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美観地区巡り3 ~「泊まれる文化財」・アイビースクエア その1~

実に4ヶ月近くの遅れにてようやく着手しました、
美観地区巡り編!

早速「美観地区歩き」へ参りたい・・・
ところですが!

編成の都合(と撮影順)によりまして、
初っ端から今回の宿泊先
ご紹介して参ります!

・・・と言っても、今回泊まったのは
「ただのお宿」ではありませんので、
ご期待のほどを!
それでは、参りましょう!


1.美観地区へ!
アイビースクエア 1
「郷里」・福岡県より「レジェンド新幹線」・
500系(こだま号)にてのんびりと、
今回の「旅先」・岡山県は倉敷市(くらしきし)へ
やって来た私!

新幹線⇔在来線の乗り換え駅である
新倉敷駅からJR西日本岡山地区の「名物」・
黄色い電車に揺られ、約10分。
アイビースクエア 2

倉敷市の「真の」中心駅・
倉敷駅に到着!

倉敷市街中心部へのアクセス駅として、
また周辺地域の交通網の拠点として機能する、
ターミナル駅

JRではお隣・兵庫県は神戸市を起点に
岡山県を東西に駆け抜け、
遠く山口県下関市(しものせきし)へと至る
山陽本線

ここ倉敷駅より分岐して岡山県北西部を経由し、
山陰地方は鳥取県米子市(よなごし)へ向かう
伯備線(はくびせん)、

JR駅に隣接した倉敷市駅から
市街地南方、臨海部の工業地帯を結ぶ
水島臨海鉄道
2社・3路線が発着し、

特急やくも」・寝台特急サンライズ出雲」、
その他観光列車を含めた旅客全列車が停車。

また駅前から下電バス両備バス運営の下
市内各所へ向かうバス路線
展開される等、
文字通り倉敷市における交通結節点としての
役割を果たす重要な駅となっています。
アイビースクエア 3
そんな倉敷駅前から
市街地中心部を真っ直ぐ貫く
倉敷中央通りを歩いて、
やって来ました・・・
アイビースクエア 4

倉敷美観地区

江戸時代、倉敷川の水運を利用した
物資の集積地として発達し、
江戸幕府の直轄地・天領(てんりょう)として
大いに賑わいを見せた、倉敷の町。

「文明開化」の明治を迎えてからも
この町を拠点に栄華を極めた
大原家などの商人たちによって
町並みと往時の賑わいは長く保たれ、

泰平の世と近代化を越えた今でも
「なまこ壁」を擁した白壁の土蔵
「倉敷格子」・「倉敷窓」と称される
独特の意匠を持った町家
柳並木が連なる倉敷川沿いの情景などは
大層美しく、

町が重ねてきた歴史とともに、
コロナ禍前には国内外から多くの観光客が訪れた、
倉敷を代表する観光スポット
なっています!
アイビースクエア 7

アイビースクエア 8
江戸の昔から紡がれた
「歴史」と「文化」を感じる町並みを歩けば・・・
アイビースクエア 5
「国産ジーンズ」発祥の地
倉敷市児島(こじま)地区から送り出された
倉敷ジーンズや、
蔵造りの町から生み出される
倉敷帆布(はんぷ)のお店
アイビースクエア 6
昔懐かしい装いのお店や
町家を「今風」に改装したカフェなど、
伝統の景観と合わせて
歩くだけで楽しめる
町づくりがなされています♪



2.「泊まれる文化財」・アイビースクエア

そんな「倉敷美観地区巡り」の拠点として
今回選んだのは、
「美観地区」を代表する「観光スポット」の
一つとなっている・・・
アイビースクエア 9
倉敷アイビースクエア

旅好きの方なら、
ご存じの方もいらっしゃることでしょう!

