いよいよ旅も終盤!
福井市滞在もこの日が
最終日ということで、
今回は「福井night その2」と題しまして、
福井市内で見つけた素敵な飲み屋さんでの
飲み食いの様子と、
一乗谷&福井市内でgetしたお土産を
レポート致します!

一日かけて目いっぱい楽しんだ「一乗谷散策」を終え、
福井駅へと戻って来た私。
ホテルへ引き上げ身体に溜め込まれた
疲労を癒した後、日が暮れるのを待ってから
夜の街へ
Let’s go!
てなわけでやって来たのは、
ホテル(ホテルフジタ福井)からスグのところに
店を構える居酒屋さん、
酒季織々 旨い肴と和み酒 錦輝(しきおりおり うまいさかなとなごみさけ にしき)
福井城や官庁街の近傍を通り、
路面電車も行き交う街のメインストリート・
フェニックス通り(福井県道30号線)に面した
大変おいしい立地のお店。
ここの自慢は
日本海から獲れた
新鮮な
海の幸と、
利き酒師の資格を持つという
ご主人自ら福井県内
全37蔵元から
選び抜いた、選りすぐりの
地酒それに居酒屋の「定番メニュー」を含めた
「表のメニュー」の他にも、
メニューに表記されていない
隠し酒、
グループにも対応した
個室や座敷、
コース料理や
飲み放題など
多様なスタイルで
地元の味が楽しめる飲み屋さんとなっています♪

仕事帰りのリーマンさんや地元の若者が並ぶ
カウンター席に通され、
しばしメニューとにらめっこ。
その中からまずチョイスしたのは、
県内を代表する蔵元・銘柄から選抜された、
地酒3点セット左から大野市・南部酒造場の
花垣(はながき) 吟醸、
鯖江市・加藤吉平(きちべえ)商店の
梵(BORN) ときしらず、
名刹・永平寺(えいへいじ)で知られる
吉田郡永平寺町・黒龍酒造の
黒龍(こくりゅう) 大吟醸の3銘柄。
(画になるように酒瓶を置いてくださった
お店の方、ありがとうございます!)
いずれも福井を代表する蔵元の「自信作」を、
゛味比べ″を楽しみながら頂く。
う~ん、贅沢!
(それぞれの味の感想は・・・
長くなりそうだったので
割愛💦)

お料理一品目は定番!
刺身の盛り合わせ今回頂いたのは、
・スズキ
・福井サーモン
・イカ
・タコ
・タイ
の5品。
いずれも福井ご自慢の新鮮魚介類が
丁寧に捌かれており、旨味たっぷり!
単体で行くもヨシ!お酒と合わせてもヨシの
逸品に仕上がっておりました♪

ここからは、お酒も「単品」でのご注文♪
まず一杯目は、
この日巡った
一乗谷のお隣(奇しくも!)・
福井市安原町にて幕末より酒造りを営む
安本酒造の一本、
白岳仙 純米吟醸 Wine cel(はくがくせん じゅんまいぎんじょう ワインセル)
酒米:福井県産五百万石
精米歩合:58%
日本酒度:+5
アルコール度数:16
酸度:1.8
福井県産の酒造好適米・
五百万石を酒米に、
地下二百メートルから汲み上げられた
白山水脈伏流水を仕込み水に使い、
ワイン酵母を用いて発酵させたという、
変わり種。
そこから生み出されるのは、
ワインを思わせる爽やかにして
芳醇な香り♪
その風味は
花を口にしているかのように甘美で、
雑味を持たない「キレイな」
味わいに仕上がっています。
す~っと跡を引く後味も、実に好印象♪

お次の肴は、ちょっと゛強烈″に!
お皿にちょこんと載せられた「
黒い物体」は、
調理に失敗した結果生み出された
炭・・・ではなく、
若狭地方で冬を越すための
保存食として
作られてきた伝統食・
へしこ古くから珍重されて来た
サバなどの
青魚を、
塩を振りかけることで
塩漬けに。
さらに唐辛子・酒などを加えて
ぬか漬けして、
それを1~2年かけて
熟成させることで完成する
発酵食品の一種。
漬ける魚は家庭によって異なる他、
食べ方もシンプルな
焼き、
「味の玉手箱」と化したへしこにお茶を掛け、
薬味を加えて頂く
お茶漬け、
「ぬか」を洗って水を切り、焼かずに頂く
刺身など、さまざま。
今回は「焼き・刺身」の二択から
ご主人のオススメに従い、
焼きを選択!
使われている魚は、
古くから「越前グルメ」として君臨して来た
「
青魚の大物」・
サバ既に独特の「発酵香」を放つソレを
恐る恐る口に入れてみると・・・
強烈な辛味、襲来。じっくり熟成され、
まんべんなく
焼き上げられることで生じた
魚の旨味や深みも感じられるものの、
塩や唐辛子などの
辛味成分が
タガの外れた狂騒曲(カプリチオ)の如く
口の中を蹂躙(じゅうりん)!
二年前に「道東旅」で訪れた
阿寒湖畔のアイヌ集落・
アイヌコタンで頂いた鮭の血合い・
メフンを思い出す、
塩気体験を味わいました。
(人によって好みが分かれそうな味だ・・・)

