が行われない線区にも顔を出します。
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車体側面に描かれたシンボルマーク。
群馬県の県鳥・やまどりがデザインの元と
なっており、群馬県の大地を飛びぬけるスピード感を表現。
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この日はクラブツーリズムとJR東日本の共同企画として
一日のみの松本乗り入れ。
行先表示は「団体」となっています。
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座席は何と、1+2列配置!
大型のヘッドレストが付き、足元には足置き(フットレスト)も
装備されているそう。
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車内にはご覧の畳敷きフリースペースや、子供を遊ばせることの出来る
キッズルームまで完備。
特急並み、いやそれ以上のハイグレード!
これで普段は快速扱いだというのだから、恐れ入る。
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国鉄時代の旅客列車でお馴染みのブドウ色
懐かしさを、明るい萌黄色で新しさを表現。
ハイグレード車に相応しい落ち着きをもたらしています。
別物と言っていいほど手の加えられた同車ですが、
パンタグラフ周りにはわずかに面影が残ります。
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降車を済ませてしばらく、車両基地の留置線(運転を終えた車両を
休める線路)へと入っていきました。
松本駅で一泊し、明日は元の所属先へ帰るそう。
一方の乗客はしばし信州に留まり、非日常と大自然に浸ります。

列車を見届け、私は街へ。
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厚く重なり合う雲が、季節感を運びます。
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こちら松本市美術館
開館は平成14(2002)年。
松本出身の芸術家を中心として、常設展、
期間限定での企画展が開かれています。
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入り口では松本市出身の芸術家・草間彌生(くさま やよい)氏の作品・
幻の華がお出迎え。
曲がりくねった茎、全体を包み込む水玉模様と
網目(草間作品の根幹でもある)、
大胆な色使いが強烈な印象を与えます。
建物の壁も、キャンバスの一部でしょうか?
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ただいま開催中の企画展。
天空の城ラピュタや火垂るの墓、もののけ姫、時をかける少女などの
アニメ作品に於いて美術監督・背景画家を務め、
アニメーションの第一人者として知られる
山本二三(やまもと にぞう)氏にスポットを当て、
その作品、世界観が紹介されています。
展示作品はあくまで「背景」を主役とし、極力登場人物を省いたもの。
釘一本、草木の一本一本まで手を抜かない緻密な描写、
絵の中の空気感や音までも伝わって来そうな奥行きと表現、
ファンの間で「二三雲」と呼ばれ、
彼にしか描けないと言われる厚みと立体感のある雲の色彩、
いずれも観ているこちらが圧倒されそうな創造力・表現力に溢れています。

ちなみにこちらの画像、写真ではなくです。
題名は「葉月の松本城」。
企画展の開催に当たり、「松本らしさ」をテーマに山本氏自らカメラを手に
松本市内を探訪。
そこから初夏の松本城を選び、描き取りました。
展示室内には実物も展示されています(展示室内は撮影禁止)。
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こちら、記念撮影用に用意された「もののけ姫の森」
複数のパネルが重ねられており、奥から顔を出すことも。
山本氏、ならびに宮崎駿監督の描く
世界に迷い込んだ気分で、思い出の一枚が撮れます。
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企画展の上、3階では常設展も開催中。
今年収蔵された絵画や書道作品、草間彌生さんのインスピレーションと
エネルギー溢れるアートが楽しめます。
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開放的な吹き抜けとなっているロビー。
さり気なく水玉模様が見え隠れ。
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建物に囲まれた中庭。
風が吹き渡り、散策と息抜きには丁度いい。
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中庭に面して建てられた、カフェレストランcentime(サンチーム)
美術鑑賞の余韻に浸りつつ、フレンチを味わえるお店。
ランチからデザートのセット、パン等、メニューも豊富。
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ランチAセット、「スモークサーモンとズッキーニのキッシュ」。
パンとサラダが付いて980円なり。
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美術館を後にして中町を越え、女鳥羽川(めとばがわ)を
渡ります。
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松本市内有数の老舗宿泊施設・松本ホテル花月(かげつ)の正面に
店を構える、古本喫茶想雲堂(そううんどう)
名前の通りカフェと古本屋を兼ね備えており、
本を選ぶも良し、カウンターでデザートやドリンク、
アルコール類を味わうも良し。
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店内。抑え目な照明に店主厳選のジャズが流れる
中、ゆったりと過ごすことが出来ます。
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折角なので注文。
シンプルで家庭的なパウンドケーキ、深い香りと
濃厚な苦味とコクが感じられるマンデリン(インドネシア)コーヒー。
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整然と並ぶ書架。
座って読書が楽しめるスペースもあり、本選びには最適。
あなたもお気に入りの一冊を見つけてはいかがでしょうか?
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壁に掛けられた時計、収集品と思しき昔の映画のポスターも、
雰囲気作りに一役買っています。
私もじっくり店内を見て回り、本を二冊購入。
上高地へ帰ってから読み進めることにしましょう。

あまり活発に動いたわけではない。
しかし、芸術や書物に触れ、大いに想像力を
掻きたてられた一日となりました。
これを糧とし、また訪れる日常を
乗り切りますか。
それでは!
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城下町・松本を挙げてのお祭りは、もうすぐ!




















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プロフィール

詞-Nori-

Author:詞-Nori-
旅行系ブロガー。
趣味は旅行、町歩き、食べ歩き、
鉄道等々。

目下地元・福岡県に戻り、
次なる行動に向けて準備中。