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井原deお花見!3 ~「個性派駅舎」から、「お花見スポット」へ!~

井原鉄道 27
↓前回記事はコチラ
http://ac802tfk.com/blog-entry-484.html



゛わが街″倉敷市から列車を乗り継ぎ、
総社市郊外、清音駅(きよねえき)から
岡山・広島県境を越えて走る第三セクター鉄道・
井原鉄道(いばらてつどう)の
単行列車に揺られ、
のどかな風景の中を疾ること、
30分あまり。

やって来ました・・・
井原駅 13
井原駅

人口およそ3万5,000人、
岡山県西端、
広島県と境を接する「境界の街」・
井原市中心駅にして、

この地域の鉄道輸送を一手に担う
井原鉄道最大規模となる、
重要な拠点駅
(ただしホームは1面2線と小規模。
なんなら前回記事で取り上げた無人駅・
早雲の里荏原駅(そううんのさとえばらえき)の方が
大きい)

開業は同鉄道と同じ、
平成11(1999)年11月11日。

特徴的な形の駅舎は、
この地が治承・寿永の乱(平合戦)の
゛扇の的″の逸話であまりにも有名な
古今無双の弓手・
那須与一(なすの よいち)の所領が、
この地に与えられていたことにちなんでいます。

(市内には与一の菩提を弔う五輪塔や、
「屋島の戦い」で弓を引く際に破り捨てた
(まさに゛扇の的″の場面!)と伝わる、
片袖を祀った神社が建立されているそう)

この角度からでは分かりませんが、
ネットに上げられている離れたところから撮られた
写真を見てみると、

確かに円弧を描いた部分が
引き絞られた゛弓″に、
と〇がりコ〇ンのような突起部分が、
つがえられた゛矢″のように見えます。
(気になる方は、ご検索のほどを!)
井原駅 1
改札部分こそ「ローカル色」たっぷり、
小ぢんまりとまとまった趣ですが、
゛弓″の下に入ってみると、
雰囲気が一変!

コミュニティホールと呼ばれる、
ガラス張りの明るい空間の中には
井原駅 3
井原市の観光案内の他、公開端末利用サービス、
ウォーキングバイシクル(足蹴り式の三輪車)の
レンタルなどを請け負う観光案内所や、
地産品を取り扱う特産品販売コーナー
(写真。お支払いは向かいの「観光案内所」にて♪)
井原駅 4
「メイド・イン・井原」のデニム製品
井原デニムを扱った
井原デニムストア飲食店など、

交通や市内散策の拠点としてだけでなく、
「観て楽しむ」ための設備が
充実していることが分かります♪
井原駅 5
ここ井原市が生み出した゛傑物″の一人が、
井原市出身の彫刻家・
平櫛田中(ひらぐし でんちゅう)

幼少期を井原で過ごし、
商家の跡取りとして奉公に出た彼は、
古都・奈良で目にした仏像に感銘を受け、
上京ののち高村光雲(たかむら こううん)に師事して
彫刻の道へ。

107年(!)の生涯で数々の作品を
世に送り出し、
90歳の時には文化勲章
受賞するなど、
美術界に多大な功績を残しました。
井原駅 6
駅舎内には氏の老壮の姿を彫り起こした
平櫛田中翁像(浜田泰三氏作)や
井原駅 7
田中翁の作品(写真は「転生(てんしょう)」)が
展示され、
゛郷里の偉人″を顕彰しています。
井原駅 8
駅舎最奥に置かれているのは、
田中翁が20年の歳月を懸けて
生み出した代表作・
鏡獅子(かがみじし)の、
石こう原型

大正・昭和期に歌舞伎界をけん引した名優・
六代目尾上菊五郎
(おのえ きくごろう)をモデルとして
昭和11(1936)年より製作に着手された大作は、
同30(1955)年にこちらの原型が、

2年後の32(1957)年には
゛原型″を元に彫り上げた「本体」となる、
木彫が完成。

さらにその上から゛本物″さながらの
絢爛豪華な彩色が施され、
日本美術院主催の展覧会・
再興第43回院展に出展されました。
(「本物」の写真を観ましたが・・・
スゴイね)

モノホンの「鏡獅子」は展覧会終了後
国へと寄贈され、
現在は歌舞伎公演も催される東京・千代田区は
国立劇場にて、
その雄々しい姿を観ることが出来るのだそう。
(゛本物″の「鏡獅子」、観てみたい!)
井原駅 9
ここ井原市に置かれているのは
「本物」でこそありませんが、
大きさ、構図、姿かたちは
本物同様
(というか「原型」なので、
元となったのはむしろこっち)

キリリと引き締まった表情、
迫力たっぷりに゛見得″を切る姿からは、
役になりきり、「獅子」そのものと化した
演者(六代目菊五郎氏)の気迫と没入感が
伝わって来るよう。
井原駅 10
シンボルタワーと名付けられた
円錐形の゛弓″
(やっぱりと〇がりコ〇ンっぽい 笑)の下は、
陽光が燦々と降り注ぐ、
休憩スペース
井原駅 11
ここも「モノホン」と思しき
鉄道車両同様の座席や
井原駅 12
「列車柄」の自販機等、
駅ならではのこだわりが!
(何気に「鏡獅子」が描かれているのも、
ポイント高い!)
井原駅 14
そんな楽しみタップリの井原駅を後に、
井原市街へ!
井原駅 27
キレイに整備された井原駅前通りを抜け
井原駅 16

井原駅 17
桜に彩られた神社(足次山神社)に
寄り道しながら・・・
井原駅 18
お花見スポット″・井原堤(いばらづつみ)に到着!
井原駅 19
井原市内を流れる小田川(おだがわ)、
その堤防上2kmに渡って
約800本ものが連なる、
県下屈指の花見スポット

春の陽気の下、この時季限定、
桜のトンネルが織り成す光景は
県内外から多数の花見客を呼び寄せ、
例年にはぼんぼりを用いて夜桜を照らす
井原桜まつりも催行。

(残念ながらコロナ禍を鑑み、
夜桜は三年連続中止
来年もどうなることやら・・・)

静かな山間の街は、
大きな賑わいに包まれます。

(注:当記事は4月初めの散策の模様を
書き起こしたものです。
現在はすでに緑のトンネル
化しているものと思われます。
悪しからず)
井原駅 20
てな訳で、私もさっそく撮り歩き!
井原駅 21
春風が吹くたび、揺れる木々。

柔らかな陽光
鼻腔をくすぐる花の香りが、
たまらない♪
井原駅 22
青空
井原駅 23
小田川の水流との、コラボレーションも♪
井原駅 24

井原駅 25
ヒヨドリくん(かな?)は、お食事🍴に夢中♪
井原駅 26
桜のトンネルは、まだまだ続きます♪


参考:井原市観光協会
    OHK岡山放送
    Wikipedia

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プロフィール

詞-Nori-

Author:詞-Nori-
旅行系ブロガー。
趣味は旅行、町歩き、食べ歩き、
鉄道等々。

目下地元・福岡県に戻り、
次なる行動に向けて準備中。