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゛大正ロマン″・門司赤煉瓦プレイス! その3

現在倉敷市のとある職場で働いている私ですが、
ワケあって操業停止状態
陥ってしまい、
一時の(いとま)を頂いた状態と
なってしまっていおります。

(といっても見ての通りブログのネタは
モリモリ状態であり、
一方では「では旅へ!」とする
お金もないため、
こうして毎日書き綴る他はこれといって
為すことも無いのですが 笑)
門司赤煉瓦プレイス 3-22
そんな訳で、ここ数日は取り敢えず
普段土日に撮る機会の少ない
レア列車なんかを撮り歩きながら、
再開の時を待とうか・・・などと
考えている次第。
門司赤煉瓦プレイス 11
ブログの方では福岡県は北九州市門司区(もじく)、
JR門司駅スグのところに広がる
ビール工場の跡、
門司赤煉瓦プレイス
散策中の私。

前回記事では旧事務棟を改装した展示施設・
門司麦酒煉瓦館
(もじビールれんがかん)に突入して、
この工場で造られていた、

戦前に姿を消した「幻のビール」・
サクラビール関連の展示を
見て参りました。


前回記事はコチラ
http://ac802tfk.com/blog-entry-448.html


門司赤煉瓦プレイス 3-2
ひと通り一階の展示品を見終えた後は、
二階へ!

その途上に通る木製階段は、
踏面(とうめん)にそれぞれケヤキ一枚板を、
簓桁(ささらげた。階段側面に取り付けられた板)に
一本木をまるごと使用した、貴重なもの。

復元に当たっては旧材をそのまま
再利用したそうですが、
重ねた歳月と長年の使用による
摩耗のせいか、
板は曲がり、簓桁も変形してしまっているそう。

(写真で見ても、手すりが歪んでしまって
いることが分かります)

左手に見える手すりの親柱上部には、
サクラビール」のシンボルである
桜の花弁木彫が施されている
こだわりよう。
門司赤煉瓦プレイス 3-20
二階に上がって最初の部屋は、
徹子の
ビール製造リサイクルの部屋

鉱滓煉瓦(こうしれんが)に囲まれ、
小さなマントルピース(暖炉)が覗く
室内では・・・
門司赤煉瓦プレイス 3-3
ビール
門司赤煉瓦プレイス 3-4
ビールが注ぎ込まれるアルミ缶
(の上に・・・)
門司赤煉瓦プレイス 3-5
ビール瓶製造工程が、
パネルとともに原料や加工途上、もしくは
完成品の実物によって解説されています。
門司赤煉瓦プレイス 3-7
こちらは飲食店などではお馴染み、
たっぷりのビールが注ぎ込まれる
酒樽(さかだる)
(私も飲食店勤務時代、
格闘しながら取り替えていたなぁ・・・)

業務用に供されるビール容器(樽)には
昭和30年代までは木製のものが
使われていましたが、

内部に塗料を塗る必要があり、
その塗り替えと洗浄に手間が掛かったこと、
タガ(樽の外側に取り付けられた留め具)の
ゆるみに伴う補修などが
必要とされたことから、

それらの手間とコストを解消するための手段として、
内部にビール注出用のアルミ容器を仕込み、
外部に強化プラスチックを用いた
新たな酒樽が登場。

昭和40年代には現行の
ステンレス樽が登場し、
軽量化や耐久性の向上、
業務の効率化が促進されました。
(交換作業は大変だけどね!)
門司赤煉瓦プレイス 3-8
こちらでは、ビールびんビール缶
リサイクルされる
工程を紹介。

工場から出荷され、販売店から消費者へと
流通されたビール缶は、
分別後に回収され、スクラップに。
(分別はしっかりと!)

