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徳島旅18 ~うみがめ博物館カレッタ その2~

一昨日起こった、
安倍晋三元首相銃撃事件

総理大臣として歴代最長となる
第二期政権での連続在職日数2,822日
通算在職日数3,188日を記録し、
2010年代を「日本の顔」、
「国政のリーダー」として牽引。

退任後も「元首相」として
自民党内外に
多大な影響力を誇示していた同氏。
(「強権」を行使し、
「国民」を軽んじるような姿勢には、
正直良い印象はありませんが)

本日投・開票が行われる
参議院議員選挙に向けても
各地で精力的な遊説活動に
当たられておりましたが、

奈良県奈良市内
(近鉄大和西大寺駅前)での演説中、
背後から散弾銃のようなもので
銃撃され、負傷

ただちに奈良県内の病院へと搬送されましたが、
同日17時過ぎ、
懸命なる処置の甲斐なく、
帰らぬ人となりました。

(個人的感情は別儀と致しまして、
哀悼の意を表させて頂きます)

犯人の動機、背後関係等
(これほどの重大事件を起こすまでに、
何者かの介入があったと見る)
不可思議な点も存在する事件ですが、
大事なのは今日という日

何かと「お情け」で動きがちな
日本人のこと。

同情票として自民党に
票が流れに流れるであろうことは、
容易に想像が付く。

しかし!
本来選挙というものは、
どのような国であるべきか、
そのために誰が国政を正しく
導いて行くべきか

という観点の下に行われるべきもの。

もう既に投票を終えたという方も
多数いらっしゃることとは思いますが、
これから投票へ行く!とういう方!
まだ間に合います!

一時の感情ではなく、
今後の日本がどうあるべきか
という観点に今一度立ち返り、
自分の思う政策を掲げる人物、
政党への投票がなされることを、
切にお願い申し上げます!

(個人的には自民だけh・・・
これ以上はやめておこう)



気を取り直しまして、
ゴールデンウィークの旅模様を
お届けしております、
「徳島旅」編。
カレッタ 9
前回から舞台は「日本の渚百選」にも選ばれた
美しい浜辺・大浜海岸

その目の前に佇む
「うみがめ専門の博物館」、

日和佐うみがめ博物館
カレッタ
へと
移っているところでございます。



前回記事はコチラ
http://ac802tfk.com/blog-entry-504.html



カレッタ 15
入口から入ってスグ、
巨大な甲羅の化石が鎮座する
太古からの足跡コーナーで、
さまざまなカメたちの姿と
カメの歴史に触れた次は・・・
カレッタ 26
通路に沿って広がる、
海に生活の場を広げた
仲間たち

というコーナーへ!

ここでは世界中の海で暮らす
ウミガメたち8種類を、
実物の大きさで再現!

リアルに再現された模型でそのサイズ感と
姿かたちを見るとともに、
詳しい解説にてそれぞれの生態、
生息地域等を知ることが出来る
コーナーとなっています。
カレッタ 2-3
とまれ全種類ご紹介しますと、
とって~も長くなってしまいますので、
その一部のみお届け!

まず日本近海では
もっとも身近な存在と言っても
過言ではないでしょう!
アカウミガメ!

赤みがかった体色から
その名が付けられたカメで、
成長した時の甲長(校長こうちょう)はおよそ
65cm~105cm
(上陸して産卵を行うの個体の数値。
上陸しないため計測困難)

ここ日和佐・大浜海岸に上陸する
の甲長は、
平均80~90cm程度とされています。

亜熱帯温帯地域を主に生息域としており、
貝類やエビ、カニ、ヒトデ、
ナマコ、海藻類など、
さまざまな海生物を食する
雑食性の動物です。
カレッタ 2-4
壁際に並ぶウミガメたちの中でも
ひときわ目立つ存在感を放つのは、
オサガメ

熱帯亜熱帯温帯地域まで
幅広い環境に適応した種類で、
大きさはウミガメでも最大となる
180cmほど。

(大きな個体では280cmにも
達するものもいるとか。
まさに「ウミガメ王者!

外見上目を引く尖った甲羅を
覆うのは、
大多数のカメが備えた角質性のウロコ
ではなく
爬虫類そのものの質感の皮膚
(※カメは爬虫類の一種です)

その下に敷石のように敷き詰められた
骨片(こっぺん)が、
大きな身体に防御機能をもたらしています。

甲羅に走るキール
(船の船底に設けられた、
「竜骨」と呼ばれる部材)のような隆起は、

整流装置よろしく遊泳の際の
ローリング(回転)やピッチング(上下動)を
抑制
する働きがあるのだそう。
(ついでに水の抵抗にも強そう!)

これらは種の進化のうちに自然と
生み出された
ものなのでしょうが・・・
生物の智慧と工夫
先祖から子孫への継承というものは、
本当に素晴らしい!
カレッタ 2-5
お次は丸みを帯びた体形が特徴の、
フラットバック

元はヒラタウミガメの和名で呼ばれていた
品種で、
体長は80cm~100cm、
体重は80kg~100kgほど。
(大きな個体では、
120cmにも達するものも!)

