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徳島旅1 ~特急「うずしお」その1~

楽しかった大型連休も、
あっという間

世間は週が明けた今日から
通常モード
当記事をご覧の皆さまも、
今日からお仕事という方が
ほとんどだったのではないでしょうか?

かく言う私も職場より与えられた
長めの連休も今日までとなり、
明日からは再び目まぐるしい
日常の中へ。

次のお楽しみとなる夏休みまで、
忍従の日々が続きます。

前回までは岡山県井原市での
「お花見」の模様をお届けしており、
「旅」明けの最新回にて区切りとする
予定でしたが、

その予定を変えまして、
今回より「GW旅」の振り返りとなる
新編をスタート!

行先は四国東部、徳島県!
「阿波踊り」や「阿波藍(あわあい)」などの
伝統文化

豊かな海産物や゛阿波尾鶏(あわおどり)″、
各地の地酒などの食文化

豊かながもたらす自然風景など、
誰もが知る、あるいは知る人ぞ知る
名所や景色を求めた
濃密なる5泊6日の行程を、
余すことなくお届けします!


前回記事はコチラ
http://ac802tfk.com/blog-entry-487.html


5.3 Tuesday
うずしお 1
4月末より幕を開けた大型連休
平日扱いの中日(ちゅうに・・・なかび)を超え、
早や折り返しを迎えたこの日。

青空の下、
「吉備のヒーロー」・桃太郎
旅人たちを見送る岡山駅から、
今回の旅路をスタート!
うずしお 2
人の往来も活発になるG・W

東中国の中心駅・岡山駅も、
ご覧の通りの人だかり!

帰省や旅行、お出掛けと
その目的や行先はさまざまながら、
一様に浮ついたような
空気感が漂っているのは、
大型連休故でしょうか?
うずしお 3
そんな岡山駅から乗り込むのは、
特急うずしお

香川県高松市・高松駅
徳島県徳島市・徳島駅
2都を結ぶ特急列車として、

瀬戸内地域の交通を一変させた「大事業」・
瀬戸大橋開業を迎えた
昭和63(1988)年に運行を開始。

当初は国鉄末期に開発・製造された
キハ185系が充当されていましたが、
のちに主戦場となる高徳線(こうとくせん)の
高速化にともない
「世界初の振り子式気動車」
2000系の改良型となる2000系が、

さらに平成29(2017)年以降は
その後継車種として
26002700が登場。
(何故かキハ185系一往復のみ残存)

現在高松~徳島駅間で
気動車特急最多となる16.5往復
(下り17本、上り16本)が運行され、
再速達列車は高徳間を一時間切りとなる
最速58分で走破!

運用線区に存在する曲線区間を克服するため
2600では空気ばね式車体傾斜装置が、
2700では制御付き自然振り子装置
搭載されている他、

2700では最高130km/h運転
実施される等、競合する高速バスを
相手取るのに十分な、
速達性と利便性を発揮しています!
うずしお 4
10時33分、折り返し「うずしお13号」となる
徳島発・「うずしお6号」が、
岡山駅6番ホームに滑り込んで来ました!

゛高松~徳島間の特急列車″という
イメージが強い「うずしお号」ですが、
二往復のみ岡山駅への
乗り入れ
運用が存在。
(下りは13号と29号、
上りは6号と22号が岡山直通)

岡山から四国上陸後最初の停車駅となる
宇多津駅(うたづえき)までは、
高知行きの特急「南風」号との
併結運転が行われます!
うずしお 6
今回乗車するのは、
2700系気動車

JR四国の誇る最新鋭特急車両で、
平成31(2019)年に先行試作車が登場。
その後順次量産車が製造され、
土讃線(どさんせん)の特急「南風」「あしずり」
高徳線特急「うずしお」に投入。

両列車に充当されていた2000系
置き換えて行きました。

その最大の特徴は、
平成13(2001)年デビューのJR西日本
キハ187系以来実に18年ぶりとなる
振り子機構の採用。
うずしお 7
当初の予定ではメンテナンス性と
コストパフォーマンスに優れた機構・
空気ばね式車体傾斜装置を搭載した、
2600の量産が予定されていましたが、

゛主戦場″として想定されていた
土讃線での走行試験の結果、
空気ばねに用いる
空気の容量が不足

してしまうことが判明。

そこで急遽先代2000系同様の
制御付き自然振り子装置
搭載を前提として再設計されたのが、
「量産タイプ」となる2700
うずしお 5
違いが分かるかな?


