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美観地区巡り6 ~美観地区de「舟遊び」!~

ここまで「美観地区巡り」と銘打ちながら、
レジェンド新幹線」・500系
「泊まれる文化財」兼観光施設・
倉敷アイビースクエアの紹介に終始
(といっても、「アイビースクエア」も
「美観地区」を代表する観光名所ですが)して
参りましたが、

今回から皆さまお待ちかね!
本格的な美観地区散策の、
スタートです!


前回記事はコチラ


7.20 Tuesday

倉敷滞在2日目(7月19日)・・・は
一日゛住み処探し″に費やしまして、
滞在3日目となるこの日から、
美観地区歩きをスタート!
(゛住み処″も無事見つかりました!)
川舟めぐり 2
朝のひととき
アイビースクエア」の゛マイルーム″で
ゆったりと過ごし、

施設裏手の通路から「西門」を潜って、
美観地区へ!
川舟めぐり 3
趣ある路地を抜け・・・
川舟めぐり 4
江戸~明治の町並み続く
川舟めぐり 5
倉敷川沿いへ!
川舟めぐり 
「美観地区散策」最初のターゲットとなるのはコチラ、
くらしき川舟流し

江戸時代、物資の集積地となっていた倉敷の町から
倉敷川を伝い、
港に停泊する船舶まで物資の運搬に
従事していた小舟・川舟(かわふね)

江戸時代の「日常風景」を今に伝え、
倉敷川の情景と合わせて
観光の目玉としようという試みが
この「川舟流し」で、

公益財団法人「倉敷観光コンベンションビューロー」による
運営の下、
3~11月は祝日を除く第2月曜日以外
12~2月は土日祝日のみ
毎時30分おきの出発、約20分かけて
倉敷川(美観地区一帯)をぐるっと一回りします。
川舟めぐり 6
観光案内所となっているレトロな建物・
倉敷館(旧倉敷町役場)で
受付を済ませ、
乗船5分前に船着き場へ!

(乗り遅れた場合、運航中止以外での
払い戻しは不可となっていますので、要注意!)
川舟めぐり 7
無事乗船も済ませ、
受付人数(といっても私とカップル一組の、
二組三人だけでしたが 笑)が揃ったところで、
いざ出航
川舟めぐり 8
船頭さんの操船でスーッと
岸を離れた「川舟」は、
「倉敷館」を横目にまずは水路の北側(上流側)へ!
川舟めぐり 9
「倉敷館」の真ん前、
「美観地区」のシンボル的存在でもある石橋・
中橋をくぐる。
川舟めぐり 10
歴史的建造物の並ぶ「美観地区」の町並みを
眺めながら、進行!
川舟めぐり 11
独特な色合いの壁と瓦屋根が続く施設は、
大原家7代目当主
(「倉敷紡績所」2代目社長でもある)にして
「大原財閥」を成した優れた経営者でもあった
大原孫三郎(おおはら まござぶろう)氏が、

病弱だった夫人のために建てた別邸・
有隣荘(ゆうりんそう)

「釉薬※」を用いた独特な製法で焼成され、
独特な色合いを帯びた瓦屋根から
地元では緑御殿(みどりごてん)とも称される
豪奢な邸宅ですが、
普段は残念ながら非公開

ただし毎年一部期間のみ
特別公開が行われる他、

JR西日本が運行する豪華「クルーズトレイン」・
トワイライトエクスプレス瑞風運行時には、
乗客の立ち寄り観光も設定されているそう。
(そちらの方がハードルは高いですが 笑)

その奥には、大原家が日常の住まいとしていた
旧大原家住宅(大原本邸)
チラ見え。

※釉薬(ゆうやく)
陶磁器の表面に吹き掛けることで、
ガラス質にコーティングする効果を持つ薬剤。
陶磁器の腐食を防ぎ、冬の寒さにも強いため、
福島県・会津若松城(鶴ヶ城)の屋根瓦にも
赤色の釉薬が使用されている。
川舟めぐり 12
進行方向左手には、
エル・グレコの「受胎告知(じゅたいこくち)」や
クロード・モネの「睡蓮(すいれん)」といった
国内外の絵画・美術作品が収蔵されている、
大原美術館の神殿のような姿。
川舟めぐり 13
この付近で「川舟」は180度ターン!

来た道(水路)を引き返し、
中橋」を挟んだ南側(下流側)へと
向かいます!
川舟めぐり 15
折り返し点に架かる橋・今橋は、
大正15(1926)年の架橋。

当時この場所には異なる造りの橋が
架けられていましたが、
皇太子・裕仁親王
(ひろひとしんのう。のちの昭和天皇)の
行啓に合わせ、

大原孫三郎氏の援助の下で
橋の架け替えが行われました。

橋の下部には架橋年月(大正十五年)に加えて
施行者(藤木正一)の名と、

橋のデザインを担当した画家・
児島虎次郎
(こじまとらじろう。現在の高梁市(たかはしし)出身で、
大原家と深い関わりを持っていた人物。
「大原美術館」設立にも関与)の名が
刻まれています。

(「川舟」からは、よく見えるよ!)
川舟めぐり 14
橋のたもとには、
魚のような形をした魚の目石
(うおのめいし・・・だったかな?)
川舟めぐり 16
川沿いでは゛滋養強壮の源″・
スッポンくん(あるいは「さん」?)が
日向ぼっこ中。
川舟めぐり 17
左手(「今橋」までの間は右手)に見えているのは、
料理旅館 鶴形(つるがた)

