今だけ!鉄旅
- 2017/12/18
- 16:17
皆さん、お久しぶりです!
去る12月7日、私は父が単身赴任する大分県へ向かうべく、
列車に乗り込みました。
今回利用するのは、今年7月に発生し、九州北部地方に甚大な被害をもたらした
九州北部豪雨の影響で、
ルート変更を余儀なくされた観光特急。
その普段とは異なる鉄路をレポートします。

福岡県第二の都市・北九州市の中心駅、小倉駅(こくらえき)
新幹線も止まるターミナル駅から乗るのは、観光特急ゆふいんの森
博多から久留米を経由し、人気の観光地にして温泉地・湯布院を
繋ぐ観光列車。乗るのは今年2度目(4月の記事参照)。ですが、本来のルートならば
博多駅以東は営業運転では走行しません。
では何故この列車がここへ来ているかというと、先日の九州北部豪雨による増水の結果、
走行ルートである久大本線の鉄橋が流失
日田駅以西が不通となったため、
鹿児島本線・日豊本線(にっぽうほんせん)経由で大回りしての
臨時運転となっているのです。
現在は由布院行きのゆふいんの森91・93号と
博多行き92・94号の2往復体制となり、「特急」でありながら
「ソニック」等の倍程度の所要時間でゆっくり
走ります。

車両はゆふいんの森専用車では後発のキハ72系
小倉駅に止まる姿は、紛れも無く今だけのレアな光景。

今回乗車するのは、編成のちょうど中間の3号車。
このキハ72系では車両ごとに座席の色が
変えられており、この車両はこの色調。

二人掛け席。
黄色系統をメインに緑がアクセントとして入っています。
さりげなく入れられた列車名がポイント。

荷物棚は蓋付きのハットラック式
JR九州の特急車両では、90年代以降は改造車を除いて
この形態が標準装備。
荷物が目に触れないものの、今流行りの大きなスーツケースが収まり切らない、
という難点も。

各車両には4人掛けボックスシートが設けられているのですが、
この3号車はそれが多め。
座席のリクライニング角度は浅いものの、グループでの移動には
ピッタリ!
小倉を発車したゆふいんの森は、日豊本線へ。
西小倉駅を過ぎたところで大きくカーブし、
南へ針路を取ります。

車内探索。
乗降デッキに於ける色使いの大胆さは、JR九州ならでは。

お隣の4号車は、一昨年に需要の増加に合わせて組み込まれた
新造車。
車端部は乗降デッキでは無く誰でも利用できるフリースペースと
なっており、気分転換には打って付け。
来年2月まで、大分市内の書店とのコラボ企画・ゆふ森としょかんが
開かれており、ポピュラーな書籍や大分県に関連した本が並べられています。

車内でグッズや飲食物の購入が出来るビュッフェ(3号車)では、
季節を反映した飾り付けも。

さて、ビュッフェに立ち寄ったからには、手ぶらで引き揚げることは出来ません。
そこで購入しましたるは、これまた臨時運転限定販売のお弁当、
折鶴~おりづる~
監修を務めたのは、あの「ミシュラン」で一ツ星を獲得した
北九州の名店、「寿司 竹本」。
お値段税込1500円なり!
紫色の包みを開けると、上品な木箱がこんにちは。

中は攻めの2段構造!(前にもこんなんあったな)
下段は鯛めしと豆御飯(これがおいしい!)、上段は
うなぎを薄い卵焼きで巻いた鰻巻き、旬魚の西京焼き、
合鴨ロース煮等、山海の幸。
見た目にも華やかな食材は、さっぱりとした品の有る味付け。
それでいて豆御飯のように塩気の効いた物が顔を覗かせます。
まさに高級料理店のカウンターで、店主と一対一で
頂くような心境。

弁当を食べている間に、左手車窓には豊後灘が。
県境となっている山国川を渡れば、大分県。


自然豊かな宇佐・杵築地方を抜けて行きます。

別府を発車後、左手いっぱいに別府湾が広がります。
後方には別府市街地、前方からは大分市街が迫ってきます。
小倉~大分間のハイライト!

大分駅に到着!
ここで10分あまり停車した後、列車は久大本線へ進入し、
終点・由布院を目指します。
キハ72系が大分駅に佇んでいるのも、
珍しい光景。
先頭車の前で記念撮影する人の多さから、この列車の
人気振りが窺えます。
この後は普通列車に乗り換え、滞在先へ向かいます。
次回はブランド魚が揚がる場所として知られる、
佐賀関(さがのせき)を訪ねます。
それでは!