気を取り直して二杯目は、
敦賀駅前のおそば屋さん・
すずやで頂いたお酒と同じ、
若狭地方・美浜町(みはまちょう)にて酒造りに勤しむ
三宅彦右衛門酒造(みやけひこうえもんしゅぞう)の一杯、
早瀬浦 純米酒(はやせうら じゅんまいしゅ)
酒米:福井県産五百万石
精米歩合:55%
アルコール度数:15.8度
香りは程よく立ち、
口に含めば敦賀で頂いた
「浦底 純米生滓(おり)酒」を思わせる
酸味を含みながらも、
バランス良く味が整えられているため
クセが少なく、飲みやすい!
このあとご紹介する焼き鳥・
「純けい」にもピッタリな、
塩気強めの料理にも合う
アッサリ系のお味に仕上がっていました♪

てな訳で、「早瀬浦 純米酒」と合わせて頂いた、
純けい福井を本拠地に北陸各県や東京・大阪の二大都市、
その他各地に店舗を持つ人気焼き鳥店・
やきとりの名門 秋吉の
看板メニュー!
「純けい」とは鳥の部位・・・ではなく
産卵を終えた
メスの親鳥を指す言葉だそうで、
塩気を効かせてパリっと焼き上げられた
成鳥の肉は、食感コリコリ。
噛めば噛むほど肉の旨味と肉汁が
溢れ出す、
クセになる味♪

「錦輝」でたらふく飲み食いして、
大満足で店を出てた私。
調子に乗って「〆」のラーメンを求め、
福井滞在初日に続いて
ラーメン 多弐家(たにや)へ!

「酔いどれ」状態で入ったため
記録をつけ忘れてしまいました(笑)が、
この日注文した
塩ラーメンは、
前回の「とんこつ醬油ラーメン」にも劣らぬ
格別な味わいでございました♪

ここからは、
一乗谷&福井市内で確保した
お土産品のご紹介♪
まずは「一乗谷ジンジャーエール」、
「越前五千両」と一緒に
「あさくら売店」で購入した、
一乗谷キーホルダーカバンからぶら下げるのにピッタリ、
丈夫な造りの
金属製キーホルダーで、
表面には「朝倉館跡・唐門」や「復原町並」、
一乗谷内に在る休憩施設・
「一乗谷史跡公園センター」が

裏面には同じく「復原町並」と
特別名勝に指定されている
一乗谷四庭園の一つ、「
南陽寺(なんようじ)庭園」に
枝垂れ桜が咲き誇る情景とともに、
朝倉義景公が
桜の情景を詠み込んだ、
「君が代(きみがよ)の 時に相(あい)あふ
糸桜いとも賢(かしこ)き 今日の言の葉」
の句が刻まれています。

おまけでもう一品。
前日
柴田神社にて購入した、
瓶割(かめわり)せんべい柴田神社の祭神であり、
覇道を突き進む織田家を支えた筆頭家老・
柴田勝家(しばた かついえ)。
元亀元(1570)年、
浅井長政(あざい ながまさ)の
裏切りによって
織田信長(おだ のぶなが)が
越前攻略に失敗すると、
南近江(滋賀県南部)の支配権を失っていた
守護大名・
六角氏が反攻に出て、
織田領内へと進出。
勝家公が守っていた長光寺城(ちょうこうじじょう)も
六角軍に包囲され、
落城寸前の窮地へと
追い込まれてしまいます。
ここで勝家公は兵たちに残り少ない
水を飲ませた後
水を貯めていた水瓶を
突き割り、
兵たち(と自ら)を鼓舞。
これに奮起した守備隊は
見事六角軍を
打ち破ることに成功し、
このことから勝家公は
瓶割り柴田の
異名を頂戴することになったとか。

そんな逸話にちなんで命名・製造された、
「瓶割りせんべい」。
中にはお煎餅とともに「猛将・勝家」の姿を写した
瓶割り柴田シールと、
固いせんべいを「付き割る」ための
ミニチュア鉾(ほこ)が付属しています。

この「鉾」でおせんべいを割って・・・

パクリ!
細かく砕かれたせんべいは、
ほどよくパリパリ♪
噛めば北海道産砂糖とハチミツの
しっとりとした甘味が口中に広がる、
味わい深い一品に仕上がっていました!

福井市滞在は、これにてオシマイ!
翌日は
第3セクター鉄道に揺られ、
この旅最後の滞在地へと向かいます!
参考:安本酒造
八重巻酒店
IMADEYA
若狭美浜観光協会 公式ホームページ
福井県のグルメ・レストラン情報 ヒトサラ
前回記事
越前旅29 ~特別名勝・諏訪館庭園と「上城戸」跡~酒季織々 旨い肴と和み酒 錦輝(グーグルマップ未掲載)
営業時間
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営業)
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公共交通機関
JR福井駅から 徒歩約15分
福井鉄道福武線 市役所前駅下車
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