車体デザインや室内設備などは
基本的に2600を踏襲しながら、
振り子装置の搭載に合わせて
低重心化車体断面の縮小を実施。

外観上は屋根が低く、車体裾部が小さく
絞りこまれている他、
2600のデザインコンセプトであった
「Neo Japonism」を引き継ぐ
の配色に、

沿線となる香川県の名産・オリーブ
岡山県のマスカットをイメージした
ライトグリーンのラインが新たに
追加されています。

機関には2600と同じ
コマツ製直列6気筒・
SA6D140HE‐2形エンジンを
各車2基ずつ搭載。

このエンジンは1基で
450馬力・2,100回転を発生させる
モンスターエンジンとなっており、
最高130km/h、険しい四国山地
大阪峠を悠々越えられるだけの性能を、
同形式にもたらしています。
うずしお 8
家族向けサービスにも余念がない、
JR四国

一部の編成(4両×2本)は
あの「愛と勇気のヒーロー」とコラボした
アンパンマン列車となっており、

「キラキラ」をテーマとした
土讃線きいろいアンパンマン列車
「ニコニコ」をテーマとした
土讃線あかいアンパンマン列車が存在。

岡山~高知間を結ぶ特急「南風」
特定の列車
充当されています。
うずしお 10
「うずしお13号」の併結相手となる
「南風7号」は、
このアンパンマン列車の充当列車。
(この日は「きいろい~」でした!)
うずしお 11
←高知行き・南風7号   →徳島行き・うずしお13号

編成中間では、
このような゛異色混結″状態が
見られます♪
(こうして並べて見ると、
アンパンマン列車」の派手さが目立つ 笑)
うずしお 9
中間車が存在しないため、
前車の連結面の後部にまた先頭車が連結される、
いわゆる変態連結
度々見られるのも、2700の特徴。

この「変態連結」は
各車にエンジンが搭載された
気動車ならではの光景ですが、

思い切って中間車を廃止したのは、
車両の組み換えや取り回しを重視しての
措置でしょうか?
(この特性故、「アンパンマン列車」に「一般車」が
混じっていることも♪)
うずしお 12
それでは、(ようやく?)
車内へ入って参りましょう!

乗客からのファーストインプレッションを決める
乗降デッキは、
ライトグレーをベースとした
明るく、清潔感のあるデザイン。

アクセントとなる乗降扉は、
徳島の伝統工芸である「阿波藍(あい)」や
高知から望む「太平洋」をイメージした
で彩色。

表面には波紋のような伝統文様
あしらわれています。

扉上部に見える四角い穴は、
セキュリティ強化を目的に設置された、
監視カメラ
うずしお 13
各車デッキ部分には、
大型の荷物にも対応した
荷物置き場を設置。

投入時に盛んだったインバウンド需要
意識した仕様となっています。
うずしお 14
普通車車内も、
デッキ同様のデザインコードを維持。

゛阿波藍″をイメージした「ジャパンブルー」、
太平洋″を意識した「オーシャンブルー」の座席が、
2+2列で並びます。

注:「うずしお」号では、
グリーン車の連結はありません
うずしお 15
客室扉上部には、
LEDの案内表示器を設置。

二段表示も可能となっており、
停車駅が近づけば開くドアを教えてくれる
親切設計。
うずしお 16
2700普通車の座席は、
26002000系と同等の
シートピッチ(前後間隔)980mm

足下はゆったりと造られており、
足を伸ばしても十分
寛ぐことの出来る設計となっています♪

また座面には背もたれと連動して
前方にスライドするという
゛隠し玉″が仕込まれており、

座り心地も含めて、
2000系と比べて大幅な快適性の向上
果たしているのだとか。
(乗車多数につき、座面スライド機構を
この身で体験出来なかったのが、
残念!)
うずしお 18
座席背面には、余裕で駅弁が置ける
大型テーブルコート掛け
ドリンクホルダーを設置。

座席上部のグリップは、
車体をぶん回して疾走する
振り子車両内を移動する上で、
必須のアイテム。
うずしお 19
そしてありがたいのが、
全席に標準装備された
コンセント!