JR九州のマスコットキャラクター・クロちゃん
(本名・あそクロえもん)がお出迎え!
去る12月7日、私は父が単身赴任する大分県へ向かうべく、
列車に乗り込みました。
今回利用するのは、今年7月に発生し、九州北部地方に甚大な被害をもたらした
九州北部豪雨の影響で、
ルート変更を余儀なくされた観光特急。
その普段とは異なる鉄路をレポートします。

福岡県第二の都市・北九州市の中心駅、小倉駅(こくらえき)
新幹線も止まるターミナル駅から乗るのは、観光特急ゆふいんの森
博多から久留米を経由し、人気の観光地にして温泉地・湯布院を
繋ぐ観光列車。乗るのは今年2度目(4月の記事参照)。ですが、本来のルートならば
博多駅以東は営業運転では走行しません。
では何故この列車がここへ来ているかというと、先日の九州北部豪雨による増水の結果、
走行ルートである久大本線の鉄橋が流失
日田駅以西が不通となったため、
鹿児島本線・日豊本線(にっぽうほんせん)経由で大回りしての
臨時運転となっているのです。
現在は由布院行きのゆふいんの森91・93号と
博多行き92・94号の2往復体制となり、「特急」でありながら
「ソニック」等の倍程度の所要時間でゆっくり
走ります。

車両はゆふいんの森専用車では後発のキハ72系
小倉駅に止まる姿は、紛れも無く今だけのレアな光景。

今回乗車するのは、編成のちょうど中間の3号車。
このキハ72系では車両ごとに座席の色が
変えられており、この車両はこの色調。

二人掛け席。
黄色系統をメインに緑がアクセントとして入っています。
さりげなく入れられた列車名がポイント。

荷物棚は蓋付きのハットラック式
JR九州の特急車両では、90年代以降は改造車を除いて
この形態が標準装備。
荷物が目に触れないものの、今流行りの大きなスーツケースが収まり切らない、
という難点も。

各車両には4人掛けボックスシートが設けられているのですが、
この3号車はそれが多め。
座席のリクライニング角度は浅いものの、グループでの移動には
ピッタリ!
小倉を発車したゆふいんの森は、日豊本線へ。
西小倉駅を過ぎたところで大きくカーブし、
南へ針路を取ります。

車内探索。
乗降デッキに於ける色使いの大胆さは、JR九州ならでは。

お隣の4号車は、一昨年に需要の増加に合わせて組み込まれた
新造車。
車端部は乗降デッキでは無く誰でも利用できるフリースペースと
なっており、気分転換には打って付け。
来年2月まで、大分市内の書店とのコラボ企画・ゆふ森としょかんが
開かれており、ポピュラーな書籍や大分県に関連した本が並べられています。

車内でグッズや飲食物の購入が出来るビュッフェ(3号車)では、
季節を反映した飾り付けも。

さて、ビュッフェに立ち寄ったからには、手ぶらで引き揚げることは出来ません。
そこで購入しましたるは、これまた臨時運転限定販売のお弁当、
折鶴~おりづる~
監修を務めたのは、あの「ミシュラン」で一ツ星を獲得した
北九州の名店、「寿司 竹本」。
お値段税込1500円なり!
紫色の包みを開けると、上品な木箱がこんにちは。

中は攻めの2段構造!(前にもこんなんあったな)
下段は鯛めしと豆御飯(これがおいしい!)、上段は
うなぎを薄い卵焼きで巻いた鰻巻き、旬魚の西京焼き、
合鴨ロース煮等、山海の幸。
見た目にも華やかな食材は、さっぱりとした品の有る味付け。
それでいて豆御飯のように塩気の効いた物が顔を覗かせます。
まさに高級料理店のカウンターで、店主と一対一で
頂くような心境。

弁当を食べている間に、左手車窓には豊後灘が。
県境となっている山国川を渡れば、大分県。


自然豊かな宇佐・杵築地方を抜けて行きます。

別府を発車後、左手いっぱいに別府湾が広がります。
後方には別府市街地、前方からは大分市街が迫ってきます。
小倉~大分間のハイライト!

大分駅に到着!
ここで10分あまり停車した後、列車は久大本線へ進入し、
終点・由布院を目指します。
キハ72系が大分駅に佇んでいるのも、
珍しい光景。
先頭車の前で記念撮影する人の多さから、この列車の
人気振りが窺えます。
この後は普通列車に乗り換え、滞在先へ向かいます。
次回はブランド魚が揚がる場所として知られる、
佐賀関(さがのせき)を訪ねます。
それでは!

JR九州のマスコットキャラクター・クロちゃん
(本名・あそクロえもん)がお出迎え!