明治22(1889)年、
倉敷紡績所(ぼうせきじょ。現:クラボウ)の
工場として設立された、洋風建築群。
アイビースクエア 11

「近代化」の波に乗り遅れ、
「沈滞感」の中に浸かっていた
倉敷村(現・倉敷市)の再起に向けた
起爆剤として設立された
倉敷紡績所は、

大橋沢三郎・小松原慶太郎・木村利太郎の
三名の若者の熱意と、
それを受け、初代頭取として立った地元の名士・
大原孝四郎(おおはら こうしろう)の
協力の下で産声を上げました。

「創業者」・孝四郎の後を受けた2代社長・
大原孫三郎(おおはら まござぶろう)の代には事業の
急成長・急拡大を達成。

「敏腕実業家」として倉敷紡績所を運営する傍ら
数々の事業を興して大原財閥をなした
孫三郎氏は、社内の
福利厚生の充実にも注力。

本社工場(現アイビースクエア)内には
当時としては先進的な企業内学校
寄宿舎が設立され、
労働者たちの教育・生活環境の改善
図られました。

戦中は軍需工場として
軍用機(一式陸上攻撃機)の生産に従事した
本社工場は、終戦とともにその営業を休止

製造工場としての役目を終えた建築物は、
休止後は倉庫として
しばらく利用され、
その存在は過去の産物と化すかに思われました。
アイビースクエア 24

そんな「倉敷本社工場」跡が再び脚光を浴びたのは、
昭和も後半に入ったころ。

昭和44(1969)年、倉敷川周辺域
特別美観地区として指定され、
初めて美観地区の呼称が登場。

同47(1972)年には山陽新幹線
岡山まで開通
したことで
首都圏・関西圏からのアクセスが向上し、
それに合わせて倉敷地域への観光客も
増加の傾向を示し始めます。

その一方で急増する観光客に対し、
観光の拠点となるべき
宿泊施設やレストランが
不足してしまい、
早急な対応策・改善策が
必要とされていました。

そこで浮上したのが、休止状態にあった
クラボウ本社工場の活用

倉敷市の文化連盟や商業連盟、
地元などからの要請を受けたクラボウは、
その発祥の場である工場施設の保存
倉敷地域の活性化という観点から、

宿泊施設と文化施設の両面を兼ね備えた
複合観光施設として、
旧本社工場再生を図ることとに。
アイビースクエア 10

この「再生計画」に際し、
クラボウは地元・児島郡
(現・倉敷市児島地区)の出身で、
倉敷レイヨン(現・クラレ)での勤務経験や
大原 總一郎(おおはら そういちろう。孫三郎氏の長男)氏と
縁故のある建築家・

浦部鎮太郎(うらべ しずたろう)氏が
主宰する浦部建築事務所
施設の設計を依頼。

つた(アイビー)の絡まるレンガ造りの外壁立木
建物についても柱や梁、瓦、
窓ガラスに至るまで
再利用できるものはとことん活用し、
昭和49(1974)年、「倉敷アイビースクエア」は
開業の時を迎えました。
アイビースクエア 12

アイビースクエア」のシンボルとなっている、
外壁に絡まる(つた)

このつたは本社工場営業当時・
昭和初期に植えられたもので、
工場内に降り注ぐ西日を防ぐとともに、
はよく繁り、冬は葉が枯れ落ちることで、
自然に内部の温度調節を担っていたそう。

施設の再生に際しても赤レンガと調和をなし、
見る人に安らぎを与える
蔦(=アイビー)の存在は重要視され、

命名に際してはこの「アイビー」に
地名の「倉敷」を冠し、
さらにもう一つのシンボルである
広場(スクエア)の存在から、

「人と人との触れ合いの場」、
「独り(ひとり)静かに思考を重ねる場」を
提供したいとの思いにより、
倉敷アイビースクエア
命名されました。



3.いざ、「スクエア」内へ!
アイビースクエア 13
アーチ状の庇(ひさし)を潜って、
玄関を抜けると・・・
アイビースクエア 14

チェックインカウンターを兼備した、
明るい雰囲気のロビーへ!

ホテルへの「第一歩」となる
重要な「玄関口」は、
高く取られた天井から天窓を通して
外光が直接降り注ぐ、
明るく、開放的な雰囲気に!

清潔感のある白壁と柱や梁などの木目色
で彩られたビビットな装いの床などが、
見事な調和を見せてくれます!