AC100Ⅴ、60Hzまで対応しており、
パソコンの接続、スマートフォンの充電などに
ピッタリ!

またJR四国フリーWi-Fi
搭載済みで、ソフト面でも2000系からの
進化の痕が窺えます。
うずしお 20
11時5分、徳島行き「うずしお13号」、
高知行き「南風7号」の併結列車は、
重厚なエンジン音を轟かせながら、
岡山駅6番ホームを発車!

徳島駅まで146.3km
1時間59分鉄旅がスタートしました!

うずしお13号」の停車駅は
・児島(こじま)
・宇多津(うたづ)
・高松
・栗林(りつりん)
・志度(しど)
・三本松
・板野
・終点、徳島

途中児島駅にてJR西日本からJR四国への
乗務員交代が行われる他、
宇多津駅では特急「南風7号」
切り離しを実施。

また高松から先、高徳線では
うずしお」号では最速となる、
58分徳島駅まで到達する
ダイヤが組まれているのが特長です。
うずしお 21
大きくカーブを描き、山陽本線を越え、
山陽新幹線を潜ったうずしお号は、
宇野線(瀬戸大橋線)を順調に南下。

「桃太郎」の舞台となった、
笹ヶ瀬川(ささがせがわ)を渡ります。
うずしお 22
茶屋町駅通過後、
かつての本四連絡の拠点・
宇野駅へと向かう宇野線と分岐。

ここから先は本格的に四国を目指す鉄路・
本四備讃線(瀬戸大橋線)
最高速度も130km/hに引き上げられ、

轟くエンジン音を残しながら
「南風・うずしお」号は
本州南端へと向かいます。
うずしお 23
11時27分、児島駅着。

岡山から続いていたJR西日本管轄区間は、
ここで終わり。
瀬戸大橋も含めたこの先の区間は、
JR四国の管轄となります。

この駅で乗務員交代も行われ、
瀬戸内海越えへの準備は万端!
街の向こうにチラ見えする瀬戸内海を横目に、
滑らかな加速で「南風うずしお」号は
車窓のハイライトとなる、瀬戸大橋へ!
うずしお 24
11時30分頃、
鷲羽山(わしゅうざん)トンネルを抜けた
列車の眼下に、
真っ青な瀬戸内海が見えて来ました!

全長12.3km、
現在の本四陸上連絡を一手に担う、
瀬戸大橋に到達です!
(何度も取り上げているので、
今さら説明は不要ですね♪)
うずしお 25
瀬戸大橋が通過する5つの島のうち
最も本州寄りに位置する、
櫃石島(ひついしじま)を通過。
(もう゛県境″は越えています!)
うずしお 26
与島(よしま)を通過。

青々とした空の下、
広がる海原点在する島々
織り成す風景が、実に美しい♪
うずしお 27
四国寄りに架かる吊橋の一つ、
北備讃瀬戸大橋に進入!

四国本土は、もう目の前!
うずしお 28
7分ほど掛け、「南風・うずしお号」は
香川県坂出市(さかいでし)に上陸!

石油備蓄基地(コンビナート)や
港湾施設を横目に、
四国最初の停車駅・
宇多津駅(うたづえき)へと進入します!


参考:JR四国
    山と渓谷社 旅と鉄道増刊・
    「特急大全集2020」
    Wikipedia


特急うずしお
うずしお 5
運行開始
昭和63(1988)年4月10日

運転区間
岡山・高松~徳島

運転本数
下り17本、上り16本
(うち2往復は岡山直通)

走行線区
宇野線本四備讃線(瀬戸大橋線)
予讃線(以上は岡山直通列車のみ走行)、
高徳線

使用車両
26002700キハ185系

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プロフィール

詞-Nori-

Author:詞-Nori-
旅行系ブロガー。
趣味は旅行、町歩き、食べ歩き、
鉄道等々。

目下地元・福岡県に戻り、
次なる行動に向けて準備中。