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初詣2022! ~「備前国一宮」・吉備津神社~

改めまして、新年
明けましておめでとう
ございます!
^-^


2022年、令和4年
幕が開けました!(もう4年目か!)

皆さん、初詣は行かれましたか?
初夢は?初日の出は?

私は新年一発目の記事でも触れた通り
飲みすぎが原因で
初日の出逃してしまった(笑)ものの、
その他二項目は首尾よく達成致しました!

(まあ実のところ、
正夢など見たことはないのですが 笑)

気になるおみくじも見事大吉
引き当てまして、
仕事は相変わらずの低飛行ながらも
今のところはつつがなく新年を
迎えられております。


そんなこんなで、
昨年の滋賀県・苗村神社(なむらじんじゃ)に
続きまして、
今年もやります初詣編!

今回スポットライトを当てますは・・・
吉備津神社 0
「昔話」のド定番中のド定番!
桃太郎!

・・・のモデルとされている人物!

今なお吉備(きび)の国
(岡山県全域と広島県東部、
香川県島嶼部(とうしょぶ)など)
開闢(かいびゃく)の主として
多大なる尊崇を集める、
吉備津彦命(きびつひこのみこと)

「吉備」の地に住みつき悪行の限りを尽くしていた
異国の王子(渡来人と思われる)・
温羅(うら。「鬼」のモデル)を討伐した逸話は
周辺地域に多くの史跡や地名を残し、

その「物語」は桃太郎伝説として
昇華し、形を変えつつ現代までも
語り継がれています。

今回からはこの「吉備津彦命」を
主祭神として奉り、

分割された備前国(びぜんのくに)と
備中国(びっちゅうのくに)それぞれの
一宮(いちのみや)として君臨する
二つの社、

吉備津神社(きびつじんじゃ)と
吉備津彦神社(きびつひこじんじゃ)への
二社参り!

年始早々「ご利益」に与りに参るとともに、
風格ただよう「一宮」の趣と、
優美なる建築の数々をお届け致します!

それでは、let`s come♪



1.5 Wednesday
吉備津神社 1
新年あけまして5日目のこの日。
どう考えても人でごった返しているであろう
三が日・・・は避け、
恵まれた天候も味方に付けて、いざ出発!
吉備津神社 2
倉敷市内から山陽本線(きいろいでんしゃ)
まずは「県都の玄関口」・岡山駅へ!

そこからはタラコ色の気動車が駆け回る
吉備線(桃太郎線)に乗り換えまして・・・
吉備津神社 3
吉備津駅に到着!

列車行き違いも可能な対面式ホーム・
二面二線を備えながら、
簡易駅舎が設けられているだけの
無人駅
(岡山駅まで4駅という立地から、
ラッシュ帯の乗降客はそれなりに居る)

「ローカル感」と「アーバン感」が同居する
この駅が、
第一ポイント・吉備津神社への最寄り駅
吉備津神社 4
駅構内には、この地域における
吉備津神社の重要性を示す、
こんな石碑も。

(゛摂政宮(せっしょうのみや)″として
病弱な父・大正天皇に代わって
政務を執り行っていた昭和天皇が、
即位前に行啓(ぎょうけい)で当地を訪れたことを
記念したものと思われる)
吉備津神社 5
吉備津駅を出て少し(左方向へ)歩くと、
赤い橋の向こうに・・・
吉備津神社 6
「参道」の入口となる、
一の鳥居が出現!

ここから先、「吉備津神社」神域までは、
松並木を通っての一本道!

