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徳島旅5 ~「阿波のまんなか」・徳島城! その3~

冬が明けてからしばらく身体を苦しめていた
朝の寒さがようやく和らぐ一方、
夏日連発状態、順調に上がり続ける
昼間の温度に、
が迫りつつあることを感じます。

酷暑に見舞われるであろう
熱射の季節は、これから!

引き続き新型コロナウイルスへの警戒は怠らず、
新たに訪れる熱中症などの脅威にも、
十分にお気を付けくださいませ!


ゴールデンウィークの思い出
掘り起こしながら進めております、
「徳島旅」編。

到着初日は「阿波藩政の中心」にして
日本100名城にも選ばれている
権勢と威光の象徴・
徳島城を探索中!


前回記事はコチラ
http://ac802tfk.com/blog-entry-491.html


徳島城 2-5
城内唯一の建築物(復元)・
「鷲(わし)の門」から城内へ入り、
「旧徳島城表御殿庭園」、
SL展示場」の順で
山麓部分を観て回った後は・・・
徳島城 3-1
いよいよ城の主要部が置かれていた、
城山(しろやま)へ!
徳島城 3-23
城山は徳島市街中心部、
眉山(びざん)からなだらかに伸びる稜線の
末端に位置する小高い丘陵で、

標高61.7m、範囲は東西約400m、
南北約200m。

山体全域は古来から自生する
常緑広葉樹に覆われ、
ホルトノキ(「徳島市の木」に指定)を始めとする
豊かな樹勢が城山原生林として
保護されている他、

山麓からは太古の昔、
紀元前1500年~紀元前500年ごろ
(縄文時代後期~弥生時代前期)
のものと見られる人々の生活痕・
城山貝塚が出土。

そんな豊かな自然と太古の歴史が残る
山中深くには、
城内最高所に築かれた本丸を頂点として、
東二の丸・西二の丸・西三の丸
4つの曲輪が存在。

平時に藩主の住まい、藩政を司り、
政庁としての役割を持っていた御殿に対し、
本丸には戦時の避難場所兼指揮所となる
御座敷が、

一段下がった東二の丸には
城のシンボルである、
三層の天守が築かれていました。
徳島城 3-2
今回は斜面の東側、
東坂口と呼ばれるルートから、
山上へアタック!

自然の地形か、
はたまた人の手によるものか、
ジグザグに折り曲げられた坂道を、
汗かきながら登ります。

登城口はしっかり整備され、
階段・手すりが取り付けられているとはいえ、
平均角度35.9度と、
余裕で息切れするレベル(笑)


階段横から大きく突き出しているのは、
阿波の青石こと
緑色片岩

城山山中からは切り出されてはいない
ようですが、
同種の石が徳島城の石垣に
用いられています。
徳島城 3-3
しばらく進むと、正真正銘、
人の手による築造物である石垣
見えて来ました!
(櫓台と思われる)

地図によれば、
この付近は「東二の丸」への入り口となる
東二の丸門が置かれた、
重要な場所。

それを示すように
その手前で「登城道」は大きく右手へと曲げられ、
攻め手を゛招く″かのように、
曲輪の中へと続きます。
徳島城 3-4
「東二の丸門」を抜けた先が、
本丸東麓を固めていた曲輪・
東二の丸跡。

やや狭く、斜面を平らにならしたような風趣が、
中世山城(渭山城)の名残りを思わせます。
徳島城 3-5
東二の丸奥に建てられた、
「天守跡」の碑。

本来天守といえば
城の中心となる本丸に置かれるのが
築城のセオリーであり、

実際徳島城でも築城時には
本丸に天守が建てられていたそうなのですが、
元和年間(1615~24年頃)に
破却

(理由は定かではありませんが、
外様大名、それも豊臣重臣の出という
立場であったが故に、
幕府への配慮があったのかも知れません)

