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絶景!鷲羽山 3 ~鷲羽山ビジターセンター~

本日(4/10)の最高気温、
25℃

春到来!と喜ぶ間もなく訪れた
夏のような強い日差しに、
季節の変転(というより急転!)と
地球温暖化の進行
感じずにはいられない、
Noriでございます。

(アイスと冷房は・・・
もう少し先までガマンしたい!)

鷲羽山 2-19
現在先月末に足を運んだ
倉敷市郊外の景勝地・
鷲羽山(わしゅうざん)の模様を、
絶賛お届け中の私。

既に瀬戸内の眺めは見飽きた!
・・・という方もいらっしゃるかも知れませんが、
来週中の完結を目指して鋭意進めて参りますので、
今しばらくお付き合いのほど、
宜しくお願い致します。


前回記事はコチラ↓
http://ac802tfk.com/blog-entry-479.html


鷲羽山入りの拠点・第二展望台から
さらなる絶景を求め、
ハイキング気分
山中へと突入した私。

゛出発点″となる第二展望台から、
約500m。
青空に突き進むかのような
登り坂の向こうから・・・
鷲羽山 2-14
鷲羽山第二の休憩&展望スポット、
鷲羽山ビジターセンターが登・場!
鷲羽山 3
前回ご紹介した「第一展望台」のお隣、
これまた瀬戸内海(備讃瀬戸)を望むように建てられた
鷲羽山ビジターセンターは、

鷲羽山周辺の景観の保護、
環境の保全、清掃活動に取り組むNPO法人・
鷲羽山の景観を考える会
運営の下、

来訪者に鷲羽山の魅力を深く味わい、
楽しく散策してもらうことを目的として、
倉敷市が整備した施設。
鷲羽山 3-2
マスコットキャラクター(?)・
わしゅうくんが出迎えてくれる
玄関を抜けると・・・
鷲羽山 3-3
明るく広々とした内部空間へ!
「ビジターセンター」館内では、
地元や鷲羽山のお土産品および物品の
販売スペースと、

鷲羽山の歴史や環境、
山上より見下ろせる交通の大動脈・
瀬戸大橋等にまつわる豊富な
展示スペースが展開されています!
鷲羽山 3-4
まずは鷲羽山の環境や
そこに住まう生態系について、
標本やパネルで紹介・解説した、
自然を学ぶコーナー

ガラスケースに納められているのは、
瀬戸内海に多く生息する
アビ目アビ科の鳥・オオハム
どこにでもいるキジバト

森じゅうに騒音鳴き声を響かせる
ヒヨドリや、
かわいらしいシジュウカラ
鷲羽山 3-5
シャープな立ち姿に整えられた
ヤマドリ
鷲羽山 3-6
見た目に似合わぬ獰猛なるハンター・
イタチなどなど。
鷲羽山 3-10.5
こちらは児島・下津井地域より採取され、
土地の成り立ちを語る生き証人でもある、
岩石たち。

鷲羽山はそのほとんどが
火山活動によって生み出された火成岩の一種・
花崗岩(かこうがん)によって形成されており、
山中各所でゴツゴツとした岩塊が露出。

また山地北側の一部では、
花崗岩形成前に存在していた火山噴火による堆積物・
流紋岩(りゅうもんがん。手前)も
確認されているとのこと。

いずれも数千年~1万年を数える、
古強者ばかりです!
鷲羽山 3-7
お次は歴史コーナー

最初にお目に掛けますは、遠い昔、
旧石器時代(!)からの出土品。

昭和29(1954)年に鷲羽山中において実施された
発掘調査では、
自然石を利用し、さまざまな加工が施された
石器が出土。

2万年もの昔に確かに生きていた
人々の暮らしを偲ばせる、
貴重な遺物です。

またこれらの石材はそのほとんどが
現在の香川県で産出される
サヌカイトと呼ばれるものであり、

瀬戸内海を飛び越え、
中国山地、さらには山陰にまでおよぶ
広域な交易路が存在していたことを
示しています。
鷲羽山 3-8
こちらは山中に点在する、
古墳からの出土品!

鷲羽山中には鷲羽山古墳群と呼ばれる、
およそ1,300~1,500年前
築造された
3基の古墳が存在しており、

鷲羽山ビジターセンターでは
これらの古墳から発掘された
土師器(ほじき)や須恵器(すえき)※
直刀などの埋葬品の数々が、
大切に修造収蔵されています。

※土師器、須恵器
古墳時代~平安時代に掛けて
作られた土器。
用途や材質、色合いがそれぞれ異なる。
鷲羽山 3-9
出土品の中で驚かされたのは、
ナウマンゾウの牙や歯!

