fc2ブログ

記事一覧

光の天守が夜風を払う

アートを求める市内探索。
大分県立美術館(OPAM)を出た後は
夜になるのを待ち、再び市街地へ繰り出します。
IMG_3767.png
駅から歩いて10分ほど・・・
IMG_3771.png
光に照らされ浮かび上がっているのは、府内城(ふないじょう)
別名は大分城、荷揚城。
築城は慶長2(1597)年、あの石田三成の義弟・福原長尭(ふくはら ながたか。
直高とも)により着工。しかし長尭は軍監として出征した朝鮮出兵で
義兄・三成ともども加藤清正・福島正則ら武断派の恨みを買った上、
領内統治の内実を徳川家康に咎められ所領没収の憂き目に遭い、
跡に入った早川長敏(はやかわ ながとし)は
関が原の戦いで西軍に組したことで改易
戦後に豊後へ移封となった竹中重利(たけなか しげとし)の元で
ようやく築城工事が再開され、着工から5年後の慶長7(1602)年
完成を見ることとなりました。
竹中氏によって今の大分市街の礎となる城下町も整備され、日根野氏を経て
徳川譜代の松平氏2万石の城として明治維新まで存続していきます。
IMG_3777.png
現在は二之丸と本丸跡が大分城址公園として整備されています。
その南側、正面入り口に当たる大手門からいざ入城!

実はこの城、かつては4層から成り、世界遺産・姫路城と同等規模
天守を有していたのですが、寛保3(1743)年に発生した大火により消失
以後再建されることは無く、天守台を残すのみなのですが・・・
IMG_3781.png
なんと、光の天守が出現!
これは昨年2月に大分市が策定した「大分城址公園整備・活用基本計画」の
一環として高さ28m、横25m、縦23mの仮想天守を建てた上で
照明7万個から成るイルミネーションを取り付け、
城址公園のPRを行おう、というもの。
来月14日までの毎日見られます!
IMG_3786.png
近くで見ると、多数の鉄骨が組み上げられ、周囲を
電飾がびっしりと取り巻いています。
IMG_3785.png
現存する天守台はこちら。
ド派手な「仮想天守」には負けますが、照明にしっかりとした
石組みが浮かび上がります。
以前は上に登ることも出来たのですが、今後天守台の調査が
行われるそうで、現在は立ち入ることは出来ません。
IMG_3808.png
ここからは歩いて城の裏側へ。
右手に見える櫓は人質櫓と言って、
江戸時代から城内に残る2つの櫓の一つ。
大火の後、幕末の文久元(1861)年に再建されました。
IMG_3800.png
右手の細長いスペースは、水堀に面した帯曲輪(おびぐるわ)という
土手。かつては塀が築かれ、城の防備の一端を担っていました。
左に見えるのは川のようですが、実は堀の跡
かつての地図と比べると大幅に縮小されていますが、
水辺には当時の物と思しき石垣が残ります。
IMG_3805.png
「仮想天守」を遠望。う~ん、キレイだ
IMG_3813.png
東之丸二階櫓と仮想天守
IMG_3815.png
平櫓跡(なぜか二階櫓が建っています)。
奥には着到櫓、右手には天守に次ぐ大きさを誇った、
三階櫓の石垣が設けられています。
なお、塀と宗門櫓(しゅうもんやぐら、現存建築物の一つ)は
修理中。

「今だけ」見られる天守に酔った一夜。
城跡の調査・整備が進めば、いずれは天守の再建にも
至るでしょうか。
そうなれば周辺の観光地に流れがちな観光客の
誘引にも繋がるはず。
大分市や関係する方々の頑張りに期待したい所です!
さて、私「西のノリ」、明日から3泊4日の行程で
宮崎県は日南地域へ行って参ります!
ベストシーズンこそ外れますが、海景色や
海産物、その他宮崎ならではのグルメ・
街並みを楽しみたいと思います。
それでは!

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

詞-Nori-

Author:詞-Nori-
旅行系ブロガー。
趣味は旅行、町歩き、食べ歩き、
鉄道等々。

目下地元・福岡県に戻り、
次なる行動に向けて準備中。