このロビー(兼フロント)でチェックインを済ませ、
゛特別な空間″である宿泊棟内へ
歩を進めれば・・・
アイビースクエア 15

アイビースクエア 25

アイビースクエア 16
゛素敵空間″が、アチコチに♪
アイビースクエア 17
そして今回泊まるのが、
「ホテル3号棟」内、
ムーディな廊下を進んだ先で待ち受ける・・・
アイビースクエア 18

エコノミーツイン!
(撮影する角度を間違えた! ><)

岡山県を代表する果実・「マスカット」の
グリーン(床面)に、
穏やかな「瀬戸内の海」「倉敷デニム」をイメージした
インディゴブルー(一部壁面)を配した
デザイナーズルームに、

木目調の家具や洗面台、
32インチの液晶テレビや冷蔵庫といった家電製品
機能的に配された、
コンパクト設計のツインルーム。
(シングル利用も可)

この15㎡の「マイルーム」に、
今回は一番安価な「素泊まりプラン」にて、
・1泊目 6,000円
・2・3泊目 6,380円

計 18,760円にて3泊致します。
アイビースクエア 19
インディゴブルー」の壁の前に置かれた
ツインベッドは、
幅970mm、奥行1950mm。

隅々まで整えられたベッドはクッション性も高く、
利用客に゛快適な眠り″を提供してくれること、
請け合い!
(ただ普段ノーマルな布団にくるまっている
身としては、
こういった「良質な」リネン類は
逆に寝づらかったりする 笑)
アイビースクエア 20
びわ湖大津プリンスホテル以来となる、
客室内付き洗面台

限られたスペースに、
鏡や手洗い洗剤などが効率的に
まとめられています。
アイビースクエア 21
洗面台の下には、冷蔵庫やグラス類、
ドライヤー等々。
アイビースクエア 22
玄関横の扉を開けると、
トイレシャワーブースが登場!

身体ごと浸かれるバスタブこそ
設置されてはいませんが、
館内に大浴場が設けられていることを
考えると、
特段不便は無いでしょう。
アイビースクエア 23
窓からの眺めは、こんな感じ。
(※窓を開け、身を乗り出して撮影しています)

隣に見えているのは、
ホテル最奥に位置する4号棟

両棟の間には、満々と水を湛えた水路
広がっています。
アイビースクエア 2-1
こんな感じで始まりました、
「泊まれる文化財」・アイビースクエア滞在!

次回は館内各所の様子と、
ホテルご自慢の「大浴場」を
ご紹介します!

参考:倉敷アイビースクエア 公式ホームページ
    倉敷観光WEB
    岡山観光WEB

前回記事
美観地区巡り2 ~「レジェンド新幹線」で往く、山陽路!(車窓編)~

倉敷アイビースクエア


宿泊利用
チェックイン 15:00
チェックアウト 11:00

朝食
レストラン蔦(つた)
7:00~9:30

利用料金
大人 (税込)1,980円
小学生 (税込)990円
未就学児 無料

アクセス

山陽自動車道 倉敷I.Cより 約15分
瀬戸中央自動車道 早島I.Cより 約15分

専用駐車場(収容台数120台)
日帰り駐車
普通車 30分ごと 250円
大型車(車高2.5m以上) 1日2,500円

1泊駐車(20:00~8:00)
普通車 1泊2,000円
大型車 1泊4,500円

ご宿泊
普通車 1泊500円
大型車 1泊1,000円

※駐車場無料サービス
・ビアガーデンをご利用の場合は
3時間まで無料
・レストランでの食事・売店でのご利用金額が
2,000円以上につき2時間まで無料

公共交通機関
JR倉敷駅から 徒歩約15分

下電バス51系統 塩生線
両備バス32系統・C1系統
中央二丁目バス停下車 徒歩約6分

下電バス62系統 天城線
倉敷市民会館バス停
下車 徒歩約2分

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プロフィール

詞-Nori-

Author:詞-Nori-
旅行系ブロガー。
趣味は旅行、町歩き、食べ歩き、
鉄道等々。

目下地元・福岡県に戻り、
次なる行動に向けて準備中。