代わってこの場所に建てられたのが、
御三階櫓と呼ばれる
天守の代用品

三重三階、櫓台を置かずに
直接曲輪上に建てられた建築物で、

下層から上層へ向けて一定の間隔で
大きさをすぼめながら層を重ねて行く
層塔型(そうとうがた)という
江戸期以降の建築技法をベースにしながら、

それ以前の望楼型(ぼうろうがた)に多く見られる
入母屋破風(いりもやはふ)や
向唐破風(むかいからはふ)といった
飾り屋根を備えた、
折衷様式となっていたようです。


本丸天守破却以後はこの「御三階櫓」が
徳島城のシンボルとして
徳島平野を睥睨(へいげい)していましたが、
廃城によって他の建築物ともども破却

櫓台を持たぬ造りであったため、
その痕跡は一切残されてはいません
(復元・・・できないかなぁ~?)
徳島城 3-6
「東二の丸」からの眺め。

わずかに開けた視界から、
徳島市街(というかビル群)を
望むことが出来・・・ます?
徳島城 3-7
「東二の丸」を抜けると、
いよいよ「本丸」へ!

天守破却後も、
本丸が城の心臓部であることは不変。

その最重要拠点に上る道筋を
遮るように、
複雑な屈曲を描いた石垣が、
まさしく゛壁″のごとく立ちはだかります!
徳島城 3-8
櫓台をすり抜け、石段を上り切った先が、
徳島城最後の砦となる、
本丸

城山山上でも最も高い場所に位置し、
最も広い空間とされた曲輪には、
籠城時に藩主の「御座所」となる
御座敷の他、

藩主に代わって城山の管理を請け負う
御城山定番(おしろやまじょうばん)の詰めた、
御留守番所といった
重要施設が集中。

曲輪内には「弓櫓」や「武具櫓」、「馬具櫓」、
「火縄櫓」といったが上げられ、
平時は武器の保管庫として、
戦時には敵を防ぐ防御施設としての使用が
想定されていました。

本丸には東西二ヶ所の出入り口が
設けられていますが、
本丸北側、御座敷に隠すようにして、
常時はその名の如く石などで埋められた
埋門(うずみもん)という門が構えられ、

万一の際の脱出路
確保されていました。

(城の北側、助任川(すけとうがわ)に面した
「水の手」(飲み水を確保するための場所)に、
脱出用の門が設けられていた様子。
非常時はそこに舟を横付けして、
城主一家を逃がす手はずだったのでしょう)
徳島城 3-9
本丸東側に残る、
一際大きな櫓台の跡。

あるいはこの上に、
築城時の天守
在ったのかも知れません。
徳島城 3-10
本丸西側の出入り口。

この先には本丸西方を固める
西二の丸
その下に西三の丸の、
二つの曲輪が存在。

うち「西三の丸」には、
現在徳島市内各所に水を供給する
水道の拠点となる、
城山配水池が設けられています。

本当はこちら側から登って来たかった
のですが・・・
山麓の西坂口が閉鎖されていたため、
断念。

元来た道(東坂口)を引き返し、
城山山麓へと戻ります。
徳島城 3-11
豊かな原生林が生い茂り、
緑色片岩に代表される太古の地質
名残りを留める、城山

そんな歴史を物語るのが、
山麓に点在している遺跡・
城山貝塚

貝塚とは遠い昔、
先史以前(旧石器時代~弥生・古墳時代頃)に
集落を形成していた人々が、
食した貝の貝殻や獣・魚の骨、
土器、人骨などを廃棄した、

ゴミ捨て場のような場所。
(※諸説アリ)

城山山麓では洞窟などを利用して築かれた、
1~5号の5箇所の貝塚が
出土(うち4号は消滅、5号は行方不明とか)。

それら貝塚からは縄文後期~弥生前期にかけて
遺棄されたと見られる
貝殻獣、魚の骨の他、
土器片人骨も出土。

当時の人々の暮らしぶりを物語る
貴重な遺構であるとともに、
当時の城山が海岸線に面していたことを示す、
物的証拠ともなっています。
徳島城 3-12
貝塚のそばには、
発見者となった徳島市出身の考古学者・
鳥居龍蔵(とりい りゅうぞう)氏を顕彰した
レリーフが建てられています。