生息域はクィーンズランド州
(日和佐の姉妹都市である
「観光都市」・ケアンズの所在地)など
オーストラリア北部の一部地域のみ
大変狭く、

研究対象にされることも少ないため、
謎多きウミガメ
あるそうな。
(謎のウミガメ・・・
なんだか惹かれる響き♪)
カレッタ 2-6
「成体模型」の隣には、
フラットバックの赤ちゃん
標本も展示されています。

この標本は昭和60(1985)年に
オーストラリア・ケアンズ市
(先にも述べた通り、
日和佐とは姉妹都市の関係にある)
より寄贈されたもので、

フラットバックの標本としては
日本で唯一の、
大変貴重なものだそう。
(スゴいぞ日和佐!)

標本にされるからには
自然に亡くなったものであり、
それが自然の摂理という
ものなのでしょうが・・・
なんだか可哀想。
カレッタ 2-7
体験展示も充実の、
「うみがめ博物館 カレッタ」。

「海に生活の場を広げた
仲間たち」のコーナーでは、
アカウミガメアオウミガメの違いを
カレッタ 2-8
隣の「静かなる闇を求めて」という
コーナーでは、
アカウミガメが1シーズン掛けて産み落とす
卵の重さ
卵の殻の感触を、

見て、触れて、楽しむことが
可能となっています♪
カレッタ 2-9
実際にウミガメの卵の殻
触れてみると、
想像していたよりもずっと薄く
サラサラとした触感。
(砂を触っているみたい!)

これは鳥の卵などと比べて
卵の殻となるカルシウム層が薄く
反対に卵の中身
(誕生前のウミガメの幼体)を包む
卵殻膜(らんかくまく)が厚く
出来ているためで、

これにより弾力のある
柔らかい卵
となるそうな。

(卵が柔らかい砂中
産み落とされること、

ふ化後に子ガメたちが
地上へと這い出るための
エネルギーを必要としていることも、
関係しているかも知れませんね)


一方産み落とされる
卵の重さですが、
日和佐に上陸するアカウミガメ
1シーズンに付き、
多い時で1個体3回卵を産むそうで、

その総重量は実に約12kg
ケースに収められた卵
(ふ化出来なくなった卵を
回収したものと思われる)を
実際に持ち上げてみると、

とってもズッシリ

これが命の重さなのか・・・と、
しみじみ。
カレッタ 2-10
「卵体験コーナー」を抜けると、
そこで待っていたのは、
国内で保護された
子ガメたちが泳ぐ水槽

海水で満たされたその中を
覗き込んでみると・・・
カレッタ 2-26

カレッタ 2-11
生後1~2年程度のアカウミガメ
カレッタ 2-12
アオウミガメの子どもが、
ゆらゆら。

発育途中の小さな身体で
懸命に泳ぐ姿が、
とってもチャーミング♪
カレッタ 2-13
こちらの水槽では、
変わり種も飼育。

こちらのアオウミガメ
誕生の後、
厳しい自然を生き抜いてきた
成体なのですが、

日本近海で船と接触してしまい、
負傷
(赤丸部分の甲羅に、
その時出来たが生々しく残されています)

結果ご覧のように身体の後部が
浮かんでしまい
思うように沈めない
状態となっていたことから、

野生復帰は難しい」という判断の下、
ここカレッタにて
保護・飼育されているのだそう。

(自然との関わり・・・
有史以来変わらない、
難しい課題ですね)
カレッタ 2-14
コバンザメ(かな?)にくっ付かれながら
漂っているのは、
べっ甲の材料として知られる、
タイマイ
(材料となるのは、甲羅部分)

インド洋や太平洋、大西洋などの
広い海域
活動する種属で、
甲長は60cm~110cm。
(日本では南西諸島以南
亜熱帯域にのみ生息)

頭部先端が鳥のように尖って
(白丸部分)いたり、
甲羅の後縁部分にギザギザがあったり、

独特な泳ぎ方をしたりと
多くの特徴を持つカメですが、
環境破壊乱獲の影響から
数を減らし、

現在では絶滅危惧種
指定されている、
貴重な品種です。
(自然は大切に!)
カレッタ 2-15
「子ガメ(+α)水槽」を抜けると、
「静かなるを求めて」の
コーナー名通り、

ウミガメが産卵に好む
夜闇をイメージした空間へ。

最初に当たる50インチ画面の
ウミガメビジョンでは
カレッタ 2-16
貴重なヒョギフ大統領
ウミガメの産卵シーン
収めた映像を鑑賞することができます。

(ちょっと生々しい場面もありますが・・・
自然の神秘に触れられる、
貴重な資料!)
カレッタ 2-17
その奥に続くグラフパネルでは
カレッタ 2-18
年ごとのウミガメの上陸回数
一目で分かるグラフや、