現在のアジアゾウの近縁に当たり、
約1万5,000年前まで
日本列島に生息していたとされる、古代ゾウ。
鷲羽山 3-10
瀬戸内海は30万年前~1万6,000年前頃まで
陸地だったと考えられており、
それを示すように香川・岡山両県にまたがる
備讃瀬戸(びさんせと)の各所では、

江戸時代の初め頃から現在に至るまで、
海中からナウマンゾウの骨が
引き上げられることが
あるのだゾウそう。
鷲羽山 3-12
一番奥に設けられた瀬戸大橋の姿
というコーナーでは、
精巧に造られた瀬戸大橋の模型を中心に、

もっとも本州寄りに築かれた橋梁・
下津井瀬戸大橋
概要や、建造過程などを紹介。
鷲羽山 3-13
模型では、鷲羽山周辺も
緻密に再現されています!
(黄色く囲った円内が、
今いる第一展望台・ビジターセンター付近)
鷲羽山 3-14
こちらは瀬戸大橋の概要
(一つ目の記事にて詳しく述べたため、省略)
鷲羽山 3-24
ビジターセンターからも間近に見ることの出来る
下津井瀬戸大橋は、
全長1,446.6m、幅は鉄道部分が30m、
道路部分25m。

張出し径間付き単径間
トラス補剛吊橋

(はりだしけいかんつきたんけいかん
とらすほごうつりばし)という形式(長い・・・)で
建造されており、

の高さは鷲羽山側で約146m
櫃石島(ひついしじま)側では
約149m(デカい!)。

建設時にはまず巨大なアンカレッジ(吊り橋のケーブルを
地面に固定するための構造物)を
鷲羽山・櫃石島双方に埋設。

その上で直径948mmのケーブルを渡し、
74mm~68mm径のハンガーロープ
吊るすことで、
車や列車が通行する橋桁の重量を
上手い具合に支えています。

この「下津井瀬戸大橋」の建設に当たっては、
約190,000㎥
コンクリートと、
約73,000tにも及ぶ鋼材
使用されたとのこと。

(瀬戸大橋全体では、その総量は
さらに膨れ上がります)
鷲羽山 3-15
の建設方法を解説したパネル。

「下津井瀬戸大橋」で約150m、
全体では最大194m
(南備讃瀬戸大橋)にも達する、
瀬戸大橋の塔。

その高さから国内では塔の頂上まで届く
クレーンが存在しない
(海外にはある!👀)ため、

建設の際には運ばれて来た建材に
直接クレーンとレールを取り付け、
上へ移動しながら積み上げる
という
(手間のかかる)手法が採用されました。

(ともあれその高さ、海上という不安定な
建設条件からすると、
上から吊り上げるよりも安全なのかも
知れません)
鷲羽山 3-16
建設中の風景。

数多の工夫と困難、
多大な労力と工費を掛けて、
海上に拓かれた交通路。

末永く、人々の゛足″を支え続けて
欲しいものですね。
鷲羽山 3-17
室内の一角に並べられた、
建材たち(の模型)。
鷲羽山 3-19
下津井瀬戸大橋に使われている、
ケーブル(の模型)

太さ5.37mmのピアノ線を
24,288本束ねることで
構成されており、
その重量はケーブル1本あたり
約13,000tにも達します!
(この見た目で!)

ピンと張りつめながら、常識では考えられない
負荷と重量に耐え続ける、ケーブル。
その剛性と強度は、
推して知るべし。
(ちょっとやそっとじゃ、
切れないんだろうなぁ・・・)


瀬戸大橋と鷲羽山について
さらに深く知ったところで、
屋外に張り出した展望デッキへ!
鷲羽山 3-21
そこから拝むのは、
やはり備讃瀬戸を一望し得る、この眺め!
鷲羽山 3-20
じっくり学んだ後だと、もう見慣れた
(しかし見飽きない)瀬戸大橋の風景も、
より感慨深いものに思えます。
鷲羽山 3-22
下津井瀬戸大橋も、ご覧の通り!
鷲羽山 3-23
大いに理解を深めることの出来た、
「鷲羽山ビジターセンター」!

゛学び″の時間の後は、
いよいよ山の最高所・
山頂へと向かいます!


参考:鷲羽山ビジターセンター 
公式ホームページおよび館内解説パネル
    内閣府 NPOホームページ
    Wikipedia


鷲羽山ビジターセンター

〒711-0925
岡山県倉敷市下津井田之浦1丁目2

開館時間
4月~9月
9:00~17:00
10月~3月
9:00~16:30

入館料
無料!

休館日
年末年始(12月29日~1月3日)
木曜休の場合アリ
(事前にお問い合わせのこと)

TEL
086-479-8660

アクセス

瀬戸中央自動車道 児島ICから 約10分

駐車場
400台(無料)
ビジターセンターまで、徒歩約10分

公共交通機関
JR児島駅から
下電バス 下津井循環線「とこはい号」で約30分、
鷲羽山第二展望台バス停下車 徒歩約10分

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プロフィール

詞-Nori-

Author:詞-Nori-
旅行系ブロガー。
趣味は旅行、町歩き、食べ歩き、
鉄道等々。

目下地元・福岡県に戻り、
次なる行動に向けて準備中。