越前旅39 ~あわらの隠れ宿 ゆ楽(客室・温泉編)~
- 2021/10/21
- 20:03

「越前旅」最終滞在地、
「関西の奥座敷」・芦原温泉にて
投宿しました温泉宿・
あわらの隠れ宿 ゆ楽
前回記事では温泉街のやや外れ、
静かな立地に佇む数寄屋造りの建物に
散りばめられた、
「滞在を楽しむ」ための設備の数々を
ご紹介しましたが、
今回はその「後編」と致しまして、
私が二日を過ごした客室・「112号室」と、
目玉となります天然温泉大浴場
(+岩盤浴)の様子をお届けいたします!

まず最初にご覧頂きますは、
「ゆ楽」のロビーから2つ並びの大浴場へ向かう
途上、前回でもご紹介した公共設備の並ぶ
廊下沿いに設けられた・・・
岩盤浴コーナー!

中庭を望む細長い空間には、
天然石を用いた石のベッド・
癒石床が4つ。(だったかな?)

この「癒石床」は熱されることで
遠赤外線やマイナスイオンを発生させ、
この上に寝そべることにより
リラックス効果や
健康増進効果が期待できるそう。
「ゆ楽」ではこの岩盤浴を比較的低温で、
かつ長時間楽しむことが出来るように
好みの温度に設定可能な特別品を
採用しているそうで、
汗をかきにくく、身体に負担の掛からない
自分なりの岩盤浴が
味わえるのだとか。

てな訳で手元のスイッチ
(ハングルなのがすご~く気になる。
てか読めん! 笑)をいじって、
適温と感じる温度にセット!
あとは横になって温まるのを待てば・・・

来た来た来た~!
「癒石床」がはじめはじんわり、
次第にぽかぽかと熱を帯び始め、
何やら身体の中から温められて行く感覚に。
適度に休憩と水分補給を挟みながら
じっくり温まっていると、
終わった時には驚くほどのスッキリ感覚に!
岩盤浴、「宣伝文句」に違わぬ効果です!
それでは、「部屋紹介」と参りましょう!
「黒壁館」と「白壁館」、
造りを同じとしつつも装いの異なる
二つの宿泊棟が構えられた、「ゆ楽」。
今回私に充てられたのは、
「白壁館」一階の客室

112号室
「白壁館」入口あたり、
大浴場や「岩盤浴コーナー」を始めとする各種設備には
やや遠いものの、
ロビーに近く、自販機が目の前という
一長一短な場所に在ります。

こちらが「112号室」客室内。
今回私が利用したのは、最安となる
素泊まりノンアメニティプラン
・食事は朝夕ともにナシ
・アメニティは小タオルのみ
(必要な場合は別途有料にてお求め可能)
・浴衣もナシ
(こちらも別途有料)
という滞在して湯治を楽しむことのみに特化した
シンプルにしてリーズナブルな
プランですが、
この10畳和室で1泊目(土曜日)
税込7,754円、
2日目(日曜日)6,654円と、
名湯あわらの「天然温泉」と「岩盤浴」、「カラオケ」等の
多彩な娯楽設備を安価で楽しめ、
おトク感マシマシな内容かと思います。
(食事は「外派」、旅に合わせてマイアメニティも持ち運ぶ
私には、無問題)

十分な広さを取りながら、(
シンプルな造りとなっている、112号室。
楽しみの一つである「景色」でしたが・・・
目の前には駐車場が
広がっていました(苦笑)
どうも同じプランから選べる6畳or8畳の客室には
2階、もしくは中庭が望める立地の
お部屋もあったようで、
そっちにすればよかったかなぁ・・・
などと、今さら後悔(笑)

112号室には、トイレとバスを併設した
ユニットバスも設けられています。
(6畳&8畳のお部屋はナシ。
とはいえ「大浴場」があるので、
使用頻度は高くないと思われます)
こちらもプラン通り歯ブラシ等のアメニティ類は
置かれてはいませんが・・・

化粧品の類は用意されています。
(この手の宿泊施設で働いていた身から
言わせて頂きます。
宿泊施設の備品である化粧品やシャンプー類などを
必要以上に使ったり、持ち帰るのは
控えましょう!)