前日、あるいはシーズン中に上陸した
ウミガメの頭数を表示した
パネルが掲出されています。

(訪問時(5月6日)はもちろん
産卵シーズン開始前だったため
ともに0カウントのままでしたが、

6月2日を一例目にして、
現在では5件上陸・産卵
確認しているとのこと。

生命の営みが体感出来るのは、
まだまだこれから!)
カレッタ 2-19
年度別の上陸回数を表す
カメのイラストが、
なんだかかわいらしい♪
カレッタ 2-20
「グラフパネル」の奥では、
ウミガメの産卵行動も詳説。
(長~くなるため、詳細は省略)

ここ日和佐・大浜海岸では
毎年平均30頭前後
アカウミガメが上陸・産卵。

(最大300頭超!
(昭和43(1968)年)
最小記録2頭
(平成18(2006)年)

1回ごとに1時間ほどかけて
産卵を行い、
100個~130個の卵を
産み落とすのだそう。

この産卵は1度きりではなく
1シーズンに2~5回程度
1頭が産み落とす卵の総数は
300~500個にも
及ぶのだとか!

(母ガメも大変!)
カレッタ 2-21
子ガメが砂浜上へと這い出して来る
シーン(の模型)。

親ガメが苦労して産み落とした卵は
2カ月ほどでふ化

子ガメたちが暴れることで、
それまで卵を包み込んでいたは、
数日掛けて地上へと
押し上げられて行きます。

こうして地上へはい出て来た子ガメたちは、
海からの明かりを頼りに
母なる海へと戻って行く訳ですが、
無事成長出来るのは
100匹のうち1~2匹程度とか。

母ガメが1シーズンに数百匹もの
子ガメたちを産み落とすのも、
厳しい自然外敵に淘汰され、
種が滅んでしまうのを防ぐため、

生き残るための知恵
ということなのでしょう。
カレッタ 2-22
「静かなるを求めて」コーナーの奥、
はるかなる回帰という
コーナーでは、

子ガメたちの成長
ウミガメの回帰のメカニズムを
解説。

磁石や海図(チャート)もなしに
広大な大洋を自由に泳ぎ回り、
最終的に日和佐の浜(大浜海岸)へと
帰りくる、
その不思議を解き明かしています。
カレッタ 2-23
こちらの模型では、
研究を目的としてウミガメの背中に
小型の発信機
取り付けられている様子を再現。

CNES(クネス。フランス国立宇宙開発センター)、
NASA(アメリカ航空宇宙局)、
NOAA(ノア。アメリカ海洋大気庁)
3者によって共同開発された
アルゴスシステム

・稼働日数 30日間
・使用温度範囲 -10~+50℃
・測定範囲 水深0~100m
・位置精度 2km以下
・耐圧強度 ~水深400m
・耐水中速度 20ノット(約37km)以上

という性能と精度を発揮。

この機能を生かして、
対象とされたウミガメの
追跡研究が行われているそう。

(世界的機関の技術と叡智をもってしても
完全カバーが出来ないあたり、
人類には窺うことの叶わない
未知の領域があるのだと、
思い知らされますね)
カレッタ 2-24
ふと天井を見上げてみると、
空中遊泳するかのような
カメたちの姿が!
カレッタ 2-25
天井から吊るされ、
青い光に照らされた
カメの姿は、

あたかも海中より泳ぐカメを
見上げている
かのような、
神秘性とドラマチックな感覚を、
訪問者たちに与えます。


参考:日和佐うみがめ博物館カレッタ
    公式パンフレットおよびホームページ
    美波町公式ホームページ 特設サイト
    爬虫類図鑑
    プレスマンユニオン ニッポン旅マガジン
    Wikipedia


日和佐うみがめ博物館カレッタ

〒779-2304
徳島県海部郡美波町日和佐浦370−4

開館時間
9:00~17:00

観覧料
大人 610円
中高生 500円
小学生 300円

団体割引
30人以上

休館日
毎週月曜日
(祝日の場合は開館
翌日休)
12月29日~31日

お問い合わせ
TEL/FAX 0884-77-1110

アクセス

徳島市内(JR徳島駅前)から 徳島県道24号
および国道55号線経由 約1時間

駐車場
収容台数 40台
駐車料金 無料

公共交通機関
JR日和佐駅から 徒歩約20分

※現在うみがめ産卵期間に当たるため、
浜辺内、および周辺道路での規制
予想されます。

自治体や現地の情報
および交通案内に従うとともに、
環境の保全ウミガメ保護へのご協力
お願いいたします。

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プロフィール

詞-Nori-

Author:詞-Nori-
旅行系ブロガー。
趣味は旅行、町歩き、食べ歩き、
鉄道等々。

目下地元・福岡県に戻り、
次なる行動に向けて準備中。