4分(吉備津駅からは10分)
ほどの道のりです。
吉備津神社 7
「一の鳥居」を抜けた先に広がる、
松並木(まつなみき)。

吉備津の松並木と呼ばれ、
神域手前までの二百メートルほどにわたって続く、
岡山県下最大並木道

「吉備津神社」が鎮座する
吉備の中山(標高175メートル)と合わせ、
吉備地域を代表する景観の一つであり、
岡山県自然保護条例によって保護された
修景地ともなっています。

(現状の変更や保存に影響を及ぼす行為は、
事前の届出が必須だそう)
吉備津神社 8
交差点を挟んで緑の情景が続く、松並木
吉備津神社 9
並木の合間から覗くのは、
「吉備津神社」とお隣・備前国の一宮である
「吉備津彦神社」が山麓に鎮まる、
吉備の中山
(洋〇の青山きびのなかやま)

標高175m、周囲約8kmほどの低山で、
温羅討伐」にまつわる地として
前記二つの社が置かれて来た他、
山域に備中・備前両国を隔てる
国境(くにざかい)が存在。

古くから由緒と景観に秀でた山として
古今和歌集(こきんわかしゅう)に詠まれるなど、
畿内(近畿地方)にまでその名を知られた
「備の国」を代表する名所であり、

江戸時代には高名なる歴史家・漢学者の
頼山陽(らい さんよう)によって、
鯉山(りざん)の別名を
頂戴しています。


この山目指して「吉備津の松並木」を
抜けて行くと・・・
吉備津神社 10
吉備津神社、到着!

吉備津神社の創建は今から1600年ほど前、
皇統16代・仁徳天皇(にんとくてんのう)の頃。

以来「吉備国開拓の大祖神」である
吉備津彦命を祀る社、
第一級の名社として尊崇篤く、

名神大社
一品吉備津宮(いっぽんきびつぐう)などの
社格と呼び名を拝受。

室町時代の応永32(1425)年に建立され、
その由緒と唯一無二
吉備津造(きびつづくり)と呼ばれる建築技法から
国宝に指定されている本殿

重要文化財指定をそれぞれ受けた
南随身門(みなみずいしんもん)と
北随身門(きたずいしんもん)、

古来より受け継がれて来た秘事・
鳴釜神事(なるかましんじ)に用いられる
御釜殿(おかまでん。重要文化財)など、
多数の建築物や社宝が伝えられています。
吉備津神社 12
入口横に鎮座する巨岩・
矢置岩(やおきいわ)

この岩もまた「温羅討伐」にまつわる
史跡であるそうで、
吉備津彦命温羅(うら)との戦いに臨んだ際、
岩の上に置いて

西北8km(!)ほど離れた山上に陣取る温羅と
射ち合いを演じたのだとか。
(人間離れしている・・・!)

その際ぶつかり合った矢
(温羅は石を投げて応戦した、という話も)が
落下した場所には
矢喰宮(やぐいのみや。岡山市北区高塚)という
宮が残っている他、

ここ「吉備津神社」自体も、
吉備津彦命が本陣を置いた場所
伝えられています。

(実際には両者の間、
足守川(あしもりがわ)周辺地域で、
軍勢入り乱れての合戦
展開されたのでしょう)

吉備津神社 13
それでは手水鉢で手口を浄めて
吉備津神社 14
境内へと踏み入って参りましょう!
吉備津神社 15
北側入口からちょろっと石段を登った先に
見えて来るのは、
北随神門(きたずいしんもん)

南側に位置する「南随神門」と対をなして
神域北側を守護する門で、
が鮮やかな建物内には
邪気を祓う守護神が祀られています。

現在の北随神門は戦国時代・
天文12(1543)年(鉄砲伝来の年!)の築で、
゛相方″・南随神門とともに
重要文化財に指定されています。
(内部は格子窓でしっかり仕切られていたため、
「守り神」さまの姿は見えず・・・)
吉備津神社 16
「神前」まで、あと一息!

