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善通寺参り 2 ~「瀬戸内のエース」・特急しおかぜ!(車窓編)~

始まりました、香川県は善通寺市、
仏教界三大レジェンド」の一角・
弘法大師空海(こうぼうだいし くうかい)の
生誕地
にして、

四国八十八箇所・第七十五番札所にも
選ばれている名刹・
善通寺を訪う、
善通寺参り編!
特急しおかぜ 6
まずは「四国への玄関口」・岡山駅から、
JR四国特急列車
しおかぜ号に揺られ、

途中の多度津(たどつ)駅まで、
4駅・44分のプチ鉄旅!


前回記事はコチラ
http://ac802tfk.com/


特急しおかぜ 2-2
7時22分、白み始めたばかりの岡山駅
6番ホーム
を離れた「しおかぜ1号」は、
四国を目指して一路南下!
朝焼けの岡山市街を駆け抜けて行きます。

しおかぜ1号の停車駅は
児島(こじま)
宇多津(うたづ)
丸亀
多度津(たどつ)
詫間(たくま)
観音寺(かんおんじ)
川之江
伊予三島
新居浜(にいはま)
伊予西条
壬生川(にゅうがわ)
今治
伊予北条
終点・松山

松山まで乗り通した場合の所要時間は
2時間44分
今回はそのうち赤字で表示した区間
乗車します。

途中児島駅にてJR西日本から
JR四国への乗務員交代が行われる他、
四国上陸後に停車する宇多津駅では、
高松駅発の特急・「いしづち1号」との
連結が行われるのも、見どころです!
特急しおかぜ 2-3
備前西市(びぜんにしいち)駅通過後に横断する
笹ヶ瀬川(ささがせがわ)は、

「岡山県発」とされる昔話・
桃太郎ゆかりの場所

曰く、桃太郎育ての親であるお婆さんは
毎日笹ヶ瀬川のほとり洗濯に訪れ
いつもの如く洗濯にやって来たとある日に、
桃太郎を拾ったのだとか。

桃太郎、というと
「吉備の国」開闢の主となった上古の皇族・
吉備津彦命(きびつひこのみこと)が
モデルであるというのは
以前の記事でも触れた通りですが、

この笹ヶ瀬川も、
゛鬼退治″の由来となった
温羅(うら)討伐の逸話に
関わりがあったのかも知れません。

(調べてみると、吉備津彦命が眠る吉備の中山や、
その山麓に鎮座し彼を祀った「備前国一宮」・
吉備津彦神社の近くを、
笹ヶ瀬川が流れていることが判明しました!)
特急しおかぜ 2-4
岡山平野南部を疾走する、「しおかぜ」号。

昇り来る朝日が、まぶしい!
特急しおかぜ 2-5
倉敷市に入り、茶屋町駅を通過すると、
それまで走っていた宇野線を離れて
瀬戸大橋を渡る路線・本四備讃線
(ほんしびさんせん)へ!

一般的には本四連絡線全体を指した
瀬戸大橋線の呼称が
広く使われていますが、

正確には岡山駅茶屋町駅までの
14.9kmでは「瀬戸大橋線」の列車は
玉野市・宇野駅へと向かう
宇野線の線路上を走り、

茶屋町駅から児島駅
瀬戸大橋を経由して四国側の宇多津駅へと至る
31kmの区間が本四備讃線と、
二つの路線を跨る形で
運行されています。

(「瀬戸大橋線」の呼称は、運用の便宜上から
二つの路線を合わせたもの)

市街地を走り、地上をゆるりと進む宇野線に対し、
本四備讃線は路線全体が
高架橋で作られた
高規格路線であり、

瀬戸大橋の手前、JR西日本JR四国
境界駅である児島駅までは、
本四連絡を担う特急「しおかぜ」・「南風(なんぷう)」、
寝台特急「サンライズ瀬戸」、
および快速「マリンライナー」において、

最高130km/h運転
行われています。
(この区間における速達列車の走りっぷりは、
実に爽快!)
特急しおかぜ 2-6
車窓にが見えてくると、
しおかぜ」号最初の停車駅・
児島駅(こじまえき)へ!

「デニムの町」・倉敷市児島の玄関口でもある
児島駅は、JR西日本JR四国
境界駅

ここから北はJR西日本
瀬戸大橋を含めた南へ伸びる路線は
JR四国の管理下とされており、

四国へ向かう列車ではJR四国への、
逆に岡山行きの列車ではJR西日本への、
乗務員交代が行われています。
(このような光景は会社間の垣根を越えて運行される
各地の直通列車や新幹線、
都市圏の私鉄等でも見られます)
特急しおかぜ 2-7
JR西日本から四国へのバトンタッチ
無事終わり、
しおかぜ」号は児島駅を出発!

今回の「鉄旅」のハイライトである
瀬戸大橋区間へと、加速して行きます!
特急しおかぜ 2-8
児島駅を出てから3分ほど、
「絶景スポット」として知られる
鷲羽山(わしゅうざん。標高133m)を潜る
児島トンネルを抜けると、
車窓いっぱいに広がる海 景 色 !

瀬戸大橋線″のハイライト、
瀬戸大橋に到達です!
特急しおかぜ 2-22
本州と四国を隔てる内海・瀬戸内海!
古より沿海地域に豊かな海資源
温暖な気候をもたらし、
海の街道として栄えた海路を渡る
瀬戸大橋は、
全長9,368m

上部が自動車道、下部が鉄道(本四備讃線)として
利用されている
鉄道道路併用橋で、
同種の橋梁としては世界最大級
規模を誇ります。

4つの島4つの水路を越える
「下津井(しもつい)瀬戸大橋」・「櫃石島(ひついしじま)橋」・
「岩黒島(いわくろしま)橋」・「与島(よしま)橋」・
「北備讃(びさん)瀬戸大橋」・
「南備讃瀬戸大橋」の6つの橋梁から構成されており、

70万5,000tの鋼材364万6,000㎥のコンクリートを用い、
3種の工法世界初となる
超音波による海底無線発破」などの
当時の最新技術を駆使して、

10年の工期を経た昭和63(1988)年4月10日に、
華々しく開業の時を迎えました!