再処理工場へ運ばれた「缶の屍(しかばね)」は
高温を加えて再溶解され、
地金(じがね)の状態から缶材として
使用可能な状態に戻され、
青函トンネル製缶工場へ。
門司赤煉瓦プレイス 3-9
そうして蘇った缶は再び塗装や印刷、
ビールの注入が行われ、
各店舗・各家庭へと出荷されて行きます。

このサイクルを繰り返すことで
不要なゴミの発生防ぎ
地球環境の保全を図る、
という訳ですね。
門司赤煉瓦プレイス 3-10
もちろんこのサイクルはビール瓶にも
適用されており、
一本のびんに付き平均24回(年3回転、約8年)
再使用されるほか、

傷が付いたり、再利用に適さなくなったものは
選別後に破砕(はさい)され、
新たなカレット(びんの原料)として
再びサイクルに組み込まれて
行くこととなっています。
門司赤煉瓦プレイス 3-11
お次は「ビール製造とリサイクルの部屋」の
向かいにある、
交流サロンへ。

「社交場」を思わせる、
シャレた造りの室内には・・・
門司赤煉瓦プレイス 3-12
開拓使(かいたくし。明治維新後に
北海道の開発を担った官公庁であり、
サッポロビールのルーツ・
「開拓使麦酒醸造所」を設立した主でもある)を
象徴する赤い星五稜星(ごりょうせい)が
刻まれた暖炉(マントルピース)や・・・
門司赤煉瓦プレイス 3-13
五稜星の形に配置された、照明器具が!

この五稜星は現在のサッポロビールが使用する
社章の元ともなっており、
明治以来の伝統を重んじる同社の社風と、
内装へのこだわりが感じられます。
(サクラビール時代は、
また違った造りとなっていたのでしょうか・・・)

照明器具の向こうに見える天井は、
細かな装飾を施した鉄板を組み合わせ、
その上から塗装を行うという
手間の掛かったもの。

このような装飾板
現在製造されていないそうで、
大変貴重にして珍重な遺物となっています。

復元に際して一旦天井から取り外した上で
当時の色合いに復旧したそうですが、
(さび)によって穴が開いてしまった
場所もあるのだとか。

文化財としてだけでなく建築学的にも
大変貴重
な造りでしょうから、
出来るだけ長く、良い状態を
保って行って欲しいものです。
(管理団体さん、ファイト!)
門司赤煉瓦プレイス 3-14
そんな「工場時代」の面影を色濃く残した
「交流サロン」ですが、
室内に置かれた棚には・・・
門司赤煉瓦プレイス 3-15
古伊万里(こいまり)や有田焼(!)で作られた
ビアジョッキや・・・
門司赤煉瓦プレイス 3-16
備前焼(びぜんやき)のカップなど、
お宝ザクザク状態!
(これでビールやお酒を飲めば、
気持ちイイだろうなぁ~!)
門司赤煉瓦プレイス 3-17
お次は高~い天井広がる開放的な空間・
浪漫展望室(ろまんてんぼうしつ)へ!
(逆光のため、見づらい画像となっております💦
ご容赦ください)

玄関のちょうど真上門司赤煉瓦プレイス 3-21に位置する
細長い部屋からは・・・
門司赤煉瓦プレイス 3-18
サクラビール」の出荷を援けていた、
関門海峡の眺め!
(窓に防護ネットが張られているのもあって、
名前通りの「展望」は楽しめない 笑)
門司赤煉瓦プレイス 3-19
ここで気になるのは、
何もない壁面に「ど〇でもドア」のごとく
浮かんでいる

これはかつて「展望台」として使われた
3階があった名残りで、
展望施設が取り払われた今でも
(恐らく)屋上へ出るための扉と、
床材を取り付けていた跡だけが
中空に取り残されています。

(残せばよかったのに・・・)
門司赤煉瓦プレイス 4-1
続いてはサクラビールサッポロビールへと至る
変遷を辿った、
「昭和・平成浪漫の部屋」へ!

「門司赤煉瓦プレイス編」も、大詰めです!

参考:W-wallet 建築用語と用語の詳細解説
    Wikipedia

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プロフィール

詞-Nori-

Author:詞-Nori-
旅行系ブロガー。
趣味は旅行、町歩き、食べ歩き、
鉄道等々。

目下地元・福岡県に戻り、
次なる行動に向けて準備中。