門のような建物の側方には、
巫女さんたちが初詣客を忙しくさばく
授与所(じゅよしょ)が
設けられています。
吉備津神社 17
「吉備津宮」と大書された扁額が
迎えてくれる、授与所入口。

ここを潜った先が、
「神前」にて神様を拝む
拝殿となっています!
吉備津神社 18
吉備津神社拝殿(手前)と、
その奥に鎮座する本殿

両者はともに室町時代、
応永32(1425)年の築で、

室町幕府三代将軍・
足利義満(あしかが よしみつ。
「金閣」創建の主として有名)の命により、
25年の歳月を掛けて再建されました。

拝殿は正面1間(1.818m)、
側面3間(5.5m)、棟高39尺(約12m)、
建坪23坪強(約78.5㎡)。

内部には径1尺6寸(約48cm)、
高さ20尺(約6m)の円柱を並べ、
外観二重、中一階。

参拝客が訪れる正面側を切妻屋根(きりづまやね)に、
上面を茅葺(かやぶき)として、
瓦葺きの裳階
(もこし。軒下壁面に取り付けられた庇(ひさし))を
前面と側面に巡らせた、
仏教建築にも似た造りとなっています。

(このあたりは明治に入るまで
主流とされた、「神仏習合(しんぶつしゅうごう。
仏と日本古来の神々を同一とする思想)」の
名残りを感じさせます)

このような造りは神社建築としては
全国でも例を見ないものだそうで、
本殿と一体となって国宝指定を
受けています。
吉備津神社 19
そして!拝殿の先、御祭神である
吉備津彦命(きびつひこのみこと)が御座す、
吉備津神社本殿!

桁行(奥行き)48尺3寸(約14.6m)、
梁間(横幅)58尺3寸6分(約17.7m)、
棟高39尺6寸(約12m)、
建坪78坪強(約255㎡)という、
観ていて圧倒されるほどの大建築!

その規模は神社本殿としては
あの出雲大社(いずもおおやしろ)の
2倍以上
京都・八坂神社に次ぐ堂々の第2位!

拝殿ともども足利義満によって再建され、
その歴史的・文化的価値から
こちらも国宝に指定されています。
吉備津神社 20
吉備津神社本殿は白漆喰で塗り固められた
亀腹という土台の上に築かれ、
軸部には拝殿と同規模の柱を
68本並べて建物全体の重量を支持。

上部は檜皮葺き(ひわだぶき)の
入母屋屋根(いりもややね)に、
千鳥破風(ちどりはふ)を並べて連結した
特異な構造となっています。

これは建築学上では
比翼入母屋屋造
(ひよくいりもやづくり)、

神社建築としては
吉備津造り(きびつづくり)と称され、
周辺地域でも類例を見ない、
全国でもここだけとなる
大変珍しいもの。

これだけの規模でありながら
挿肘木(さしひじき)と呼ばれる木組みを用いることで、
外周を伝う廻縁(まわりえん)や軒を
一本の支柱も使わずに支持することで、
見事な建築美を成立させているのも特徴です。
吉備津神社 21
本殿横には、今年の干支である
(とら)が描かれた、
巨大な絵馬

今年一年の安泰を願い、
記念撮影に興じる参拝客が
後を絶たず。
吉備津神社 2-1
見どころいっぱいの、吉備津神社!

神前での「ごあいさつ」は済みましたが、
まだまだ先へと進みます!


参考:吉備津神社 公式ホームページ
    知りたい!行きたい!をかなえるニュースメディア ウォーカープラス


吉備津神社

〒701-1341
岡山県岡山市北区吉備津931

営業時間
5:00~18:00
(受付対応時間は9:00~16:00、
祈祷は14:30まで。
年末年始は変動アリ)

定休日
なし

お問い合わせ
吉備津神社社務所
(対応時間9:00~14:30)
TEL
086-287-4111
FAX
086-287-7644

アクセス

山陽自動車道岡山ICから 約15分
岡山自動車道総社ICから 約15分
JR岡山駅から 約23分

駐車場
450台

公共交通機関
JR吉備津駅から 徒歩約10分
岡電バス 花尻入口・神道山線(所要約20分)
神道山バス停下車 徒歩約17分

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プロフィール

詞-Nori-

Author:詞-Nori-
旅行系ブロガー。
趣味は旅行、町歩き、食べ歩き、
鉄道等々。

目下地元・福岡県に戻り、
次なる行動に向けて準備中。