それではお待ちかね!
温泉大浴場をご紹介します!
「ゆ楽」ではロビーから通路を通った突き当り、
黒壁館入口前に
たろうの湯・はなこの湯の
二つの内湯、
黒壁館内、中庭を眺める場所に
男女入れ替え制の「庭園大浴場」・光仁の湯(こうじんのゆ)の
3つの大浴場が存在。
この他50分、1,500円から利用できる
貸切風呂・彩々(さいさい)、
一部の客室には露天風呂やガーデンバスも
設けられています。

こちらでは、「はなこの湯」の様子をご紹介。
(ホームページでは「男女別」のように
紹介されていますが、
こちらも時間ごとの入れ替えとなっていた様子)
脱衣場は、こんな感じ。

脱衣カゴが置かれた、脱衣棚。
感染症対策のため
使用数が制限された状態となっています。
(誰だ~!タオルを置きっ放しにしたのは!)
脱衣所入口付近にはキー付きの
貴重品ロッカーも設置されており、
セキュリティ面も安心です♪

こちらがはなこの湯内部。
「たろうの湯」、「はなこの湯」は
前者の方が若干広く、スチームサウナが
付いていることを除けば、ほぼ共通設計
鏡合わせのような対照的な造りとなっています。
どちらの浴場も広々とした空間に、
趣の異なる二つの浴槽が並列。

入口側の浴槽は、ややぬるめ(だったかな?)で、
長時間浸かるにはほどよい湯加減♪
青色タイル張りがもたらす色調にも、
なんだか癒されます♪

一方奥側は巨石が置かれ、
全体が石敷きとされた野趣を感じる造り。
こちらはやや高め(だったかな?)の温度設定と
なっていました。
気になる温泉成分は、
「芦湯」や「セントピア芦原」とは異なる
弱アルカリ性単純泉
これに加温と循環利用(ろ過・消毒)を施したものが
浴槽を満たしているようです。
温泉特有の「臭い」と「ぬめり」は弱め。
効能は疲労回復ストレス解消・筋肉痛・五十肩・神経痛
・打ち身・美肌作用・皮膚病。

奥の浴槽から浴室入口方向を見る。
温泉成分との相性か、
はたまた循環時に混ぜられたであろう
塩素が合わなかったのか・・・
手が少々荒れちゃう一面も
あったものの、
やはり天然温泉は心地よい♪
大浴場の前には無料のウォーターサーバーも
用意されていましたが、
お風呂上りに飲むキンキンに冷えた水は、
最ッ高!

チェックアウトの朝、
中庭を抜ける渡り廊下を通って
向かったのは・・・

黒壁館内に設けられた庭園大浴場・
光仁の湯(こうじんのゆ)

「光仁の湯」の時間割りは、ご覧の通り。
15:00~0:00が女性、
1:00~10:00が男性。
それ以外は清掃・整理時間となります。

「光仁の湯」内部。
庭園を望む半露天構造となっており、
内湯との共通性を感じさせる石敷きの浴槽が
広がります。
庭園の緑を目に、
外気に当たりながら浸かる温泉・・・
これもまた良き♪
(宿泊客のおじいさんが
池の中から出てきたのは、衝撃的だった 笑
そっちは浴槽じゃないですよ―!)

敦賀・福井地域の名所を巡り、
温泉にも癒された、越前の旅。
温泉地の玄関口の一つ・芦原温泉駅から
列車に乗車。
ついに越前との離別の時が
やって来ました・・・!(涙)
参考:あわらの隠れ宿 ゆ楽 公式ホームページ
前回記事
越前旅38 ~あわらの隠れ宿 ゆ楽(施設編)~