この橋の開通により初めて四国と本州の間に
直接往来可能な交通路が開け、
(時折強風により通行止めとなるものの)
安全かつ確実な通行が可能となった他、

鉄道では二地域にまたがる
直通列車の運行
山陽新幹線への接続が可能になる等、
地域や広域の交通体系に
大きな影響を及ぼす、

エポックメイキング
出来事となりました。
特急しおかぜ 2-9
橋脚を支える有人島・
与島(よしま)を渡る、「しおかぜ」号。

漏れ出た朝陽の下、
車窓いっぱいに瀬戸内海多島美が広がって、
思わず感嘆!

7年ぶりに渡る瀬戸大橋ですが、
こうして海を越える感慨には、
やはりひとしおのものがあります!
特急しおかぜ 2-10
だんだん四国本島の陸地が近づいて来ました!
特急しおかぜ 2-11
6分ほどで瀬戸内海を渡り切り、
しおかぜ」号はついに四国上陸!

眼下には香川県坂出市(さかいでし)の
沿海地域に建てられた、
石油コンビナートが広がります。
特急しおかぜ 2-12
瀬戸大橋を越えた先で、
瀬戸大橋線(本四備讃線)は二つに分岐

高松へと向かう快速「マリンライナー」や
寝台特急サンライズ瀬戸」は、
左手に見える連絡線へ。

一方「しおかぜ」号は宇多津駅に至る
本四備讃線本線上を走り、
高松方面から直進してくる
予讃線(よさんせん)と合流して、
松山方面へと向かいます。
特急しおかぜ 2-13
イラストに起こすと、こんな感じ。

この付近は通称宇多津デルタ線
呼ばれており、
高松方面への列車は連絡線を通って
坂出(さかいで)駅へ、

松山方面への列車はそのまま進んで
宇多津駅へ進入。

それぞれ高松⇔松山を結ぶ予讃線(よさんせん)と
合流して、目的地へと向かいます。
(公式的には、デルタ線全体が
宇多津駅構内という扱いなのだそう)

これは宇多津・坂出いずれかに
最初の停車駅を固定した場合
方向転換の必要性が生じてしまい、

どちらか一方の列車に不便
起こるのを防ぐための処置。

逆に本州・岡山方面へと向かう場合は
予讃線から分岐して瀬戸大橋手前で合流、
そのまま渡海コースに乗ることとなります。
特急しおかぜ 2-14
7時55分、「しおかぜ1号」は
四国へ上陸してから最初の停車駅となる、
宇多津駅(うたづえき)に到着!

ここでは6分の停車時間が
設定されており、
その間に高松方面からやって来る
いしづち1号」との、
連結作業が行われます!

しおかぜ」号後尾に付けられた貫通型先頭車では、
連結作業の準備中!

前面中央の貫通扉が開かれ、
受け入れ態勢が整えられています。
特急しおかぜ 2-15
7時57分頃、予讃線高松方面から、
高松駅始発のいしづち1号
やって来ました!

左上、「しおかぜ」号が下りてきた
瀬戸大橋線の線路をまたぎ、
しおかぜ」号が待ち受ける
宇多津駅2番線に進入!
特急しおかぜ 2-16
2メートルほどまで近づいたところで一旦停止。

連結誘導を行う作業員さんが乗り込み、
貫通扉が開かれてから
特急しおかぜ 2-17
そろ~り、そろ~りと距離を詰め・・・
特急しおかぜ 2-19
連結完了!

別々の駅からやって来た
しおかぜ」号と「いしづち」号ですが、
ここからは゛1本の列車″となって、
ともに終点・松山駅を目指します!

(なお両列車の併結は同一形式のみ
可能となっており、
8000系8600系8600系8000系のような
組み合わせは出来ません)
特急しおかぜ 2-20
8時1分、「しおかぜ」「いしづち」1号は、
宇多津駅2番ホームを出発!
次の停車駅・丸亀駅を目指します!

車窓左手には、
讃岐富士の異名を取る独立峰・
飯野山(いいのやま。421.87m)
特急しおかぜ 2-21
宇多津駅から3分ほどで、
丸亀市(まるがめし)の玄関駅・
丸亀駅に到着。

入線前後の左手車窓には、
全国で十二基のみ
貴重な現存天守を擁するお城、
丸亀城を望見!
特急しおかぜ 19
丸亀駅発車4分後(早い!)の8時8分、
善通寺方面への乗り換え駅となる、
多度津駅(たどつえき)に到着!

私を降ろした「しおかぜ号」と「いしづち号」は、
゛VVVF インバーター″の美しい音色を
奏でながら、
颯爽と松山方面へと駆け去って行きました♪

ここから「温泉とお城の街」・松山までは、
もうあと2時間ほど。
いずれは乗り通してみたいものです♪

参考:Yahoo!路線情報
    坂出市 公式ホームページ
    岡山の情報サイト・岡山の街角から
    Wikipedia

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プロフィール

詞-Nori-

Author:詞-Nori-
旅行系ブロガー。
趣味は旅行、町歩き、食べ歩き、
鉄道等々。

目下地元・福岡県に戻り、
次なる行動に向けて準備中。