倉敷川に面して門戸を開いた
高級旅館で、その建物は江戸時代・
8代将軍徳川吉宗(とくがわ よしむね)の頃、
1744(寛保4/延享元)年に建てられた
商家を利用したもの。

これは重要文化財に指定されている
「旧大原家住宅」・「大橋家住宅」と並んで
倉敷最古級に当たり、
「現役旅館」として機能する館内では、
江戸中期の町家の趣を体感しながらの
宿泊が可能だとか!
(泊まってみたい!)
川舟めぐり 18
「川舟流し」2回目となる、
中橋の直下を通過。
川舟めぐり 19
現在の中橋
明治10(1877)年の架橋。

それまでは木造橋
人々の往来を支えていたそうですが、
明治前期頃に破損してしまったため、
現在の石造橋に架け替えられました。

橋の桁下、「川舟」からのみ
確認できる位置に、
架橋された年が刻まれています。
川舟めぐり 20
中橋」の先から倉敷川の流れに合わせ、
南へ転針。

進行方向右手、「倉敷館」の隣に見えているのは、
江戸時代末期築の米倉(よねくらこめぐら)を
改装して再利用した展示施設・
倉敷民藝館(くらしきみんげいかん)

大原家8代・大原總一郎(おおはら そういちろう)氏の
後押しの下、国内2番目
民藝館(1番目は東京の「日本民藝館」)として
開館したこの施設は、

倉敷における古民家再利用の一例目であり、
「美観地区」周辺の重要伝統的建造物保存
先駆けとなった場所なのだそう。

その館内には国内外から収集された
約15,000点にも及ぶ
陶磁器・ガラス・石工品・染織物・
木工品(もっこうひん)・漆器(しっき)などの
民芸品が収蔵され、

その中の数百点
常時展示されているのだとか。
川舟めぐり 21
「美観地区」の町並みを眺めながら、進行。
川舟めぐり 22
首を伸ばしてを飲む、スッポンくん。(2匹目)
川舟めぐり 23
「川舟流し」南(下流側)の折り返し点・
高砂橋(たかさごばし)が
見えて来ました。

今から190年ほど前、
天保年間(1830年頃)に造られた石造橋は、
実は元々「今橋」の位置に架けられていた
旧今橋

大正15(1926)年の架け替え後、
町内(市制施行はその2年後)高砂町へ移され、
高砂橋と改名。

さらに後、倉敷用水路改修に合わせて
保存のために現在地へ再度移され、
「美観地区」帰還を果たしました。
(ドゥドゥンドゥンドゥドゥン♪👍)

「美観地区」の「川舟流し」はここまで
なっていますが、
倉敷川はここから下流へ下り児島湾へ、
さらに瀬戸内海へと繋がり、
全国各地へ航送される物資の
起点となっていました。
川舟めぐり 24
川沿いの町並みの内、
三角屋根の土蔵が建ち並ぶ一角は、

倉敷市児島地区(こじまちく)産の
デニム製品各種を取り扱う店舗が
軒を連ねる通り、
倉敷デニムストリート

この中には3年前(2018年)に逝去された
プロ野球界の「レジェンド」、

倉敷市(旧福田町)出身の
故・星野仙一(ほしの せんいち)氏を顕彰した
星野仙一記念館が在るのですが、
今月末を以て閉館予定なのだとか。

(私が熱心に野球観戦をしていた幼少期、
中日ドラゴンズ阪神タイガースを率いて
「闘将」と称された姿が印象的だった同氏。
閉館前に赴いてみようかな)
川舟めぐり 25
「川舟」の起点となった゛船着き場″が
近付いて来ました!

「舟旅」の終わりも、もうすぐ!
川舟めぐり 26
出発から20分、無事「倉敷館」の向かい側、
川舟乗場へと戻って参りました!

この日は天候にも恵まれ、
穏やかな陽気(川面には涼風も吹き、盛夏へ向かう時節を
感じさせない快適さでした♪)の中、
「美観地区」の町並みを巡る「舟旅」を
心ゆくまで楽しむことが出来ました♪

船頭さんの解説と合わせ、
より深く、「ゆらゆらと」゛江戸・明治浪漫″に
浸るひととき。

皆さんも倉敷、そして美観地区へお越しの際は、
お乗りになってはいかがでしょうか?
川舟めぐり 6
次回は「陸」へ戻り、
「美観地区」の町並みを゛撮って観て″しながら
歩いて参ります♪

参考:公益財団法人 倉敷観光コンベンションビューロー
    「倉敷の今」を伝えるウェブメディア 倉敷とことこ
    倉敷市公式観光サイト 倉敷観光WEB
    美観地区をお散歩
    料理旅館 鶴形 公式サイト
    倉敷地域資源ミュージアム
    Wikipedia


くらしき川舟流し

出発時刻
午前9:30始発~最終17:00
(30分おきに出発)

休日
3月〜11月・・・第2月曜日(祝日は除く)
12月〜2月・・・土・日・祝のみ運航
※年末年始は運休

料金
大人 500円
子ども(5歳〜小学生以下) 250円
※5歳未満は無料
※チケットは倉敷館(観光案内所)にて販売。
  当日券のみ

※一艘の定員は6名まで
※ペットの乗船、日傘の使用は不可

お問い合わせ
倉敷館観光案内所(9:00~18:00まで)
TEL 086-422-0542

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プロフィール

詞-Nori-

Author:詞-Nori-
旅行系ブロガー。
趣味は旅行、町歩き、食べ歩き、
鉄道等々。

目下地元・福岡県に戻り、
次なる行動に向けて準備中。