大正11(1922)年、
当時東京帝国大学(現在の東京大学)
助教授の職に就いていた鳥居氏は、
徳島県下の貝塚を調査中に

城山山麓から貝殻が出て来るという
噂話を聞き付け、
発掘調査に着手。

結果1号貝塚、次いで2号貝塚が
発見され、
阿波における縄文時代の人々の生活を
物語る
大発見として、
大々的に報じられたそう。

鳥居氏の帰京後も
残された現地スタッフの手で
発掘調査は続けられ、
多数の出土品が出現!

これらの品はその多くが鳥居氏が教鞭を執った
東京大学総合研究所
保管されている他、

一部が鳥居氏を顕彰した博物施設・
鳥居龍蔵記念博物館
(徳島市八万町向寺山)に
貸し出されているそう。
徳島城 3-14
城を巡り、゛古代浪漫″にも触れた後は、
コインロッカーに預けた荷物を取りに
徳島駅へと向かいつつ、

夕食に良さげなお店を探して
キョロキョロ。
徳島城 3-15
その途中で見つけたのは、
セルフ うどん やま
徳島駅前店


お隣・香川県高松市に本社を置き、
徳島県内を中心にうどん屋や
回転寿司、餃子のテイクアウト店を展開する、
夢喰房(ゆめくうぼう)
グループの一店舗。
徳島城 3-16
注文方式は「讃岐うどんの本場」・
香川県に本拠を置く企業らしく、

メインとなるうどんを注文してから
゛お好み″でサイドメニューを
追加して行く、
セルフ式

今回は温玉ぶっかけうどんをメインに、
コロッケから揚げ
各1個を追加。

うどんは香川県善通寺市の
こだわり八輻(はちや)さんで
予想外の大ボリューム
苦戦した経験から、
小サイズ(360円。おトク!)をチョイス。

徳島城 3-17
どんぶりを満たすのは、
瀬戸内海産最高級イリコに、

香川県琴平町(ことひらちょう。
「こんぴらさん」で有名!)で
讃岐うどん専用のダシ醤油を作る
京兼醸造と共同開発したという
特製醤油を合わせた、

こだわりのダシ汁!

薫り高くサッパリした風味で
食欲を刺激する、
「魔法の液体」の中からは・・・
徳島城 3-18
これまた「讃岐の味」を思わせる、
コシ強、モチモチ太麺!

こちらも厳選された小麦粉に軟水と塩を
絶妙なバランスで合わせた、
こだわり麺

(おまけに極力「出来立て」のモノを
提供するため、
仕上がり二十分以内の麺のみを
使用するというこだわりぶり!)

そんな「こだわり」がたっぷり詰まった麺は、
一本一本に歯ごたえとボリュームを
内包しながらも、
ダシ汁との相乗効果もあって、
スルスル入る!

「お供」の二品との相性も良く、
大満足の一杯!
ごちそうさまでした!
徳島城 3-19
この日の散策は、ここまで!

夕照に包まれた徳島駅前を抜け、
この日のお宿(ハイパーイン メイアップ徳島)へ
向かいます!


参考:阿波の偉人再発見! 鳥居龍蔵
    夢喰房
    Wikipedia


セルフ うどん やま 徳島駅前店

〒770-0832
徳島県徳島市寺島本町東3-12-7

営業時間
7:30~20:00

定休日
年中無休

お問い合わせ
TEL 088-611-3622

アクセス

徳島自動車道 徳島ICから 約10分
神戸淡路鳴門自動車道または
高松自動車道 鳴門ICより 約20分
※お店の駐車場はありません

公共交通機関
JR徳島駅から 徒歩約2分

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プロフィール

詞-Nori-

Author:詞-Nori-
旅行系ブロガー。
趣味は旅行、町歩き、食べ歩き、
鉄道等々。

目下地元・福岡県に戻り、
次なる行動に向けて準備中。